新連載!ちいろばスタッフが、保育について色々な角度から語ります。
第1弾はスタッフたっきーです!!
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やたらと後を引きずるタイプの僕は「こんなつまらんミスをしてしまった…」と数日間も落ち込みまくることがある。
また「年金暮らしになったら、果たして満足した生活が送れるだろうか…」と老後の心配をしだしたりする。
対する子どもはというと、例え失敗して大泣きしても、次の瞬間はまるでそれがなかったかのように、あっけらかんとして笑ってる。
また「おじいちゃんになったら年金もらえるかな?」と将来に不安を抱く子どもに出会ったことがない。
大人と子どものこの違いは一体何なのか?
これは心理学的に説明がつくらしい。
大人の心の時間軸は「過去」「現在」「未来」であるのに対し、子どもは「現在」と「目の前の未来」の世界で生きている。
だから失敗したってすぐに切り替えて、目の前の未来に向かって今を全力で楽しむことができるのだ。
僕たちはついつい「小学生になっても困らないように!」などと、未来の押し売りをしてしまいがちだが、これってあんまり意味のないことなのかもしれない。
それに、失敗に対して「前にも言ったでしょ!」と感情的に怒るのも、子ども的には「?」なのかも。
もちろん全く意味のないことだとは言わない。
だけど、忘れてはいけないのは「子どもは今を全力で生きる存在」であるということ。
これは持論になるが、保育園とは「子どもが今を全力で生きるための場所」であり、保育とは「そのための環境をデザインしていくこと」なのだと思う。
保育を通して、大人も子どもから学ぶことがたくさんある。過去に執着せず、未来を不安がらずに「今」を全力で生きる素晴らしさを、子どもたちは教えてくれている。