水面下でチラシのデザインをデザイナーさんと進めている。
僕からのお願いは「落語のイメージ、落語家さんのイメージに
囚われないチラシを」というもの。
原宿を歩いている女子高生がパッと見た時に、「ちょっと観てみたい」と
思ってもらえるようなものにしてください、と。
プロデューサーいわく
「チラシや前売り券は公開の三ヶ月前には完成してるくらいがいい」らしい。
その言を信じれば既にちょっと遅れていることになるので、
申し訳ないがデザイナーさんに急いでもらった、その第一弾が送られてきた。
う〜む、内容を尊重してくれすぎているのか、これだと落語に関心のある人しか
手に取ってくれないかも...。「すまんがもう一回お願いします」
そんな感じで、常識や通例を学びつつ、現実の制約の中、
一歩一歩にじり寄っていく日々が続いている。
常識や通例を勉強するのは当然だが、
最終的にそれらを超えていくのは僕らの「想い」。
そこは絶やさずに、公開に向け一歩ずつ進みます。
監督・伊藤有紀