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「CAP2018in福岡」への発展途上国からの参加を支援!

天文コミュニケーションの国際会議「CAP2018 in 福岡」への参加を希望している発展途上国の天文コミュニケータ・学生等への旅費を支援します。この会議では、世界中の人と天文普及に関するアイディアや事例を共有して、福岡から世界へ、天文学・天文科学文化の発展、市民参加の推進などの波を広げます。

現在の支援総額

678,000

22%

目標金額は3,000,000円

支援者数

56

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/05/16に募集を開始し、 56人の支援により 678,000円の資金を集め、 2017/08/03に募集を終了しました

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「CAP2018in福岡」への発展途上国からの参加を支援!

現在の支援総額

678,000

22%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数56

このプロジェクトは、2017/05/16に募集を開始し、 56人の支援により 678,000円の資金を集め、 2017/08/03に募集を終了しました

天文コミュニケーションの国際会議「CAP2018 in 福岡」への参加を希望している発展途上国の天文コミュニケータ・学生等への旅費を支援します。この会議では、世界中の人と天文普及に関するアイディアや事例を共有して、福岡から世界へ、天文学・天文科学文化の発展、市民参加の推進などの波を広げます。

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▼はじめに

吸い込まれるような天体写真を見てワクワクする、壮大な宇宙の話を聞いて悩みが軽くなる、そんな経験はありませんか?その感覚は、天文学が短期的な経済活動における有用性で判断されるものではないことを示しています。天文学は、過去と未来を結ぶ現代社会に生きる私たちにとって、文化・芸術、教養の一部として、人間の幸福に不可欠な要素のひとつなのです。

 約400年前、私たち人類は地球中心の宇宙から太陽中心の宇宙へコペルニクス的転回を果しました。そして、もう一つの大きなパラダイムシフトを経験するかもしれない日が近づいています。2020年代に完成するいくつもの次世代大型望遠鏡は、地球外生命が存在する系外惑星を見つけ出す能力を秘めているのです。

そして更なる将来、知的生命体との対話すらも夢物語ではなくなるかもしれません。長年に渡り一方的に天からの文「天文」を読み取ってきた人類が、いよいよ天に向かって文を送る時代が近づいています。

▼CAPとは? 

CAP(世界天文コミュニケーション会議: Communicating Astronomy with the Public Conference)は、天文学の普及や教育を含む「天文コミュニケーション」の取り組みに関する様々な意見や経験を交換する場として、2005年に設立された国際会議です。

天文学の研究者、研究機関の広報担当者、学校の理科の教員、プラネタリウムや科学館のスタッフなどさまざまな立場から、「天文コミュニケーションを実施する人たちが一堂に会する場」です。この会議を通じて、効果的で実績のある数多くの科学コミュニケーション事例が紹介されています。

主催は、国際天文学連合(IAU)コミッション2「Communicating Astronomy with the Public」です。国際天文学連合には、世界の98の国と地域から10,000名が加盟、国際協力を通じあらゆる面で天文学の発展を促進し保証していくことを使命としています。

そのCAPが、2018年3月に日本で開催されることになりました。複数の立候補都市から2回に渡る審査会の後、最終選考候補地5市が選出され、その中から福岡市が選ばれたのです。アジアでは、2011年の北京に次いで2度目の開催です。会場は、2017年10月に新しく開館する福岡市科学館です。

▼前回大会(CAP2016)の様子

前回の第6回コロンビア大会は南米で初めての開催でした。世界各国から216名が訪れ、そのうち、南米からは50名、日本からは9名が参加しました。5日間で127件の発表があり、活発な意見交換が行われ、日本人参加者たちもワークショップを主催する、座長を務めるなど存在感を示しました。

