はじめに・ご挨拶
「もう一度気仙沼を元気にするために」
プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。株式会社キクチ巴商事の菊地と申します。
私はもともと、お菓子材料の卸事業をやっておりましたが、その中で「品質が良い材料を使い、安心した美味しいお菓子を自分で作りたい」「お菓子を通じて笑顔を作りたい」という思いから、「おかしの花子」というお菓子屋を立ち上げ、気仙沼を中心とした近隣地域へお菓子を届けています。品質の良い材料だけを用い、大量生産ではなく手作りにこだわったお菓子を製造し個人・販売店へ提供しています。
震災後は一時体調を崩し入院することもありましたが、復帰し、現在でも現場で働いています。息子二人と妻と一緒に、品質が良い、美味しいお菓子を気仙沼に提供できるよう家族で頑張っています。
また、現在では製菓の授業を地元の学校で受け持っており、地元の若者に製菓の技術や思いを伝える活動も行っています。
プロジェクトをやろうと思った理由
東日本大震災とふかひれ
東日本大震災前は気仙沼市を中心に陸前高田市など近隣地域にもお客様が多く、現在の2倍ほどの売り上げがありましたが、震災により、取引先であるお菓子店のご家族に不幸があったり、店舗の全壊により廃業となったお客様も多くいらっしゃいました。弊社も本店が半壊し営業継続が困難な時期が続きました。
震災後から半年経過したころには半壊した店舗を復旧、営業再開となり、現在では売り上げも安定して確保できるようになってきています。地元気仙沼市もハード面の復興は順調に進んでいます。
その一方で気仙沼市のふかひれ業者さまから、「名産であるふかひれの需要が全国的に減少している」「中国産のふかひれに押されて気仙沼の象徴である海産界隈の元気が無くなっている」というお話を聞きました。また、震災前に比べて全然ふかひれが売れないという声も聞き、何とか地元を再度盛り上げるために何かできないかを模索し始めました。
お菓子を通して気仙沼を盛り上げたい
私にはお菓子しか作れません。なんとか自分のできることで地元を助けようと、ふかひれを用いた食料品の試作を開始しました。フリーズドライなど様々な方法を検討した結果、ふかひれを用いたフィナンシェの開発に成功しました。単なるフィナンシェではなくふかひれの食感を程よく感じることができるように仕上げることに苦労しましたが、味は満足できるものが完成しました。
地元を盛り上げたいという思いから、ふかひれにお祭りの掛け声を合わせて「ふかひれマンボ」と命名し、パッケージデザインもほぼ完成しております。
プロジェクトの目的
「ふかひれマンボプロジェクト」の一番の目的は、「ふかひれで、気仙沼をもう一度盛り上げる」ことです。
当店のお菓子は、地元では常連のお客様を中心に多くの方に召し上がっていただいております。しかし今回は、地元を盛り上げるためにパッケージや販路を工夫し、広く認知してもらい気仙沼の新たな銘菓を目指すべく広く周知できるようなPRを行いたいと考えています。
震災以降、様々なまちづくりのアイデアが行われてきましたが、「これ」というものがないと実感しています。そこで、ふかひれをPRして、ふかひれを有名にすることで気仙沼を元気に、気仙沼を有名にすることでふかひれの業界を元気にしたいのです。
新しい銘菓「ふかひれマンボ」を売り出してふかひれの新たな用途を作りあげることでふかひれ関連業者を盛り上げ、気仙沼を盛り上げたいと考えています
ふかひれのフィナンシェ(商品名:ふかひれマンボ)のプロモーションとテストマーケティング
ふかひれを用いた特徴的なお菓子を気仙沼市がふかひれの名産地であることと合わせてPRし、周知をしていきたいです。
具体的には
・クラウドファンディングを実施しリターンとして全国の方にお届けすることで、PRします。
・現在他の商品を置かせてもらっている近隣のスーパーや東京の展示会等でのぼりを立て、試食販売会を行います。
・2つの道の駅に置かせてもらい、試食即売会を行います。
・また販売会へ来場されたお客様へ「ふかひれマンボ」のリーフレットを配布することで、口コミでの拡散や商品PRを強化します。
気仙沼を盛り上げたい
ふかひれを使ったお菓子という珍しい商品を、スーパーや道の駅での試食即売会とクラウドファンディングを用いてPRすることにより、多くの方に知っていただけると考えております。ふかひれマンボを通して気仙沼のふかひれを、気仙沼のことを皆様に知っていただくことで、市外での気仙沼産の商品の消費や、観光客訪問による市内消費が増加し、地域全体にお金が回って気仙沼を盛り上げることができると考えております。
手に取りやすいお菓子という形でふかひれをアピールし、多くの方に食べていただければ気仙沼をふかひれで元気に、ふかひれで気仙沼を元気にすることができると考えています。
資金の使い道
クラウドファンディングサイト会社への手数料 12万円
ふかひれを含む材料の仕入れ費 16万円
包装費(個包装・外箱)8万円
リターン分の配送費 12万円
のぼり作成費(5本) 5万円
試食会の出展費用(7か所) 3万5千円
即売会への遠征費 2万円
「ふかひれマンボ」紹介リーフレット作成費 21万5千円
リターンについて
