2月8日、今年度11校目の授業をおこないました。
クラウドファンディングも残り11日となりました。これまでのレポートでは子どもたちの様子をお伝えしてきたので、今回は授業の裏側をレポートします!
みなさんからご支援いただいた資金は、丁寧な授業運営のためのコーディネートや研修にかかる費用にも充てていきます。
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朝8時15分、登校中の子どもたちに混ざりながら、わっかさんが学校にやってきます。控え室として学校からお借りした部屋に集合し、全員が揃ったところで朝のミーティングを始めます。
授業の3週間前には学校へ赴き、図工の先生や担任の先生と事前打ち合わせをしています。子どもたちの普段の様子、これまでにどんな鑑賞活動をしているかなどを先生からうかがい、45分間の授業で子どもたちが最大限に楽しい時間を過ごせるよう、準備をすすめてきました。打ち合わせを経て決まった内容は要旨をまとめて授業に参加するわっかさん全員に事前に共有済みです。
当日の変更点など1日の流れを一通り確認した後は、実施教室の準備にとりかかります。机を4つ合わせて島を作り、子どもの数の椅子を用意します。
何気なく机を並べ替えているようにもみえますが、重要な場作りのひとつです。カードを広げやすいように高さを揃え、隣の島と近すぎて声が聞こえにくいことがないように整えていきます。朝の短い時間で準備できるよう打ち合わせで下見をしておき、机配置をあらかじめ共有しています。
アートカードと名札用のテープを準備します。グループ活動のはじめにやる名札作りは、子どもたちとわっかさんの大事なコミュニケーション。安心して思ったことを言える雰囲気作りの一環です。
何重にも準備を重ねて、いよいよ授業がはじまります!
チャイムに合わせて、あいさつをしながら教室に入ります。知らない大人がずらっと教室に入っていくと子どもたちはちょっと驚いた様子。これから何をするのか、期待と不安が混ざった表情の子もみられます。司会のわっかさんから、「アートをみて、考えたり思ったりすることに間違いはないんだよ」「みんなが感じたことはぜ〜んぶ○(マル)!」、そして「今日はカードゲームをしながらおしゃべりするよ!」と伝えると、子どもたちは嬉しそうな顔に変わっていきます。授業内容の伝え方も毎回工夫をするところです。
ゲームの時間は約30分。よくみて考え意見を聞き合うというルールが掴めると話が止まりません。じっくり考える時間を作ったり、ときにはテンポよく進めたり、子どもたちの様子をみながらグループ毎に進行します。黒板に書いてあるのは終了時間。楽しい雰囲気を演出します。
授業の後は、先生との振り返りをおこないます。率直な感想をお聞きし、先生方からみたこの授業の良いところ・改善点を確認します。複数のグループ活動が同時進行するので、先生が見きれなかった子どもたちの様子も共有します。
その後、運営面やアートカードの進行を振り返ります。今回は2教室にわかれて実施したため、移動時間や子どもたちの声の聞き取りやすさについて改めて考えました。ここで挙がったことを次回の授業に生かし、アートわっか・すぎなみの美術鑑賞教室はブラッシュアップされていきます。
この日の解散は12時40分。あっという間の4時間半でした。