コロンビア大会からは、レクチャーや口頭発表だけではなく、参加者が天文コミュニケーションの新しいスキルを得るためのハンズオンのワークショップが増え、議論の時間が多く持たれたことも、大きな特徴でした。「インクルーシブな天文学」と「Mitakaで宇宙旅行」の2つのワークショップを実施した日本からの参加者は、「日本の活動を世界の人々に知ってもらい、将来の国際連携に向けて他国からの参加者と強いつながりをもてた」といいます。さらに参加者それぞれが、それぞれの立場から情報を発信し、また海外の参加者から多くの知見を得ることができたのが前回大会でした。実行委員長を務めたIAU国際普及室のチャン・シーリュン氏は、「回を重ねるごとにCAPコミュニティーが大きくなり、それがいかに大きな影響を社会に与えてきたかをこの会議で見られた」と語っています。

南米開催ということもあり、例年よりもアジアからの参加が少なかった前回大会。逆に、今度の日本大会では、アジアの国々からの参加のハードルは、いつもよりも低いはずです。

 

▼プロジェクトを立ち上げた理由

近年の「宙ガール」の増加、公開天文台数は世界一、プラネタリウム数も世界二位など、日本における天文・宇宙への関心は高く、星や宇宙を身近に感じる国民性があります。皆さんもこうした施設で、友人や家族との時間を過ごしたことがあるのではないでしょうか。また、すばる望遠鏡や小惑星探査機はやぶさの成果など、幾つかの分野で日本は天文学研究のトップランナーで、今では日本は米国、英国に次いで天文学者が多い国です。

しかし、天文学は観測施設の建設や整備、維持、そのための技術開発など、研究には多額の資金が必要な学問です。そのため、欧米諸国に比べて経済的な制約が厳しい発展途上国での天文研究は遅れがちで、国際的な支援も不十分なことが指摘されています。

残念ながら、過去のCAP会議にはアジア太平洋地域の発展途上国からの参加は充分ではありませんでした。参加を希望している天文系の科学コミュニケータや天文学者、学生は潜在的に多く存在するにも関わらず、旅費の支援が不十分で、参加ができなかったのです。 その結果として、 豊かな資金に頼らず様々な工夫を重ねて活動しているかれらの経験や知恵を聞くことができないのは、世界中からの他の参加者、ひいてはすべての人たちにとっても大きな損失です。

そこで、今回の会議「CAP2018 in 福岡」に、より多くの途上国の方々が参加できるよう旅費の支援を行いたい。その想いから、今回クラウドファンディングに挑戦しました。

 

 

アジア太平洋地域からたくさんの参加者を!

今回のCAPで得られる知見を発展途上国からの参加者が母国に持ち帰ることで、各国における天文学・天文科学文化の発展、市民参加の推進などが期待され、現在はなかなか星や宇宙の話に触れる機会の少ない発展途上国の方々にも、天文の楽しさを伝えることにつながります。また途上国での工夫を凝らした活動事例を知ることで、すべての参加者の活動の幅が広がることが期待できます。国境を越えて、言葉や習慣、信仰や信条の違いを乗り越えて人類が一つになっていくことに寄与することが本会議の目的の一つです。

集まった資金は、アジア太平洋地域を中心に発展途上国からの参加希望者への旅費・参加費支援に使われます。

支援対象としては、例えば天文コミュニケーション活動で豊かな実績を持つ、ミャンマー、カンボジア、ネパール、モンゴル、フィリピン、ベトナム、インドネシア、ペルー等を想定しています。このクラウドファンディングでは、一人当たり10万円の支援で、30名の参加を目標に活動します。

資金援助を得てCAP2016に参加した科学コミュニケータの言葉です。

「国際会議に参加できたことで、私は世界中の人々と交流して、知識や事例をやり取りし、これからの普及活動における新しい見通しを得ることができました。」
     ~T.V.ベンカテスワレン博士(科学コミュニケータ/インド)

これは、すべての参加者に共通した思いです。

また、CAP2018 in 福岡では一般向けのイベントも開催します。一定額以上の支援者の方にはリターンとして参加券もお渡ししております(注)。費用の支援だけではなく参加者の一人としてCAP2018 in 福岡を盛り立てることができるのです。

