こんばんは。クラウドファンディング最終日、残り2時間を迎えました。本当にたくさんの、180名もの方からお申込を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。今回、うどんのおうちを始めたきっかけはやはり、新型コロナウイルスでした。顧客ターゲットが海外の方であるUDON HOUSEの宿泊予約は3月には既に壊滅的。2018年10月開業以来、良い時期も苦しい時期もありながらようやく安定した1年を迎えることができるか否か、という矢先のことでした。正直、今年にかける思いは強かっただけにどうしようもない状況に肩を落としましたが、落ち込んでいてもしょうがない。幸い、若い組織ゆえ変化には強いのが長所であり、いかにこの逆境を捉えるかが経営者として問われていました。とは言え、宿泊業は予約が入る度にお受けして良いものかと悩む日々。スタッフの安全、地域住民の方への配慮、何かあったときの風評被害、色んなことを考えれば考えるほど、出せる結論は「予約を取らない、お客様を受け入れない」という答えにしか行きつかないことが判明。しかし、このまま営業ができないままでは会社としての存続が難しくなります。なんとか、コロナに影響されない事業の柱を作らなければならない。そう発想したのがこの「うどんのおうち」です。UDON HOUSEが提供してきた価値が何であったかを振り返り、私たちが成し遂げたいことを再確認。お客様が移動できないとなれば、どんなサービスが有り得るのか。毎日スタッフと議論を重ねて生まれたのが「うどんのおうち」です。やりたい世界観と表現方法、現場のオペレーションを考えた現実性、それぞれが得意な分野を生かして妥協せずにこだわり抜く。日々変化する情勢の中、昨日決めたことを今日覆し、先週と今週で言ってることが異なり、、、というストレスの中、スタッフ一人ひとりが本気になって向き合ってくれたと思います。私にとってはそのことがまた、とても大きな財産となりました。今なお、宿泊業はGOTOキャンペーンはじめ様々な情報に振り回されています。緊急事態宣言が解けて、県をまたぐ移動が許可されたタイミングで受け入れた予約も、実際の宿泊日が迫るにつれて状況が一変。果たして、この予約を受け入れて良いものか。毎回毎回、同じ様な悩みに時間と労力を取られるよりも、新たなものを生み出すことにエネルギーを使う方が良いのではないか。うどんのおうちは、コロナがくれた大きな財産です。まずはプロジェクト達成の喜びをスタッフと分かち合い、そしてこの気持ちを忘れずに皆様の元へお届けして参りたいと思います。本当に、本当にありがとうございます!!原田佳南子



