「お父さんは大きくなったら何になるの?」
現在34才の長男が幼稚園児であった頃、私は30代の中盤にかかろうとしていた時ですが、長男からのこの質問にひどく動揺したことを覚えています。
長男にとっては私が彼に対して時々発する「大きくなったら何になりたい?」という問いの単なる返しだったのかも知れないのですが、私にとってはとても大きな言葉となりました。
その頃の私は組織の中でも少しずつ認められるようになり、仕事をできているという実感を持ち始めた時期でした。そしてそれに伴い、自分の現状に満足し始めていたのだと思います。
彼の問いを受けて、自分が明日、そして将来に向かってどんな夢を持つのかということを問い直しました。 子供たちに向かって常に「明日の自分を語れる存在でありたい」と思うことができるようになりました。長男の問いが私を助けてくれたと感謝しています。
子供たちが、大人が、そして組織や地域が将来に向かって夢を持つことはとても大事なことです。 日本全体の方向性が見えにくくなっている現在だからこそ、その重要性は増しているし、夢を語り合う場所はとても大切な意味を持っています。
このドリプラは、中学生、大学生、社会人が、個人の或いは企業としての夢を語ります。ビシネスコンテストとはまた違った魅力があります。
是非多くの方にこのドリプラに足を運んでいただいて、「夢を語ることの素晴らしさ」、そして「誰かの夢を応援することの素晴らしさ」を感じて頂きたいと思います。 きっと宮崎をそれぞれの地域を元気にするエネルギーがもらえると思います。