レースでも林道走行でも同じですが、走る前の準備、点検があります。前後ブレーキとタイヤの空気圧をチェックします。林道走行なら、フロントは1kg、リアは0.8kgがいいでしょう。レースはコンディションしだいです。雨の日はリアを0.4kgまで下げるといいです。
スポークの張りもチェックしてください。フロントが緩んでいて、走り出して100mでフロントホイールがばらばらになった人がいます。
チェーンに給油します。XN125のチェーンは普通の520が付いてきますが、2回目に交換するときはシールチェーンがいいです。125はパワーもあまりないので、ヤフオクで買える1万円以下のチェーンで十分です。カシメよりクリップ式が整備性がいいのでお勧めです。クリップは内側に向けてつけると外れにくくなります。
シールチェーンでも給油は必要です。スプレー式の便利なチェーンオイルもありますが、お勧めはチェーンソー用のオイルです。1L300円くらいでホームセンターで買えます。チェーンソー用オイルは安いだけでなく、適度に粘度があってチェーンにまとわり付くので、1日くらいは持ちます。
林道ツーリングでも水を携帯しましょう。小さなデパックを背負うといいです。工具や弁当などを入れて持ち運べます。水は山の中では大変貴重です。水がなくなると行動できなくなりますから、必ず持ってください。デパックには軍手をひとつ入れておくといざというときに役に立ちます。ロープとノコギリは中級者以上になってからでいいでしょう。
ハンドルガードとエンジンガードをつけていれば、あまり深刻なトラブルはありませんが、もしものときに備えることが必要です。工具は、最低限、リアとフロントタイヤをはずせる準備をしてください。パンク修理できる工具を持つのが理想ですが、最悪、パンクしててもビードストッパーをつけていれば帰ってくることができます。スイングアームをはずせる工具も必須です。スイングアームをはずすのはチェーンが絡んだときのためです。山では意外と起きるトラブルです。
ガソリンは必ず満タンにします。5Lあれば、林道なら2,3時間は走れます。走行距離を考えて、予備のガソリンも用意したほうがいいでしょう。一人で林道に行くのはかなりなれてからにしたほうがいいです。グループでの行動が安全です。