こんにちは!「シェフが恋した塩尻野菜のスープ」開発メンバーの福島です。
前回の活動報告では今月行った塩尻合宿の様子を紹介しました。今回は同時に行った農家さんへのインタビューの様子を紹介します。
私達は、塩尻合宿の2日目に今回のスープ「弾ける甘さのコーンポタージュ」に使われたゴールドラッシュコーンの農家さんである、ももっこファームの百瀬さんにインタビューをさせていただきました!
いくつか質問をさせていただいたのですが、とても丁寧に答えてくださいました。本当にありがとうございました!
以下、質問内容と回答、私達が感じたことをまとめさせていただきましたました!!!
〇ゴールドラッシュの特徴や魅力は何ですか?
甘みが最大の魅力だと教えて頂きました。甘みが他の種類のコーンと全く違うそうです。
ゴールドラッシュという品種のコーンは、他のコーンに比べ糖度が高いことが特徴で、実際に自分たちでも生でも茹でても食べてみましたが甘さがとても濃かったです。
栽培する際に他の種類のコーンはコーンの茎は背が高く、コーンが大ぶりなのが一般的なようなのですが、ゴールドラッシュは茎の背が低く、コーンが小ぶりなのが特徴です。
そのため、甘みが凝縮していて、みずみずしく甘みが強いコーンに出来上がると言っていました。
また、糖度が高く甘みが非常に強いため、お酒にもできるぐらいだと言っていました。それほど糖度が高い、甘みが強いということがわかりました!
〇ゴールドラッシュコーンをより甘くするために気をつけていること、こだわりの農法などはありますか?
百瀬さんはゴールドラッシュコーンは初めの肥料は少なく、雄花がつくと追加の肥料を少しまく程度でなるべく肥料は少なく、虫除けのための消毒剤も1,2回しかまかないと言っていました。
丈が伸びすぎないように腰くらいの高さになるように気を付け、自然の雨の恵みで育てるようにしているそうです。
一代交配(形質が異なり、それぞれに長所を持つ二つの品種を親としてかけ合わして作り出された子)なので毎回種を買う必要があり手間もかかっていますが、なるべく環境に負担をかけない農業をしようとされていました!
このように、手間暇かけて大事大事に育てていらっしゃるからからこそ出来上がる甘いゴールドラッシュなのだと思いました!
〇農家さんのルーティン、1日の生活はどのような感じですか?
百瀬さんは、夏の収穫の時期は3時半に起き、4時半には収穫を開始するそうです!これは、日中作業するよりも涼しい時間に収穫したほうが作業をしやすく、効率よく収穫できるからだそうです。
また、とうもろこしは寒暖差により、糖度が高まって甘みが増します。そのため、早朝の時間帯を選べば、夜の冷え込みで糖度の高まった甘いとうもろこしを収穫できるそうです。
日中や夕方はというと、草刈りや消毒を撒いたりとコーンのメンテナンスを主に行うそうです!一番美味しい収穫の時期や時間に合わせて生活されていて、農家さんのルーティンが貫かれていると感じました!
〇農家さんのこれからの展望や目標は何ですか?
百瀬さんの将来の展望は、100%出荷になるような野菜を作ることだそうです。この展望はロスを少なくしたい!という気持ちから生まれました。
「不可能なことはわかっている」と百瀬さんは言っていました。一生かかってもできないと思いながらも、百瀬さんは理想を追求しているそうです。
インタビュー中にも野菜を無駄にしたくないという気持ちがこちらにも強く伝わってきました。
廃棄はせず、クマに食べさせるなどして少しでも無駄にはしていませんでした。肥料もやり過ぎると腐るように、加減が難しいからこそ湧き出てくる想いというものに触れることができました。
〇消費者に伝えたいことは何ですか?
野菜はゴールドラッシュを含めて鮮度が命だということだそうです。スイートコーンはもちろんレタスやキャベツ、白菜などは収穫してからお腹に入るまでが勝負であり、今はコールドチェーンシステムという良いシステムができています。
コールドチェーンシステムとは生産や輸送、消費の過程で途切れることなく低温に保つ物流方式です。
収穫してすぐ0度ほどに冷やし、トラックで運ぶ際もマイナス1度から高くても10度くらいに温度を保つことで鮮度を維持して輸送しています。
百瀬さんは洗馬農協に属していて洗馬農協を通して東京の大田市場やシティ青果、大阪、神戸、横浜などにも出荷していますが、
1番鮮度に気をつけていることを消費者に知ってほしいとのことでした!
最後に、、、
今回のインタビューで農家さんの思いやこだわりがとても伝わりました。そんな農家さんが大切に大切に育てた、思いがたくさん詰まった甘み抜群のゴールドラッシュコーンを使ったスープを是非多くの方に味わっていただきたいと思いました。
これからも活動を報告していきますのでチェックよろしくお願いします!