
コンピュータを使わない、コンピュータとプログラミング入門 #24を8月3日に開催します。今回はいつもとは異なり、製作中のプログラミング学習用のゲームのテストプレイです。関連する情報工学における概念が4つほどありますので、それも合わせて簡単な紹介をしたいと考えています。なお製作中のプログラミング学習用のゲームについてはこちらもご覧ください。
現在の支援総額
0円
目標金額は408,342円
支援者数
0人
募集終了まで残り
終了
このプロジェクトは、2019/06/21に募集を開始し、 2019/07/25に募集を終了しました
コンピュータを使わない、コンピュータとプログラミング入門 #24を8月3日に開催します。今回はいつもとは異なり、製作中のプログラミング学習用のゲームのテストプレイです。関連する情報工学における概念が4つほどありますので、それも合わせて簡単な紹介をしたいと考えています。なお製作中のプログラミング学習用のゲームについてはこちらもご覧ください。
タイトルは学習用ボードゲーム4となっていますが、ボードゲーム案4の話ではありません。ボードゲーム案1よりも前に手をつけているのでボードゲーム案0と言えるかもしません。ただ、ゲーム理論の題材を複雑にしたものがベースになっているので、ボードゲームとしてまとまるかはわかりません。その元になっているものですが、手持ちの1980年代の資料に紹介されているものです。囚人のジレンマなどにおける利得表が本来は150枚ほどあったらしいのですが、手持ちの資料には最小限くらいの数枚のみが紹介されています。また、これも数ヶ月間検索したのですが、古い資料を古い文字認識ソフトでデータ化したらしきものしか見つかりません。データ化がいい精度で行われていたなら、手持ちの資料よりもいいものがあったのかもしれません。しかしうまくデータ化されていないので、どうやら手持ちの資料が一番まともな残存資料かもしれません。そういう状況で、手持ちの資料のみで遊ぶことも可能ではあると思いますが、そこからさらに発展させたものがボードゲーム案0となります。手持ちの資料のものをボードゲーム案0A、それを発展させているものをボードゲーム案0Bと呼んでもいいかもしれません。ボードゲーム案0Aは150枚の利得表が失われているため、150枚を復元するのは無理か、近いものであってもかなり難しい状況です。そこで150枚の復元は諦めて、状況の設定に変更を加えたものがボードゲーム案0Bです。ただ、目的がゲーム理論に関係した例題としてのものですので、ボードゲーム案と呼べるかは微妙かもしれません。扱い方次第で充分にボードゲーム案と呼べるとは思いますが。試してはみたところ、講習会の課題としては普通に囚人のジレンマかそれくらいの題材が適しているように思います。ですので、むしろボードゲーム案として作って行こうという方向にはなっています。ボードゲーム案0Bの利得表はとりあえず作ってあるので、テストを通じて利得を修正し、また説明をまとめる段階にあります。ボードゲーム案0Aは、本来のごく一部とはいえ利得表はあるので、テストを通じて説明をまとめる段階にあります。ここで問題なのが、どちらも利得票が何枚かあるので、テストを簡単に済ますことができないという状況です。ボードゲーム案0に限りませんが、ゲームとしてのテストが重要ですが、それにはテストプレイヤーと時間が必要です。いくらかなりとも具体化した案が増えたこともあり、微妙にこのあたりが問題になってきています。これは作業が進んできているということでもありますが、アンプラグド・プログラミング・パーティ@大月のメンバーおよび小林のリアル友人の範囲だと全部をテストするのは難しいかもしれません。どれも中途半端になるより、このあたりで一部のご支援へのリターンとするものをどれにするかを決め、それに対してとくに注力するかを決めた方がいいくらいの状況になっているのかもしれません。ただ、どれがリターンとして受けがいいのかが悩ましいところではありますが。
学習用ボードゲーム2に関連するPCゲームの調査、学習用ボードゲーム2のルールの記述と検証に加えて、学習用ボードゲーム3を主な検討課題に加えました。ボードゲームと呼ぶには、すこし違うかもしれませんが。学習用ボードゲーム3は、数学的および計算機科学的に検討された内容をもとにしていますが、学習用ボードゲーム1および2に比べてかなりシンプルです。制限なしだと簡単すぎるかもしれないので、ルール上なんらかの制限を加えることを検討しています。あといくつか案はありますが (先の活動報告からすこし増えました)、しばらくはボードゲーム2と3を試していきます。
これまで主に検討していた学習用ボードゲーム案1ですが、シミュレーションと、Core Warsのプログラムで行われた進化戦略などにより、かなり大規模な検討を行なう必要があると判断しました。ボードゲーム案1についてやることとして、Core WarsでのRed Codeで例を挙げて解説した本があったように、例を挙げてのマニュアル作成が必要と判断しました。それを受けて、主に力を注ぐ対象をボードゲーム案2に変更します。案1も廃棄するわけではなく、シミュレーション環境の構築など、検討は継続します。ボードゲーム案2は、ボードゲーム案1からの変形でもありますが、別の面もあります。それで、その別の面というのがちょっと問題でして、1990年より前だと思うのですが、よく似たPCゲームが存在していました。この数日、私とアンプラグド・プログラミング・パーティ@大月のメンバー、そしてリアルの友人が検索しまくっているのですが見つかりません。検索結果に埋もれているのではないかと思うのですが、なにしろ私もリアルの友人も、「そういえばあった」という記憶はあるのですが、その名前や検索で見つかりやすいキーワードも思いつかない状況です。検索を手伝っていただけるかたがいましたら、ご連絡ください。覚えている特徴をお伝えします。このような場合、やはりそのPCゲームのタイトルを参考として挙げなければいけないと思うので、名前や作者がわからなかった場合、それが理由で案3に移行するかもしれません。
学習用ボードゲームについては現在1つがαテスト中です。今の段階だとゲームとして成立するか、教材として成立するかを模索中で、ルールが頻繁に変わっています。現在αテスト中のゲームが、教材に適さないと判断される可能性もありますが、他に3つαテストに向けてまとめている最中です。リターンをお送りする時期が支援の〆切りからすこし遅れての設定になっていますが、これらのテストに多少なりとも時間がかかるためです。現在αテスト中のものでいけるとなると、βテストに入る時期を早めることが可能かもしれません。ただし、βテストとしても、βテストの最初の段階のものからさらに手を加えた、βテストのバージョンいくつという版をお送りすることを想定していますので、お送りする時期の変更はないものと思います。このような状況である大きな理由は、よくある、あるいは普通に思いつくものとは違うことが挙げられます。前例から出発しているのではなく、0から構築しているためです。どのようなゲームをお届けできるかを楽しみにお待ち下さい。また、ルールをお届けする支援金額を限定していますので、ルールをお届けできるようになるためにも、ぜひご支援をお願いいたします。