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「CAP2018in福岡」への発展途上国からの参加を支援!

天文コミュニケーションの国際会議「CAP2018 in 福岡」への参加を希望している発展途上国の天文コミュニケータ・学生等への旅費を支援します。この会議では、世界中の人と天文普及に関するアイディアや事例を共有して、福岡から世界へ、天文学・天文科学文化の発展、市民参加の推進などの波を広げます。

現在の支援総額

678,000

22%

目標金額は3,000,000円

支援者数

56

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/05/16に募集を開始し、 56人の支援により 678,000円の資金を集め、 2017/08/03に募集を終了しました

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「CAP2018in福岡」への発展途上国からの参加を支援!

現在の支援総額

678,000

22%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数56

このプロジェクトは、2017/05/16に募集を開始し、 56人の支援により 678,000円の資金を集め、 2017/08/03に募集を終了しました

天文コミュニケーションの国際会議「CAP2018 in 福岡」への参加を希望している発展途上国の天文コミュニケータ・学生等への旅費を支援します。この会議では、世界中の人と天文普及に関するアイディアや事例を共有して、福岡から世界へ、天文学・天文科学文化の発展、市民参加の推進などの波を広げます。

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みなさんに、過去のCAP大会の様子をお届けしてきたこのシリーズもいよいよ大詰めとなりました。

最終回の今回は、CAP2010についてお話します。

 CAP2010は、2010年3月15日から19日に南アフリカのケープタウンで開催されました。

2005年にミュンヘンで初めてのCAP開催以来、3回目の開催で、アフリカで初めての開催となりました。

 私(筆者)にとって、CAP2010は初めてのCAP参加でした。以前からこのCAPという会議に興味があり、ホームページや過去の集録を手に入れて、情報収集に務め、次回はぜひ参加するぞと機会を伺っていました。

 ところが、開催地はなんと南アフリカのケープタウン。と、遠いぞ。なんでこんなところで(苦笑)。という感じで、さすがに遠かったです。シンガポールを経由して、ここでの8時間のトランジット、南アフリカのヨハネスブルグでも乗り換えて、合計33時間かかって、ケープタウンにようやくたどり着きました。しかし、この会議は私にとって、いろいろな意味でエポックメイキングであり、インプレッシブでもありました。がんばって参加した価値がありました。

 参加してわかりましたが、ヨーロッパ南天天文台 (ESO)の関係者の多くが、中心的役割を果たしていました。世界天文年の翌年ということもあり、世界各国の世界天文年の取り組みや成果が紹介されました。アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、イギリス、スペイン、ルーマニア、アルメニア、中国、韓国、インドネシアなどなど。 具体的には、イギリスのグリニッジ天文台の公開活動、アフリカでの天文教育普及活動など、刺激に満ちた発表ばかりでした。特に香港でのライトダウンの取り組みは圧巻で、発表後、拍手喝采でした。

 アメリカやヨーロッパからの参加者が多かったですが、アフリカで開催されたこともあり、アフリカの国々から約20名が参加していてました。アジアからは10名ぐらいでしょうか。日本からは私を含めて5名が参加していました。また、参加者の中には、のちに IAUの天文アウトリーチオフィスのリーダーとなるチャン・シーリュン (香港)、現在、OAD の事務局長となるケビン・ゴベンダー(南アフリカ)、今は Universal Awareness のペドロ・ルッソ(ESO)、ESO の広報チームの代表のラース・リンドバーグ・クリステンセン(ESO)など CAP のキーパーソンたちにここで初めて会い、交流を深める機会となりました。彼らとの交流は今も続いています。

 他にも、ケープタウン市内のプラネタリウムの見学や(日本製のプラネタリウムの機種でした)、会議後には南アフリカ天文台へのツアーが企画されました。ソーシャル・ツアーでは、アフリカ最南端の喜望峰を訪れましたし、あのテーブル山にもロープウェイで登ることができました。

 私は、このCAPという国際会議に以前から興味があったのと、自分が関わっていた 太陽観測衛星ひのでの教育普及活動の成果をもっと海外にアピールしたいと思っていました。CAP2010では、「ひのでの観測データを一般に伝える」というタイトルで、口頭発表を行いました。このとき発表順は、なんと2日目のラスト。私の前に、月・惑星関係の発表だったので、おそらくそのような並びになったのでしょう。とはいえ、海外での口頭発表はかなり久しぶりだったので、前の晩は、5回ぐらい予行演習しました。それでも、本番はめちゃくちゃ緊張しました。発表冒頭に「ひのでを知ってる人はいますか?」と聞くと、手をあげたのは30人ぐらい。知らない人が多い模様。そこで、まず、ひのでの観測画像・動画を見せました。そして、公開天文台や科学館とスタッフと協力して制作した DVDを紹介したり、ひのでデータを使った授業や教材開発についても紹介しました。私の発表は非常に好評だったようで、発表のあと、目の前に座っていた人が「Good Presentation!」と握手を求めてきました。誰だろうと名札を見ると、今回の実行委員長のイアン・ロブソンさんでした。ちょっと、いやかなり感動。もっとも、このあと、30分ほど呼吸困難状態に陥って…。どうやら、ほとんど息継ぎなしでしゃべっていたようです。 CAP2010 のサイトに行くと、ほとんどの発表者の動画がアップされており、もちろん私の発表動画もあります。今でも再生すると、当時の感動を思い出します。

 これ以来、わたしは CAPの魅力に取り憑かれてしまい、その後も、北京、ワルシャワ、コロンビアのメデジンと4回参加しています。

 

 CAPは毎回、刺激に満ちた国際会議です。 海外のさまざま教育普及の活動を知ることが できたし、自分たちの取り組みを海外に知ら せることができました。多くの海外の友人・仲間ができました。行ってみて初めてわかることもあるし、 まさに世界が広がるといった感じでした。

  文中にも書きましたが、 CAP2010ではアジアからの参加者は約10名と全体の参加者からすると少ないものでした。しかし、来年福岡で行われる CAP2018では、日本だけでなく近隣のアジア各国から大勢の参加者がやってくることを期待しています。そのための旅費を支援するために、クラウドファンディングに挑戦しています。クラウドファンディングの締切まであとわずか。ぜひ、クラウドファンディングにご協力いただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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