さて、前回に引き続き、『気を付けないと危ない生き物』のお話しです!(前編を読んでいない人は、前編も目を通してね!)
4. ヒョウモンダコ
青いヒョウ柄模様が特徴的な小さなタコ。唾液にフグと同じ毒(テトロドキシン)がふくまれているため、噛まれると命に関わる可能性がある。
対策:小さなタコを見付けたら、むやみに触らないこと。タコは身体の色を変幻自在に変えるため、一見すると青い模様が目立たず普通のタコのように見えてしまう事があるので注意が必要です。
5. クラゲの仲間
触手に刺胞(しほう)と呼ばれる毒針があり、刺されるとかなり痛みを伴う炎症を起こす。一般的な傘と触手を持つクラゲの他に、ヒドラやガヤと呼ばれる岩から生えているクラゲの仲間がいる。その姿は海藻などに間違われやすく、気が付かずに刺されてしまうケースが多い。
対策:グローブやシューズ等の装備はもとより、シャツや水着の下にラッシュガードなどのインナーを着用して肌の露出をなるべく減らしましょう。また、岩影や海藻の中など見えにくい場所にヒドラ類が着生している事が多々あるので注意が必要です。
6. ガンガゼ
長いトゲを持つウニの仲間。トゲには毒があり、刺されると痛みが長く残る。また、トゲは細くて折れやすく、刺されると折れたトゲが傷口の中に残ってしまう事がある。
対策:基本的に、長いトゲを持つウニを見付けたら要注意。軍手くらいなら貫通するので不用意に触らないこと。岩影などにいることが多いので、岩場を歩く際や岩に手をつく際には注意が必要です。
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さて、ここまで磯遊びで出会う生き物の危険性を紹介してきましたが…【コミィが本当に伝えたいことは、その逆です。】
彼らも同じ海に生きる命。
私たちが『気を付けて』接し方を間違えなければ、生き物として本来の魅力的な姿を見せてくれるのです。
クラゲの仲間、シロガヤの森がつくるファンタジックな世界観。
ガンガゼの背中には美しく輝く太陽と無数の星空。
いわゆる『危険生物』と呼ばれる生き物たちも、積極的にヒトを襲う事はほとありません。私達が気を付けて遊べばいいのです。
生き物たちとの正しい距離感をマスターして、たくさんの出会いと発見を楽しみましょう!!