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性的被害に遭った女性たちが「女性に生まれてよかった」と思える一日を作りあげたい

椿の花は、女性を象徴する花として知られています。ネパールの性的被害に遭った女性たちに、ファッションを通して一人一人が輝ける舞台を作り、彼女たちが椿のように美しく、たくましく生きていけるよう心のケアを行います。そして、このプロジェクトを通してより多くの人が性的被害の現状を知るきっかけを作ります。

現在の支援総額

1,057,535

105%

目標金額は1,000,000円

支援者数

155

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/07/12に募集を開始し、 155人の支援により 1,057,535円の資金を集め、 2019/08/08に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,057,535

105%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数155

このプロジェクトは、2019/07/12に募集を開始し、 155人の支援により 1,057,535円の資金を集め、 2019/08/08に募集を終了しました

椿の花は、女性を象徴する花として知られています。ネパールの性的被害に遭った女性たちに、ファッションを通して一人一人が輝ける舞台を作り、彼女たちが椿のように美しく、たくましく生きていけるよう心のケアを行います。そして、このプロジェクトを通してより多くの人が性的被害の現状を知るきっかけを作ります。

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こんにちは!

尾嶋です。


東京、大阪での帰国報告会も無事に終え

今期の椿プロジェクトとしての活動報告はこれが最後になります。


改めて応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。


最初は不安だらけだった椿プロジェクトも、今回の成功を得たことで、一つのプロジェクトとしての存在意義をしっかりと見出し、 2nd seasonに向けて新体制でゆっくりと動き始めました。


この活動報告が私にとって一つの節目となりますので、TEEJを終えた今の気持ち、そして今後について、この場を借りて少しお話させてください。



サリーを提供してTEEJを彩ることで、シェルターにいる女の子たちが「女性に生まれてよかった」と思えるような1日を作りあげたい


そんなテーマのこのプロジェクトは、沢山の方々から素敵なプロジェクトだといって応援していただけた一方、意味のないものだ、それで何が変わるのだという厳しい意見もいただきました。


この両者の意見、どちらも私自身抱いていた意見です。


初めて人身売買問題と出会った時に抱いた、『人身売買をなくしたい』という想い


この想いからは少し遠く感じるこの活動は、後者の意見の通り意味のないものだと感じる時期がありました。


そんな想いとは裏腹に、シェルター側はこのプロジェクトにとても期待をしてくれていて

この期待を裏切ったらいけないというプレッシャーが私を少し混乱させました。


成功させたいけどやる意味あるのかな?

期待に応えられるの?

そもそもこれって私がやりたかった活動なの?


そんな疑問や、もやもやに包まれて

当時の私の中にある感情という感情は、ぐちゃぐちゃに拗れていました。


それでも、この1年間人身売買という大きな問題と向き合い、TEEJを終えた今は

本当に素敵な活動だ、続ける意味があるものだと強く感じています。


TEEJというお祭りが彼女たちにとってどれほど大切で

サリーを着ることがどれだけ嬉しい事なのか


どんな表現が正しいのか言葉でうまく表現できませんが、あの場で彼女達と時間を共にしたことで椿プロジェクトをやる意味というのがハッキリと実感できたのです。


そして、この経験はこの問題への関わり方を考える良いきっかけにもなりました。


辛い経験をした彼女たちが、日々の日常に笑顔を取り戻すことはとても大変なことです。


それでも、普段は見せてくれない素敵な笑顔をTEEJの時には見せてくれました。


それがほんの一瞬だったとしても、彼女たちが自分の過去と向き合い、乗り越えていく過程で、この一瞬の笑顔というのはとても大事なことなのです。


この一瞬の笑顔を生み出すお手伝いできたこと、本当に嬉しく思います。


支援する側の問題への関わり方は様々です。


ただ役割が違うだけで、この問題に取り組んでいる人誰しもが

『人身売買をなくしたい』

この想いを抱いていることに変わりありません。


根本的解決を目指す活動ではなかったとしても、彼女達の幸せを願って人身売買問題に取り組む椿プロジェクトを誇りに思います。




こんなに椿プロジェクトへの想いが高まっている私ですが、2nd seasonには関与せずに、この活動報告をもって椿プロジェクトから離れることが決まっています。


問題への関わり方は沢山あって、それぞれに役割があることは分かっていても、私自身はやっぱり人身売買の被害を少しでも減らせるような活動をしていきたいと思ったからです。


