電子絵本の制作を「CAMPFIRE」にて応援してくださったパトロンのみなさまへ 「原発絵本プロジェクト」代表の小野です。 大変ながらくお待たせいたしましたが、絵本「ひかりのりゅうとぼくのくに」がようやく完成し、発売する運びとなりました。 iBooksアプリのインストールされているiPadやiPhoneにて、ミュージシャン「EA(エア)」の制作したBGMや、歌手マイカ・ルブテのナレーションとともに、絵本作家・ひだかきょうこの絵をお楽しみいただけます。 有料版は、3月中旬以降、iBooksで配信を開始する予定です。 Appleの審査の基準上、何日に発売しますと申し上げられないのが心苦しいのですが、また改めてお知らせいたします。 また、完成までに大変長きに渡り支援者の皆様をお待たせした事を深くお詫びすると共に、これまでの御厚意と、ご支援の気持ちに、心より、感謝申し上げます。 また、1500円以上ご支援くださったパトロンの皆様へは、リターンとして、ささやかな御礼になりますが、この電子絵本「ひかりのりゅうとぼくのくに」を、先行配信いたしました。「CAMPFIRE」のメッセージ機能にて、ダウンロードURL入りのメッセージを配信いたしましたので、そちらをご覧下さいませ。 電子書籍の仕様について、また売り上げの寄付先についてはメッセージ内にてご案内しております。 震災の日から、3年が経ちました。 原発に反対だ、賛成だと、思った事を言えた当時より、ずっと原発の事が語りにくくなったと感じます。 しかし「忘れるな」「思い出せ」と声高に言うよりも、なによりも自分自身が「当事者であり続ける事」。 そのことを一番大事にしたい、という気持ちを込めて作りました。 支援者以外の方々にも、配信日が決定し次第、こちらでご案内いたしますので、どうぞ、今しばらくお待ちくださいませ。 この電子絵本の売り上げは「公益財団法人東日本大震災復興支援財団」に寄付いたします。 福島のNPOやNGOについて調べた結果、福島の子どもたちへの教育支援プログラムが充実しており、また、長期的、計画的に被災地への支援を行う団体として信頼のおける団体である本団体に寄付するのが、一番妥当であると判断したからです。 クラウドファンディングで制作資金の支援を募集した段階では、別の団体への寄付を想定しておりましたが、年月が経ち被災地の状況が変わった事を加味して、寄付先を変更させていただきました。ご了承いただけますよう、お願い申し上げます。 第一回の配信では、力及ばずで日本語版のみの発売となりましたが、福島を支援する意味でも、ぜひ、世界中で広めてゆきたいと考えております。 今後も英語版や、その他外国語版の制作を進めてゆきますので、ご期待いただけましたら幸いです。 ここまで応援してくださいましたパトロンの皆様には 深く感謝しております。 本当に本当に、ありがとうございました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 また、この場を借りての発表になりますが、 今夏、絵本専門の出版社「絵本塾出版」さまより、この電子絵本が本物の紙の絵本として出版される事になりました。 こちらの売り上げも、一部、同財団へ寄付する予定です。 絵本の刊行予定も、追ってご報告させていただきます。 皆様の応援あってこそ、紙媒体での出版が実現しました。重ねてお詫び申し上げます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ご支援いただいた制作費用の用途の内訳、および支援してくださったパトロンの方々のプロフィールに関しては、有料版の発売とともに、本プロジェクトのウェブサイトで公開いたします。 今しばらくお待ちくださいませ。
お世話になっております。原発絵本プロジェクト「teamえぽん」代表の小野です。 今年もあとわずかとなりました。 3月より、この活動に温かいご支援、ご応援をいただき、誠にありがとうございました。 「原発」という単語が、私たちの日常生活の中に突如躍り出た昨年3月。 あれから1年と9ヶ月の間、今後の日本のエネルギーがどうなってゆくのか、原発に対して私たちはどんな態度を取ればいいのか、福島第1原発の周りで暮らす人々に対して、私たちはなにができるのか…状況が2転3転し、そのベストアンサーが見えづらい中、それでも多くの人がこの問題について考えを巡らせ、自分のできることを考えたことと思います。 特に、注目を集めた12月16日の東京都知事選、衆議院選。 「政治」というものが自分の生活にこれほどまでに密着したものであることを、あの時ほど痛感したことは、恥ずかしながら今までありませんでした。 表現するということは、その問題に対する自分のスタンスをはっきりと決め、表明することでもあります。 私たちも同様に、変わってゆく状況の中、この絵本で何を表現したらいいのか、どんな形で伝えたら良いのかを3月より思い悩んで参りました。 原発問題について、専門家ではない私が何か定まった意志を表明してもよいものだろうか、この表現は“多くの人にとって”正しいのか、ストーリーは誰かを傷つけるものではないだろうか…? そのような畏れから、プロジェクトの進行が一時遅滞し、発売を楽しみに待っていただいている皆様にはご心配、ご迷惑をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。 それでも、あの事故以来の空気を、私たちが思い悩んだり、それぞれにできることを精一杯考えたりしている、この時代の空気を、絵本というひとつの形で残したい。 子どもたちが、遠い将来読んだ時に、この時のことを自分のことのように考えてもらいたい。 そう思い、一歩一歩制作を進めてきた1年でした。 プロジェクト構想から一年半、具体的に活動がスタートしてからはもうすぐ一年になります。 一人で始めた当初は、なんの計画も予定もないものしたが、 その間、パトロンの皆様や、協力していただいた皆様の温かいご声援、ご支援、数々のありがたいご縁をいただいたおかげ様で、なんとか最終的な形が見えてきました。 本当に、元気玉プロジェクト掲載がきっかけで多くの方に温かい手を差し伸べていただけたことに感謝しております。 現在は、来年3月の電子絵本発売に向け、ひだかの作画作業、くらはしのデザイン作業が進行中です。 作画が進行し次第、「原発絵本プロジェクト特設サイト」にて、随時Upしてゆく予定です。 こちらでも、ご報告してゆきますので、どうぞプロジェクトの達成までお付き合いいただければ幸いです。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 原発絵本プロジェクト 「teamえぽん」代表 小野美由紀 総合サイト: http://teamepon.com/ facebookページ: http://www.facebook.com/genpatsuehon
