クラウドファンディング終了までついにあと2日…!!
スタッフは多くの職人に会いに行くたび、その情熱や想いに触れ、発見と感動を頂いています。
今回はその中で訪れた、滑らかな曲線やその独特の造形美で人気のブランド『ALART(アルアート)』の現場をご紹介します。
商品からは想像できないほど、人の手が加わり製作されていました!
アルミの可能性を追い求めつづけ70年!
先日栃木県足利市にある、『丸信金属工業』をご訪問しました。丸信金属はアルミ成形を主力事業とし、1947年創業以来一貫してアルミ製品、特に家庭用品・空調製品の製造・販売をしています。
ALART(アルアート)は、1947年創業の工場の中で、新たな模索を始めつくり出されたブランド。
固定概念をはなれた独自な発想、使い手の創造性を引き立てるようなデザイン、クリエイティブなものづくりをコンセプトとしています。
着色ではなく染色!手技が光る、アルミの加工過程。
工場には何色もの色のタンクがありました。
アルミはその素材を拡大すると、穴のように物質の間があいています。そこに色が入っていくよう、成形したプロダクトをタンクに入れて染めてあげていきます。
染色は、染め物のような作業で一つずつ丁寧に行います。
一度に行える量は、職人が手で持てる分だけ。
手に持ったプロダクトを、色をくぐらせるようにタンクの中で回していきます。
染まっていく色の状態を目で見極め、染まり方が足りなければまたタンクに入れて、繰り返し色をくぐらせているのです。
手作業で色をくぐらせるようにしているのは、アルミの「液だまり」を防ぐため。
部分的に色がたまってしまい、ムラができないようにします。
途中お湯で洗ったり、乾かす工程がありますが、それにより色の状態が異なってくるため、職人は仕上がりを計算しながら取り組みます。
こうした手作業により、様々な色の表現ができるのです。
染色過程はまさに長年の経験の技。目視での見極めに驚きましたが、アルミの表現を叶えているのは、染色過程だけではありませんでした。
アルミの切断面の美しい仕上がりを追求するために、工場では旧式の切断機を使用していました。
電動の切断機の、画一した機械では表現できない滑らかさが実現します。
そして切った断面にはかならず「バリ取り」という作業が加わります。
断面の凹凸を一つずつ滑らかに整えていく作業です。
こうした70年アルミを追求し続けたなかで機械化しなかった部分が、他との差別化となり丸信金属工業の強みとなっていました。
ALARTがみんなに満足して使ってもらうために、徹底していたこと。
今回現場を訪れたことで、アルミという一枚の素材を一つの商品に仕上げていく過程は、沢山の人の手が加わり作り上げられていることが改めてわかりました。
そして何よりも誠実にものづくりをすることを徹底していらっしゃる作り手の方々の姿がとっても印象的でした。
金属という無機質な物質に独特の柔らかさや温かみが宿っているように感じるブランドの秘密は、現場の真摯な姿勢が、実際のものづくりに結びついるからでした。
ものづくりへの想い、エネルギーを繋げていく。
工場には20代の若い世代の方からベテラン方もたくさんいらっしゃり、とてもあたたかな、そしてエネルギーあふれる現場でした。
そこには皆をまとめ、ブランドを展開する坂本様の存在が。
アルミの可能性を広めたいというエネルギーが満ち溢れる方の一人です。
『ショールームOPENおめでとうございます。「日本のものづくり」をREAL JAPAN PROJECTの目線で発信してゆかれること、これからも期待値大ですね。応援してます。』
と、ショールームプロジェクトへ大変ありがたいメッセージをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです!
栃木のものづくりの現場からいただいたあたたかなエネルギーを、私たちも今回のクラウドファンディングを成功させ、みなさんにしっかりとお伝えしていきたいと思います!!
今回リターン商品の中にはALARTのうちわもあります。
是非チェックして見てくださいね!