その今後の自分にとって、何が大切で、その為には何を優先すべきなのか。


どの選択が正解で、正しいのか、そんなこと私には分かりませんが

今はもっと学べる環境で学べることを吸収したいと考えています。


いくつになっても学びのある人生でありたいとは思っていますが

歳を重ねる度に学ぶ機会はきっと少なくなっていく。


だからこそ、学びたいことがあって、その環境と時間があるならば

今はそこで学ぶべき、そう感じました。


椿プロジェクトで学ぶことも多かったけど

何の経験もない私にとっては初めて続きで戸惑うことも多かったです。


そこで私は、人身売買問題に対して長年向き合ってきた団体に身を置き、学ぶことが、今必要なステップだなと考えました。


皆さんは、『認定NPO法人 かものはしプロジェクト』という団体をご存知ですか?


カンボジアとインドで起きている人身売買に対して活動を行っていて、実績のある素敵な団体です。

気になる方、是非調べてみてください。


私は先月からそこで広報web担当としてインターンをしています。


まだインターンを初めて1ヶ月にも満たしていませんが、人身売買の知識以前に、今までよく知らなかった組織の仕組みや働いている人それぞれの役割、そしてオフィスの雰囲気や活動形態なども身をもって実感することができ、今の時点でとても良い環境で学ばせてもらえているなと実感しています。


慣れない作業が多く、まだまだコミットできてない部分もありますが

インターンがある生活には徐々に慣れてきて、とても新鮮で充実した日々を送っています。



大学卒業後は、ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、JICA海外協力隊に合格していて、環境教育隊員としてインドネシアに2年間行く事が決まっていました。


JICA海外協力隊に応募したのも、大学卒業後も国際協力に関わっていきたいという気持ちが固まったこと、そして私が思い描く未来に一番近い道なのではないかと感じたのがきっかけです。


環境教育隊員として2年間インドネシアで過ごすという事は、私にとって大きな経験にもなり得るし、人生のステップアップとして良い道筋にもなり得ます。


しかし、椿プロジェクトを通じて人身売買と向き合っていく過程で、当初感じた『人身売買をなくしたい』という想いが日に日に強くなっていた私は、環境教育をするためにインドネシアへ2年間も行く事が、今の私にとってベストではない気がしてしまいました。


インドネシア語を習得するよりも、シェルターにいる子達とコミュニケーションをとるためのネパール語を習得したいと思ってしまったし、環境教育のために時間を費やすよりも、人身売買に関わる活動がしたいと思ってしまったのです。


先日、正式にJICA海外協力隊の合格を辞退しました。


卒業後は、ネパール語の勉強と人身売買の理解を深めるために、ネパールへ留学に行きます。


この選択が、必ずしも私が思い描く未来の近道になるとは限りませんし、遠回り可能性や、ただ無力さをより一層感じるだけの結果になるかもしれません。


しかし、それでもいいと思っています。


今は人身売買の知識ももっと身につけたいし、現場で学べる機会があるならば大きなチャンスだと感じます。


もしネパールへ行った結果が、胸を張れるものではなかったとしても、長い人生のうちのたった一幕でしかありません。


そしてこの一幕がどんなものになろうとも、無駄な経験になるとも思っていません。


今すぐは難しくても、そんなに遠くない未来で人身売買を根本的に解決する活動をできるようになりたい。


そのために今は失敗を恐れずに、私らしく私の人生を歩んでいきます!




長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!


椿プロジェクトからは離れますが、今もこれからも椿プロジェクトは私にとって私の一部のような大切な存在です。


今後とも椿プロジェクトをよろしくお願いします!


そして、ありがとうございました!

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