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そうだ、プレステでエイズを防ごう。ケニアの島でいのちを守るテストを普及させたい!

ケニア・ビクトリア湖に浮かぶムファンガノ島にてHIV感染テストの受診者拡大・予防のための放課後授業活動をはじめたい!いただいた資金は、診療所と提携したプレステ・インターネットカフェの設備拡充、放課後授業の講師への給料・教材費など使用させていただきます。

現在の支援総額

325,000

21%

目標金額は1,500,000円

支援者数

86

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/01/25に募集を開始し、 86人の支援により 325,000円の資金を集め、 2020/03/05に募集を終了しました

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現在の支援総額

325,000

21%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数86

このプロジェクトは、2020/01/25に募集を開始し、 86人の支援により 325,000円の資金を集め、 2020/03/05に募集を終了しました

ケニア・ビクトリア湖に浮かぶムファンガノ島にてHIV感染テストの受診者拡大・予防のための放課後授業活動をはじめたい!いただいた資金は、診療所と提携したプレステ・インターネットカフェの設備拡充、放課後授業の講師への給料・教材費など使用させていただきます。

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こんにちは!プロジェクトオーナーの熊谷です。

クラウドファンディングも終了まで残り2週間ほどとなりました。時間がたつのはあっという間で、僕も明後日には帰国します。

さて、だいぶ時差が開いてしまいましたが、現在プロジェクトでは性教育の対象となる学校の選定を行っています。

紙ベースのアンケートで、HIVに関する知識や、早期妊娠による退学の事情、性的暴行に関する情報などをケビンと、もう一人の保健ソーシャルワーカーであるアブディ主導で行っています。

さすがに二人とも手慣れたもので、時々笑いをかっさらいながら場を和ませてファシリテートしていきます。

調査を始める前には、地域全体にプロジェクトを知ってもらうことが重要だという二人の提案から、親の承諾書を配布しました。加えて、15歳以下だとこうした活動に参加するうえで親の同意が必要になるらしく、パラリーガル(弁護士補佐)として働いているアブディから頼りになる助言をいただきました。

同意書はこの地域で日常的に話されているルオ語で書かれています。特に母親は、十分な教育を受けておらず英語をあまり理解しない人が多いため、そこに配慮してルオ語で同意書を作成しました。普段耳でしか聞いていない言語を文字で見ると、普段感じることのない面白さがあります。

まだ集計は済んでいないのと、調査は一校ででしか終えていませんが、ざっと目を通してみて僕が思ったことをここに書いていきたいと思います。

①HIVの認知度は高い+テストの受診率も高い

「HIVを知っていますか」「テストを受けたことがありますか」という質問項目があります。この両項目の回答には、多く「知っている」「受けた、20〇〇年」という回答が多くみられました。UNAIDS(国連エイズ合同計画)が定める「90-90-90ゴール」は

①90%の人々が自分のステータスを知っている。(陽性か陰性か)

②90%の人々が陽性の人々がARV(抗レトロウイルス薬・HIV治療薬)を受けている。

③90%の人々が体内のHIV量を抑えられている。

を目標として掲げています。UNAIDSによれば、2018年時点でケニアでは①は89%, ②は77%と、特に①に関しては高い水準で目標を達成していることがわかります。

Avert Kenyaより

特に①に関しては、行ったアンケートからも高い水準を達成していることが見て取れます。しかし、継続して受けているかどうかはまた別です。アンケートには「最後に受けたのはいつか」という質問項目を設けてあります。

HIVがテストによって検出可能となるのは、感染してから最低でも1か月、確実に検出するためには3か月を要すると言われています。(HIV検査相談マップより。)仮にHIV陰性だと判断された次の月に性的接触があり、しばらくテストを受けなかったとしたらHIVは未特定のまま増殖を続けてしまいます。

集計の際にはここを注視して、もし頻繁にテストを受けているのなら、どういう仕組みの下で頻繁にテストを受けることができているのか、またそうでないのなら、単発的に受けたのはどういう機会があったからなのか、定期的に受けている子との違いは何なのか、などの違いを検討していくことが必要になってきます。

HIVは島ではHIV陽性患者はHIV治療薬を病院で無料で受けられるため、テストを受け、陽性と判明し、適切な搬送システムの中に組み込まれることはHIV感染拡大を防ぐための一歩ともなりますし、それが陽性患者の命を守る一歩ともなります。

ゴール②に関しては、陽性だと答えた生徒に個人で聞き取り調査を行い、感染経路や、HIV治療を継続的に受けることができているかなどを確認していきます。解答用紙には各々ID番号が付けられており、誰が回答したか、本名は隠したままわかるようになっています。こうした配慮は、HIVなどのセンシティブな話題に触れる際には欠かせない重要な要素となってきます。

②早期妊娠による退学がある

「友人で学校を退学(drop out)した子はいるか」という項目があります。僕たちからすると信じられないかもしれませんが、さっと目を通しただけでも2,3件、「妊娠して学校からいなくなった」という回答が得られました。

実はこの島のあるホマベイカウンティは、10-14歳の早期妊娠率が全体の33%を占めており、ケニアのカウンティの中でも全体の2位となっています。

Another report by the UN Population Fund reveals that approximately 378,397 adolescent girls became pregnant between July 2016 and June 2017. According to the report – titled The People’s Choice – most of the adolescent girls (approximately 349,465) were aged 15-19 years.

The rest of the teen mothers – an estimated 28,932 – were aged 10-14 years. The counties with the largest number of teen mothers were Narok (40 per cent), Homa Bay (33 per cent), West Pokot (29 per cent) and Tana River (28 per cent). 

国連人口基金によるレポートによれば、およそ378,397人の女性の若者が2016年の7月から2017年の6月までに妊娠を経験した。The People's Choiceというレポートによれば、その多くは(349,465人)15-19歳だと言われている。

残りの28,932人は、10-14歳の間に妊娠を経験した女の子たちだ。ナロク(40%)、ホマベイ(33%)、ウエスト・ポコット(29%)、タナリヴァー(28%)と続いている。

Aflidep, "High Teen Pregnancy Calls for Sex Education" より。

今回調査を行った5-7年生は、ちょうどその10-14歳の学年に当たります。細かい状況は、回答者に個人聞き取り調査を行うことで明らかになっていくと思いますが、こうした国データと照らし合わせて裏が取れると、数字の裏に隠れた恐怖というか、重みをひしひしと感じます。

こうしたデータをもとに、どこの学校に介入すべきかを検討していく予定です。僕はもうすでに島を離れ、遠隔から事業を回すこととなりますが、週ベースでオンラインミーティングの時間を設けているので、逐一報告し合いながら事業を進めていきます。

さて、クラウドファンディングも残り日数少なくなってきましたが、引き続き応援をよろしくお願いいたします!

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