お世話になります。「読者による文学賞」の運営責任者である末です。
連日、コロナによる影響が報道され、今や国内で影響を受けていない場所がないほどの事態となりました。前回、お伝えさせていただいたように当文学賞も影響を大きく受けており、今回23日に予定させていただいた「読者による文学賞」の発表を延期させていただくことにしました。
楽しみにしていただいた方、共感いただきご支援をいただいた方にお詫びを申し上げます。
誠に申し訳ありません。
内情についてお伝えさせていただきますと、選考会についても延期を実施させていただいたものの急遽オンラインで実施を行い、受賞予定作品について内定をさせていただくことができました。
皆様のご協力のおかげで、本当に素敵な作品を選出できたと自負をしております。
本当にありがとうございます。
しかし、当初予定していた出版社様、作者の方への受賞意思の確認バッファ期間が著しく短縮されました。
問い合わせはさせていただいておりますが、まだご返信をいただけておらず、現状窓口が新型コロナの影響で活動しているかの確認もできていません。
どうにか状況の確認をさせていただきたいと考えておりますが、まだ具体的な目処は立っておらず「いつ頃に確認の上、発表できるか」ということも未定の状況です。
発表日を優先するという案もありましたが、この文学賞を「1回で終わらせない」ということを考えた際、やはりきちんと正当な手続きを経た上で進めていくことを決断いたしました。
少なくとも受賞意思の確認はとった上で進める、そのことは絶対条件として運営をしていきたいと考えています。
今回の新型コロナの影響で、出版社は大きな影響を受けている、またこれからも受けると考えています。固定経費の発生する書店などにおいては、とてつもないダメージかと想像されます。
ピーク時の半分以下になった書店は、今回の影響でさらに数を減らすかもしれません。
人と本の出会う場所が限られてくる未来が待っているかもしれません。
だからこそ「出会いのきっかけ」となる、この文学賞を大切に育てていきたいと考えております。何卒ご理解、ご協力のほど、お願いいたします。
また予定していた文学賞の受賞イベントについても、現在、開催を検討しています。9月までのイベントなどが中止を発表しているなか、現状実施が危ぶまれています。
何が大切なことなのか、この優先順位は誤らず、それでも文学賞を大きくしていけるよう、今後も精一杯頑張らせていただきます。
このようななかではありますが、嬉しい報告ができるよう尽力してまいりますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。