皆様お元気ですか?
私は元気にやっています。
セラピストルームを得て、リシケシでセラピーをするようになり、半月近く経ちました。
今週から、ホテルのオーナーのお嬢さんのセラピーを正式に任されることになりました。
当初は、場所を提供するのだから無料でマッサージをしてもらうのが同然だという感覚に思えた(それも当然と言えば当然なのですし、それでも感謝する気持ちなのですが)
オーナーのご家族からのエネルギーの流れが変わったのです。
今は信頼と願いを感じます。
お嬢さんは生まれつき背骨がS字に曲がっています。
スタイル抜群で、一見なんの悩みもないように見えるけど、いつも腰や背中の痛みと戦っていて、不眠にも悩まされているそうです。
以前から、力になれたらと素直に思っていました。
でも、無料でマッサージをするのはなんだか違うような気がして、ただでさえインドの物価に合わせて大幅にディスカウントしているのにそれすら払おうと思えないセラピストからのトリートメントを信頼して受けてもらえるのだろうかという思いと戦いました。
どんな人でも、信頼できないセラピストのマッサージが効くわけがないと私は思っています。
だから、そんな状態で私の手のエネルギーを受け止めてもらえるのか疑問でした。
しかし、ある日突然、このチャンスや場所をくれた人々に感謝して、満足できたら払ってくださいというのでいいかなと考えました。
すると、翌朝に・・マダムから声をかけられ、
「あなたがここにいるうちに娘のトリートメントをしてほしい。それを引き受ける条件を言って。お金?食事?何?」と言われたのです。
お金を支払ってでも私のマッサージをお嬢さんに受けさせたいというオーナー夫人の大円団でした。
私の手で何をどこまでできるかは未知数。
でもできないとは絶対に言わない。
私は私の手にあるものを信じてそれをクライアントの体に心に伝え続けるのみです。
そして、クライアントが信頼してその力を受け取ってくれたら、体は変わります。
クライアントの意識が治癒を心から信じられたら、確実に何かが変わると信じています。
傲慢だとか自信過剰だとか言われても、まず私が自分の手に来る力を完全に信じきれないで、人に対して何ができるでしょう。
今週から帰るまで、毎週2回の娘さんへのトリートメントを開始します。
最初はこの人に何ができるの?という顔で見ていた人々が自然に笑顔になり、
面白がってくれているのを感じます。
何より嬉しいのは2回トリートメントをしたお嬢さん本人が私のトリートメントを受けることをとても楽しみにしてくれていること。
私も彼女の笑顔を見るのがとても楽しみで嬉しいです。
さて・・そしてもう一つ。
これはバクシーシ=喜捨。いま与えられたものに感謝して、力のない人に行う施しのこと。
それもくれてやるぞというものではなく、貰ってもらえることに感謝して行うこと。
前回書いたように、ぎっくり腰が治るような奇跡を信じて、私を魔法使いのように思ってくれている、厨房で働く肩が悪い青年に、週1回、バクシーシトリートメントを行うことにしました。
でも、彼の腕が良くなって、彼が今より自信を持って生きられるようになって、お金持ちになった、がっぽり集金に行くつもりで、このことは本人にも伝えています。(笑)
皆様をお待たせしながらここにいる私が、胸を張って日本へ帰るために、
今ここで私の手ができることを精一杯やります。
ありがとうございます。
全てのつながりと経験に感謝します。
Shanti Shanti Shanti