「ふかひれマンボ」や、当店のお菓子詰め合わせをご用意しております。一部をご紹介します
実施スケジュール
2020年2月 資金調達完了
2020年2月 ふかひれマンボ製造開始
2020年2月 宣伝用のぼり作成
2020年3月 リーフレット作成
2020年4~10月 スーパー・道の駅・他会場での試食販売会(月1回程度のペースを予定)
社長より
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
私や家族が生まれ育った気仙沼は、本当に良い街です。
住んでいる人は温かく漁業は盛んで活気があり、その中でも特にふかひれは日本に誇る一大名物でした。
しかし震災をきっかけに多くの販路を喪失しました。
震災による流通の断絶により競合に販路を奪われ、また地元でも飲食店や販売店の休業等で販路が縮小してしまいました。
「この状況を何とかしたい。また以前のように活気がある漁港を取り戻したい。」
そんな思いで「ふかひれマンボ」を開発しようと決意しました。
おかしの花子はまだまだ認知度も高くなく、2店舗しかない小さなお菓子屋です。
私たちにできることは微力かもしれませんが、ふかひれの販路を作り出すきっかけになりたいと考えています。
「もう一度気仙沼を元気にするために」
あなたの力を貸してください。
【画像で紹介! おかしの花子】
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るプロジェクトへのその思い⑫ フカヒレとお菓子で気仙沼を元気に…
2020/01/29 20:57社長の決意の発端について語る、気仙沼に静けさを感じてる、何かで元気を取り戻せないか…社長が悩んでいるなか、社長の知り合いのフカヒレの業者が来て言う「最近どうですか?」業者のこの言葉はよく言う「景気」のことである。「なんともねぇ、言えんね」社長は応える、「うちらのフカヒレ業界もまぁ静かになってきてるよ。」業者は言う、更に気仙沼が景気もそうだが、いまいち元気がない事を語りだした、「なんかねぇべがね…気仙沼の街の活性化の切り口かなんか…」、「ふかひれソフトクリーム…市内だけだな」業者が言うと、社長が「ん!?」とひらめき「お菓子にいれでみっかふかひれを、これを土産菓子銘菓にして少しでも気仙沼を認知して人を呼び込む、ふかひれ元気、気仙沼をお菓子で元気、今こそ合体だ!!」社長の思いがここにありました。私はこのふかひれマンボのお菓子に”美味しい、気仙沼の菓子だ、気仙沼を出た若い世代に故郷を感じてほしい、あわよくば帰ってきてほしい、気仙沼に行こう”と願いを込めてます、いよいよ来月から本格大量生産します。広告 ふかひれマンボの応援宜しくお願い致します。 もっと見る
プロジェクトへのその思い⑪ 地元の子供たち
2020/01/26 13:11気仙沼の人口課題について今回知ってほしいことがあります。今現在調査の結果2018年は気仙沼の子供の出生率が300人切ったことが判明された。気仙沼の街づくりをするに至ってはひとがいないと何ともならない。子供たちのお母さん方からバースデーケーキの注文が来る、ありがたいことです、ですが年々減ってきている事も事実なのです。今いる小学生達が10年後の気仙沼が住みにくい街になるのでは……、街に最低条件求められている店のつくりがなくなるかもしれない、八百屋があって服屋があってお菓子屋があって…の店づくりがなくなる可能性がある。10年後の子供達にも笑顔を届けたいお菓子屋として、うちはお菓子屋であるのでお菓子で故郷を伝えてゆくしかない…戻ってきてほしい、忘れないでほしい、帰ってきたら迎えられる街づくりも踏まえて…広告 ふかひれマンボの応援よろしくお願いいたします。 もっと見る
プロジェクトへのその思い⑩ 地域に住む人々の変化
2020/01/21 11:54時は1月上旬、毎年であるが気仙沼の唐桑の御埼神社宵祭りの事である。去年と違い氷点下ではなく3℃くらいの世界での饅頭売りとなりました。いつも来店するお客様から「参拝したらよっから」とありがたい言葉を頂いた、ところがそのお客様を後からあまり知っている御客様が来なくなり始めた、私自身「妙だな」とぼやきながら参拝客を眺めていたら、「今までのお客さんの出入りではない」と私のとなりにいる専務がつぶやく、「参拝してから買うんすか?」と初めての御客様が結構いた。饅頭売りに便乗して干支の手作りねずみクッキーも出してみたら以外に子供が食いつき買っていったのがありがたい。数時間後、唐桑のイベントの常連の御客さんが来て「花子さんやってましたね」と不敵な笑みを浮かべて買いに来た、饅頭と柚餅子を買い語り始めた「今年は人の流れが違うでしょ?」私は「ですね」唐桑の人「少なからず我々もいろんな人達に声掛けしてっからね、ていうのは年々人が減っているからなんでば。」にしても客層が減りつつも新たな御客様方が流れてきている、聴けば今までのお客様は身内に不幸と息子たちに引き取られよそに流れたのがかなり多い。饅頭の数を増やさなくてよかった、なんとか完売であるが……地域に住む人々の変わりようを改めて認知していかなくてはならない。広告 ふかひれマンボの応援よろしくお願いします。 もっと見る
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