今晩は。私のプロジェクトのページをご覧にただきましてありがとうございます。
今年の富士山の開山期間ももうすぐ終了となりこれから山小屋や山頂の施設の撤収が
始まります。今は報道されている範囲では先日の台風による富士山での人的被害は出ていないようですが、これからまだまだ作業などのため上山・下山をされる方々がおられるので無事に終わってほしいと思っています。
さて、私の調査活動の今後の見通しを皆様にお伝えしたいと思います。
開山期間後、山梨県側の吉田登山道、静岡県側の富士宮登山道の山頂近くで落石防止の工事が
始まるとの情報がりますが元々調査のために上山・下山する範囲は御殿場登山道の七合目付近までですので工事による調査活動の制限はないと思います。
ただし、営業している山小屋が非常に限定されますので調査は次のような流れで行うことになります。
1.富士宮口六合目の山小屋に前泊。
2.宝永山第一火口縁
3.宝永山第一火口
4.馬の背
5.御殿場登山道下山道との交点を経て同登山道の上山道
6.七合目まで達したところで下山を始める
7.新五合目
移動中、可搬式温度計による気温の測定と御殿場登山道内に到達してからは後日に積雪の
深さと山頂方向から運ばれる土砂の貯まり方を見るため沿道にある標柱の位置と地面からの高さをGPSと高度測定器で計って記録する作業をする予定です。
雪の深さは、あらかじめ標柱の高さを計っておいて積雪期にドローンで雪が積もっている地面と標柱の上端までの距離を測って雪の深さを推定する方法で行う予定です。実際にこの方法でできるかは色々なところと交渉しなければならないのでまだ見通しがありませんが話が進んだ時にできるように基礎的な地理情報だけでも取得したいと思っています。
土砂の方は、雪解け後に融雪の際流れてきた状況を記録するのでこれは確実にできると思っていますがこちらは来年になります。
この事前調査は、登山口に行くバスが走っている間でないとアクセスが困難になるのと本格的に積雪が始まればできないので何とか9月から10月にしたいと思っています。
どうか皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。