全日本ロードレース選手権 第5戦 鈴鹿
三重県・鈴鹿サーキット(1周5.821km)
2020年10月31日(土)予選 天候:晴れ コース:ドライ
11月 1日(日)決勝 天候:晴れ コース:ドライ
観客動員数 21,500人(2日間合計)
ST1000クラス
#15 ジェゲデ ゼカライヤ/Odakaihatsu Aprilia + TOHO
予選:31位(2分17秒450)
決勝:29位
シリーズランキング:24位
初めて尽くしのシーズンが終了
コロナ禍で大幅にスケジュールが変更された2020年シーズンも三重県・鈴鹿サーキットでシリーズ最終戦を迎えた。鈴鹿もST600で走った経験はあったが、1000ccで走るのは、初めてのコース。事前に1日だけスポーツ走行に参加したが、混雑している中でベストタイムは、2分18秒3というものだった。
今回もレースウイークは、木曜日の特別スポーツ走行からスタート。ハンドルを広げたり、ステップの位置を変えたり、前戦のツインリンクもてぎで問題となった腕上がり対策も行いながら走り始める。鈴鹿は全日本が開催されている中でも屈指の難コース。1周が長く、東側がテクニカルと西側は高速と、コース特性が変わってくる。初日は、2分18秒871、2日目は、2分18秒837とラップタイムを伸ばすことができないでいた。
公式予選では、何とか1周をまとめようとコンセントレーションを高めて行くと、計測1周目から2分17秒604をマークする。セッション終盤にニュータイヤを履き、タイムアタックに入ると2分17秒450までタイムを縮めるが、まだまだ行ける感触はあった。
その感触を確かめるために、決勝日朝のウォームアップ走行では、ユーズドタイヤで2分17秒499と、予選と変わらないタイムをマーク。レースでは、もっと速いペースで走ることができるという手応えを感じていた。
そして2020年シーズン最後のレースがスタートし、11周先のチェッカーフラッグを目指す。ゼックは、2周目には、2分16秒243をマークし自己ベストを更新。さらに3周目に2分16秒211と、このレースでの自己ベストをマークし、前のライダーを追っていく。その後も2分16秒から2分17秒台で周回。ラスト3周はペースが下がってしまったが、今回はしっかりレースを走り切り最終戦を終えたのだった。
ジェゲデ・ゼカライヤ コメント
「初めてのクラス、初めてのバイク、初めてのタイヤ、初めてのサーキット、そして初めての全日本ロードレース選手権と初めて尽くしのシーズンが終わりました。様々な苦労がありましたし、自分自身の技量のなさも痛感しました。その中で今までにない走りもできるようになりましたし、レーシングライダーとして成長できたと思います。
ピアジオジャパン、TOHO Racing、平湯メカニック、井上コーチ、江口さん、スポンサーの皆さま、そして全ての応援してくださった皆さまの支えがあったからこそだと思っています。本当にありがとうございました」