【クラヤミレコードまであと12日!】 東京の部屋にこもってクラヤミレコードを追求する日々…。音楽を操るつもりが、最近音楽に飲まれている気がする…。 これじゃいかん!!! クラヤミレコード支配人は、金曜日勝手にプレミアムフライデーを先取りし旅に出ました。(ヤミレコプレミアムフライデー割引あります)。行先は雪国。大雪のため空港上空で1時間以上も飛行機が旋回し、2度着陸をやり直すジェットコースター状態でグロッキーになりつつやってきた雪国。あらゆる音を吸収する雪国。なぜ、雪国なのか。私の初めてのクラヤミ体験は、雪国でした。幼稚園の時行ったスキー合宿。暗くなってから、お兄さんたちと雪を投げ合い遊んでいると、突然目の前が真っ暗になりました。まるで突然電気を消されたかのように。聴こえるのは、遊びまわる子供たちの声だけ。雪の球が顔にあたって、崩れ落ちる。冷たい耳がもっとひりひりと感じる。 怖くなって叫び声をあげると。「ユキメだ!ユキメだ!」だれかが騒ぎ出し、引率の先生が飛んできて、手を引かれ室内に戻り、しばらくしたら見えるようになった記憶があります。いまでも、あの体験がなんだったのかよくわかりません。大人になって調べてみると特に「雪目」という目の炎症でもないようです。子どもらしい記憶の混同、夢だったのか、と思うときもあります。しかし、確かに雪の中で視界が真っ暗になるあの体験だけは、覚えていて、嘘だったとは思えないのです。一瞬訪れる、闇の中の子供たちの嬌声。それが私をこの仕事に導いたのかもしれません。