こんにちは。原発絵本プロジェクトの代表・小野美由紀です。 前回のご連絡以降、本来ならば定期的にご報告するべき所でしたが、活動報告に間が空いてしまいました。 ご支援いただいている皆様の中に、ご不安ご心配をおかけしたこと、誠に申し訳ございませんでした。 この度は、現在の本プロジェクトの状況報告、および絵本の制作遅延についてお詫び申し上げたくご連絡差し上げました。 皆様のおかげで無事資金調達達成させていただき、3月以降、制作活動に 入っていた原発絵本プロジェクトですが、 立ち上げ当初は私代表の小野と、作画担当の絵本作家の二人で活動を 始めたものの、電子絵本の作成にあたり、デザインディレクターの倉橋が本格的に参入し、 またプロのアニメ脚本家である大場小ゆりや、 音楽担当のEAのボーカリスト・マイカルブテなどを加え、 また、紙媒体での出版の話などもあり、 プロジェクト自体が大きくなって参りました。 そのため、少しでもクオリティの高いものを作成したく、 また、絵本の要であるひだかの作画に時間をかけたく、当初の予定で会った7月完成の予定を遅らせ、 プロジェクトのスケジュールを一旦、練り直すこととしました。 電子絵本として読み応えのあるものを作成するべく、 最終的に良い物を作り、みなさまにお届けしたいとの思いから、 完成予定を来年の3月に改めさせていただきます。 また、私自身、ストーリー制作に悩む所が大きく、それがスケジュール進行に響いたのも事実です。 原発を巡る情勢は昨年3月より大きく変化しました。 反対運動が大勢の人数を集めて展開される、 また原発反対の音楽イベントが開催されるなど、 原発を巡る「表現」に大きな変化があったように感じる半年間でした。 そのため、昨年4月の立ち上げ時に思い描いていた「原発の歴史を伝えることで 未来を考える」というコンセプトだけでは世の中の皆様のニーズに 答えられないのではないか、という思いから、一度、大幅にストーリーを書き換え、 そのため作画の制作も一時、中断しておりました。 ストーリーの最終版を決定するまでに 迷いの期間が長く、結果、絵本の制作全体に遅れがでてしまいました。 脚本担当の大場と話し合いを重ねておりましたが、ようやく最終決定稿ができあがりましたので、 9月中旬より、実際の制作作業に入る予定です。 楽しみにしてくださっているみなさま、お待たせしてしまい申し訳ございません。 今後も製作過程については、facebookページ http://www.facebook.com/genpatsuehon または本サイト http://teamepon.com/ 電子絵本のティザーサイト http://live.teamepon.com/にて ご報告差し上げる予定です。 時間のかかるプロジェクトではありますが、一歩一歩、前に進めてゆきたいと思いますので、 ご支援いただいた皆様、今後共、当プロジェクトを何卒宜しくお願い申し上げます。 それでは失礼致します。 小野
【原発絵本プロジェクトよりお知らせ】今夏発売予定の電子絵本に、話題の新生バンド「EA(エア)」から、震災以降に制作された楽曲『ひので』をご提供いただけることが決定しました。詳細はこちら:http://teamepon.com/news.php?id=9私たちにとって、大変嬉しいニュースです!EA(エア)公式サイト:http://www.ea-she.com/先月アルバムをリリースしたばかりのEA。元気玉プロジェクトで、私たちのプロジェクトを知っていただいて、EA側の申し出によって、楽曲の使用が実現しました。突然メッセージをいただいた時にはとても嬉しくて。楽曲『ひので』も、「絵を見てこの曲がすぐに思い浮かんだ」というご紹介してくださった方の言うとおり、本当に、曲も歌詞も絵本のイメージとぴったりのものでした。(『ひので』と先月発売されたアルバム『METEO』についてはこちら『CINRA.net』からhttp://store.cinra.net/item/detail%3Bjsessionid=EEA6959263D6075FCD5E789D05039214.app01?bookId=140400000001684)特に、ボーカルのマイカさんが書かれた『ひので』歌詞や楽曲から受け取るメッセージについては、震災以降の私たちのプロジェクトメンバーの心象と重なる部分が大きく、全員一致でこのお二人にお願いしよう、と決定しました。また、EAのお二人からのメッセージもいただいたので下記の通り掲載いたします。==今回、私たちの「ひので」を原発えほん「この国にひかりが満ちるまで」に使って頂けること、このような形で物語とともに皆様の耳に届いてくれることにとても感謝しています。私たちの中でも特別な存在だった「ひので」は、曲が出来てから完成までに時間がかかり歌詞を震災後に納得のいくまで書き直したりもしていて、原発えほんへの楽曲の提供が決まったときは、この曲にとって最良な居場所が与えられたような気がしました。私たちミュージシャンに出来ることは、いつの時代も音楽を作ることと奏でることしかなく、非力に感じることもあった昨今でしたが、こうして、自分たちの行動が少しでも力になれたことをとても誇りに思っています。EA マイカ・ルブテ(Vo,Key,Programming)、シンヤ・サイトウ(Gt)===今回のプロジェクト、本当に各方面のご協力者さま方に恵まれたと思います。これから随時制作の経過についてご報告させていただきますので、今後共よろしくお願い申し上げます。(了)