吉村伸子です。
野外では「ちっち」と呼ばれています。
私の家は,ちいろばのある佐久穂町まで車で20分ほどの佐久市にあります。
ちいろばには,2015~2016年にスタッフとしてお世話になりました。
ちいろばは,私がたくさんの場所と想いを経てたどり着いた場所。
こうやって,いまも繋がっていることを幸せに思います。
以下,思い出すいろいろなこと。
初めて訪ねたのは2014年。次の居場所をさがしていた私。ちいろばに惹き付けられる。初対面のわたにい,ひとっちとそのまま織座農園へ。のりこさんは味噌を仕込んでいたなあ。
やぎのちこちゃん,子どもたちと散歩した。突進されると痛かった。夜,寂しそうに鳴く声,よく覚えている。突然の死も,よく覚えている。
ねだる子どもたちに,木に登ってアケビをとっていたわたにい。大きな山椒の木に実がいっぱいなっているのを見つけて大はしゃぎのひとっち。大人も子どもも森の中で思い切り遊び,関わり合う日々。
田んぼ。バックミュージックを聴きながら田植え。冷たすぎる用水路で体を洗った。かかしもつくったなあ。
竹やぶで,温床のためのはんぺんさがし。畑の苗づくりもした。
納豆の歌!これが早口でむずかしい。でもしっかり歌えた時の達成感もうれしい。納豆もつくったなあ。
自然の中には食べられるものもいっぱい。山菜はもちろん。スイバ,木の実。山栗を生でガリガリ食べる子どもたち。タンポポの葉っぱは翌日のお弁当のおかずにしてよく食べたなあ。
園の駐車場の木に大量のアリ。あごをカチカチ。みんな羽を持っている。初めて見たアリの結婚飛行。
森でテント泊。橋の上で寝転んで見た星空。足元の蛍。みんなで過ごす夜は特別。おうちに帰りたいと泣いていた子も,笑顔で朝を迎えた。朝方,私のシュラフの中に潜り込んで来た子がいたなあ。
まだまだ語り尽くせません。
・・・
私は現在,移り住んだ岐阜県中津川市で,「森のようちえん くりくり」のスタッフをしています。
同じ志を持った仲間と出会い,1年間の準備期間を経て,立ち上げることができました。ちいろばで感じたこと,学ばせてもらったことを思い出すことも多いです。距離的には少し離れていますが,これからも変わらず応援しています。
このクラウドファンディングが,ちいろばの未来の大きな希望となりますように。
吉村伸子(ちっち)
https://inochimori8.webnode.jp/
https://www.facebook.com/inochimori.kurikuri/