こんにちは。コルクラボ本プロジェクト企画・運営メンバーのまろんです。
大変お待たせいたしました!
本日11月12日より、発送作業が始まりました。
多くの方にご支援いただき、発送作業が本日より数日かけて完了する予定です。
お住まいの地域や発送のタイミングによっては、お手元に届くタイミングが異なる場合もありますが、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
わたしたちメンバーは、みなさまのお手元にようやく届けられる安心と、どんな感想を持っていただけるのか、期待と不安で胸がいっぱいです。
ぜひ、お手元に届きましたら、Twitterやnoteなどで、ハッシュタグ #コルクラボ本プロジェクト をつけて感想を教えていただければ、うれしい限りです。
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前回、10月21日(月)11時59分の入稿までをお届けしました。
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10月21日(月)に入稿完了して、翌22日(火)の夜に、校正用データを受け取りました。
実は、入稿の際、どうしても修正が間に合わなくて、校正用データを受け取ったら対応をしようと思っていた箇所がいくつかありました。
しかし、実際に校正用データを受け取ってみると、自分たちが考えていた以上に修正対応が必要である現実が目の前に……。
データを入稿した後に、簡単な文字修正などであれば、修正箇所を指示しても、予定通りに印刷に進めることができます。
しかし、私たちがやろうとした修正は、もはや修正ではなく「再入稿」(修正を反映したデータを作り直してもう一度入稿をし直すこと)が必要があり、入稿からのスケジュールをもう一度調整することが必要である、という状況でした。
入稿したデータは、校正したのち、校了という合図をもって、印刷→製本→発送→納品という工程を進むことができます。
再入稿になれば、校了も印刷も製本も発送も納品も遅れます。
再入稿となったら、最短でいつ発送ができるのだろうか?
原稿の修正に取りかかりながらも、校了というゴールが見えない不安と疲労と、じゃっかんの苛立ちが制作チームを覆っていました。
支援いただいたみなさまへ、お届けできる日をなかなか伝えられないもどかしさ。
何度もスケジュールを相談して調整をお願いしていた印刷会社さんへ、再びご迷惑をかけてしまうこと。
でも、中途半端な修正をした中途半端な原稿で終わりたくはないという気持ち。
「どうすることが今は最善なのか?」
編集長のばっしーと、印刷のスケジュールなどの調整をしてくれているうえぽんと、進行管理のごんちゃんと、話し合っていました。
考えることはたくさんあっても、タイムリミットはすぐやってくる。
決めなければ。
この本づくりに関わっているのは、私たちだけではない。
たくさん力をお借りしていた前田デザイン室のみなさんに、あと数日修正を対応してもらうことは可能なのか?
チーフデザイナーの安村シンさんとも相談をし、私たちは、再入稿のデータを作り直す決定をしました。
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思い出しながら書いていると、「思い」が大きくなってしまいがちですね。
もしかしたら、もっと冷静に再入稿を決定していたのかもしれません。
その瞬間に書く気持ちとは、少し隔たりがあるかもしれません。
あの時、私自身は、入稿した! という安心感を手放したくない気持ちがありました。
納品されるまでは気を抜いてはいけないと思っていても、一瞬抜けてしまった気を入れなおすには少しの時間が必要でした。
やることはたくさんある、気持ちが入らない。
再入稿までの期間は、このプロジェクトの中で一番つらかったかもしれません。
再入稿から納品まで、少し長くなりますが、またお届けしたいと思います。