(注)参加が難しい方へは別途リターンをご用意しております。

▼CAP2018 in 福岡 

  CAP2018 in 福岡 公式サイト(英文のみ)

※2018年3月末の実施のため、プログラムが最終的に確定するのは、2018年1月頃です。
 公式サイトにてお知らせします。                   

 〇開催日程   

  
 〇topics
  

 〇Special topic


 〇主な招待講演者

        
 ・海部 宣男 (IAU前会長)
         ・村山  斉 (東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長)
         ・NASA、ESA等主要研究機関の広報責任者
         ・発展途上国の天文機関の所長及び広報責任者  他

 [主催]

       ◆国際天文学連合(IAU) C2分科会
        (天文系科学コミュニケーション)

       ◆福岡市・福岡市科学館

       ◆大学共同利用機関法人自然科学研究機構
        国立天文台(NAOJ)                  



発展途上国の研究者へのご支援・皆さんのイベントへのご参加
お待ちしております
一緒にCAP2018 in 福岡の成功を!!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新の活動報告

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  • 今回は、最後の現地レポートとして四日目、五日目の様子をご報告します。大幅に遅れてのご報告となりましたこと、お詫び申し上げます。 扉写真は、最終日の朝の福岡城址の展望台からの風景です。城内の桜並木の向こうに、福岡市内が見えています。今回の大会のモチーフには桜の花びらが効果的に使われていましたが、大会開催と同時期に、福岡城址では、桜祭りが盛大に行われていました。外国からのたくさんの参加者にも、この満開の桜を楽しんでいただけたものと思います。例年より早い時期の開花で、和やかな春らしいお天気の元、大会が終了したことを喜ばしく思います。 四日目は、午前も午後もワークショップということで、7つの会場に分かれて、実践的な話し合いや活動が行われました。 こちらは、手話に関するワークショップの一幕。 身振り手振りでグループごとの話し合いが盛り上がっています。   こちらは、国立天文台が開発した宇宙ビュワーMITAKAのワークショップの様子。 ゲームコントローラで操作する宇宙に興味深く見入る参加者たちは、みな3Dサングラスを着用してこわもて風に。なかなかの迫力です。  また、こちらは、実際に自分のPCにMITAKAをインストールして、操作する参加者の様子。外国からの参加者の多くはMAC派の方も多かったのですが、貸し出し用のPCでMITAKAの世界を堪能していました。    また、こちらはポスター会場での様子。今回は、多数のポスター発表の申し込みがあったため、大会の真ん中で、ポスターの入れ替わりがありました。ポスター発表といいつつも、このように立体的なモノを展示したり、チラシを持っていけるように貼ったり…とみなさん、工夫しています。コーヒーブレイクの時間は貴重な意見交流と発表の場として、大いに活用されました。      そして5日目は、最後となる5つめの基調講演、そして、6つの全体講演。さらに、午後は分科会と、最終日までびっしりと発表が行われました。 残念ながら、都合により分科会の途中で会場をあとにした筆者ですが、この翌日に予定されたエクスカーションも、市内観光および太宰府見学のふたつのコースとも大いに盛り上がったそうです。 盛況のうちに幕を閉じたCAP2018in福岡。飛行機のトラブル等あったものの、最終的に54の国から400名以上の方が参加しました。その顔はみんな新しい出会いに輝いていました。CAP大会の成功は、ひとえに参加者だけではなく、ご支援くださり、応援の声をかける続けて見守ってくださったかたみなさんの力なくては、なしえなかったでしょう。 ほんとうにありがとうございました。 なお、リターンに集録が含まれるパトロン様には、集録ができ次第の発送となります。7月頃の予定です。楽しみにお待ちください。                     もっと見る

