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「ヘイト」に対抗するための言論誌を作ります!

私たちは今、隣人に対する「ヘイト」の蔓延する社会に生きています。外国人・移民に対するレイシズム、性差別、障害者差別などが複雑に絡み合い、殺伐とした不寛容が拡がっていく社会。そんな状況を、私たち自身で乗り越えていくための批評/文学/学問の新雑誌を創刊します。

現在の支援総額

1,400,155

140%

目標金額は1,000,000円

支援者数

222

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/11/07に募集を開始し、 222人の支援により 1,400,155円の資金を集め、 2019/11/29に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,400,155

140%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数222

このプロジェクトは、2019/11/07に募集を開始し、 222人の支援により 1,400,155円の資金を集め、 2019/11/29に募集を終了しました

私たちは今、隣人に対する「ヘイト」の蔓延する社会に生きています。外国人・移民に対するレイシズム、性差別、障害者差別などが複雑に絡み合い、殺伐とした不寛容が拡がっていく社会。そんな状況を、私たち自身で乗り越えていくための批評/文学/学問の新雑誌を創刊します。

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支援者および読者のみなさまご無沙汰しております。『対抗言論』事務局でございます。2020年も残りわずかとなりましたが、久しぶりの活動報告をさせてください。本年は何をおいてもまず、新型コロナウイルス一色の年でした。本誌第1号の刊行は、昨年のちょうど今頃でしたが、それからまもなく感染症の報道が始まり、またたくまに4月の緊急事態宣言発令へと突き進んでいきました。その後は、日本社会のセーフティネットの脆弱さがあらためて露呈するとともに、現在まで続く政治の不在、まっとうな政治的ビジョンの欠如による、人災といってよいような状況が続いています。アベノマスクやモリカケ問題、桜を見る会、Go To トラベルの失策……等をめぐる報道はそれなりになされていますが、その裏で、誰にも声を拾ってもらうこともなく、ただ孤立に耐えるしかないような移民・難民、ホームレス、そして非正規労働者層を含めた無数の人々が放置されています。働く場を失い、無力感にじりじりと追い込まれている一人ひとりへの共感こそが政治に求められているはずなのに、国政を動かす人々の口からはなぜか、そのような言葉を聴くことがほとんどできません。政治や社会のなかに、他者に語りかけようとする意志、希望を語ろうとする意志が見られないのはなぜなのでしょうか。これが「私たち自身の民主主義」の問題であることを自覚し、新しい一年を生き延びていかなければと思います。『対抗言論』2号は、もともと東京オリンピック批判などの企画も検討していたこともあり、刻々と変わる事態の推移のなかで、どこに軸を置いて編集作業をおこなうべきか、率直なところかなり苦慮しておりました。それでもようやく今月、依頼済みの原稿がほぼ集まり、来たる2021年の春には、みなさんに『2号』をお届けできそうな見通しです。執筆やインタビュー、座談会にご協力いただいた方々のお名前だけを以下にご紹介しておきますが、いずれのご寄稿も、いまの私たちの社会にとって切実で核心的な問題に取り組んでいて、時代の危機にどう対抗すべきなのか、示唆に富む文章ばかりです。(以下、すべて敬称略)[編集委員]杉田俊介、櫻井信栄[編集協力]川村湊、藤原侑貴 温又柔/木村友祐/子安宣邦/ケイン樹里安/川口好美/ 康潤伊/高橋若木/篠森ゆりこ/宮越里子/岡野八代/ 児玉真美/堤拓哉/西井開・尾崎俊也/まくねがお/ 倉数茂/白岩玄/稲葉剛/篠原雅武/髙谷幸/山本圭誌面デザインも1号とは異なり、さらにパワーアップします。ぜひ、刊行までもうしばらく、楽しみにお待ちください。2021年の、みなさまのご多幸を祈りつつ2020年12月30日 『対抗言論』事務局




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1)去る2020年1月29日(水)付の『沖縄タイムス』文化面、「焦点/争点」のコーナーの一部で、『対抗言論』を紹介していただきました。記事の見出しは「ヘイトとフェイクニュース 本物の「手触り」で対抗 紙の雑誌 速度の暴力へ起点」です。共同通信社による論壇時評記事で、今後も各地方紙に掲載されるため、紙面の内容はアップできませんが、以下に当該部分のみ引用させていただきます。「(略)そうした「ヘイト(憎悪)」に立ち向かう年1回刊の雑誌「対抗言論」が創刊された。「あらゆる表現はプロパガンダなのか?」で批評家藤田直哉は、右派が「日本」対「反日」という二項対立にこだわり「あらゆる表現を『プロパガンダ』だと受け取りやすい」と指摘。左派もフェミニズムや環境問題などで言葉による戦略を重視し、自らの価値観を広めてきた。 双方が自らの価値観を守る「戦士」となってプロパガンダ合戦が始まる。戦線は拡大を続け、真偽不明の情報が拡散するばかり。藤田は「本物や事実の『手触り』を回復させる」ことに希望を見ようとする。でもどうやって? (略)」2)2月2日(日)付『しんぶん赤旗』読書欄の「レーダー」でも、本誌をご紹介いただきました。ここに記事の画像をアップいたします。記者のみなさまに心より感謝です!