  • 今回は、第2段現地レポートとして二日目、三日目の様子をご報告します。現地レポートなので本来は、開催中にお届けすべきところ、会期後半、筆者が体調をくずし、大幅に遅れてのご報告となりましたこと、お詫び申し上げます。 この二日間は、午前中全体講演、午後分科会、という日程。二日目のお昼休みの最初には、集合写真の撮影が行われました。扉絵は、その様子。300名以上の参加者がサイエンスホールに集い、和気あいあいとした様子を見せています。   こちらは、25日の昼食時に行われた宇宙御茶会の様子。参加チケットは25日の朝、受付にて配布しましたが、20枚があっという間になくなる人気でした。 このお茶会では、現地の老舗和菓子店「善太郎商店」から提供された美しい和菓子に歓声が上がっていました。その名も「宙の巡り(そらのめぐり)」。超新星残骸のカシオペヤ座Aをイメージして同社で菓子作り30年のベテラン職人が作り上げたものです。 (参照:善太郎商店ブログ) このお菓子は28日まで、福岡市科学館1Fにて数量限定で販売されていましたが、連日、売り切れてしまうほどの大人気。ぜひ、シリーズ化して通販サイトなどでも手に入るようにしてもらいたいです。(筆者は買い損ねてしまったので…) また、午後の分科会では、4F三つの実験室とサイエンスホールという4っつの場所に分かれて発表が行われました。 こちらは、「HINODE」の広報に関する発表をしている国立天文台・太陽化学観測プロジェクト広報担当者。動画や画像を利用することの、一般の方になじみの少ない太陽磁場についての理解を深める効果などについて語りました。 福岡市科学館の実験室には大きな色ガラス付きの窓があり、外からでも中の様子を見ることができる一方で、しっかりと防音されて、外のざわめきから隔絶されており、落ち着いて分科会が進行できる環境でした。 一方こちらは、サイエンスホールでの分科会の様子。国立天文台が過去におこなった天文現象キャンペーンについて発表しているところです。 ガラッと変わって、こちらは、三日目の夜、ホテルニューオータニ博多で行われたバンケットの様子です。バンケットはこの日までの出席者の6割以上にあたる200人を超える人が参加。太鼓や三味線の演奏などが地元高校生らによって披露され、海外からの参加者に、日本の伝統文化を楽しんでいただきました。 バンケットは21時過ぎに終了しましたが、まだまだ、話足りない参加者たちは、それぞれに福岡天神の繁華街に散っていきました。 現地レポート第2弾でした。 近日中に、4日めワークショップの様子と最終日の様子をアップさせていただきます。                           もっと見る

  • いよいよ、世界天文コミュニケーション会議in福岡が始まりました。 扉写真は、開催当日、福岡市科学館の開館前の入り口の様子です。CAP仕様に飾られて参加者のお迎えを待っています。 こちらは、インフォメーションの様子です。日本に不案内な外国の参加者たちの不安を取り除く窓口です。また、今回の国際会議は、メディアでも取り上げられているので、報道関係の受付もこちらで行っています。 ついに、会議の始まりです。 初日の本日のスケジュールは、1日を通して全体会儀です。全体講演は、定員300名の6Fサイエンスホールがメイン会場、同時通訳レシーバーを通して、日本語の音声も流れてきます。また、4Fの実験室三つがサテライト会場となっており、そのうち一部屋が日本語音声、二つがオリジナル音声となっています。写真は、来年のIAU100周年に向けたレポートが話されているステージです。 そして、こちらがそれを聞いている参加者たち。とても真剣な面持ちですね。 夜は、お楽しみイベントとして、大濠公園の能楽堂を貸し切りで、能の舞台と面かぶり体験、さらに野外では、ボランティアスタッフによる星空観望会が催されました。 最後の写真は、すぐそばのカフェテラスでウエルカムパーティを楽しむ参加者たち。京都大学の柴田先生による「古事記と宇宙」のDVD上映会もあり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。 CAP2018in福岡、現地より、第1日目のご報告でした。                                             もっと見る

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