はじめに・ご挨拶
私はバイクに乗って40年経ちました。そのほとんどを125ccのバイクで楽しんできました。その趣味が高じてハムスクエアというネットショップを立ち上げ、バイク用品・タイヤなどを扱っています。今回は私が乗って楽しいバイクを、たくさんの方に経験してもらいたいためにプロジェクトを立ち上げました。
125ccは楽しいバイクです。ライダーは私、バイクは今回とはちがうメーカーです。
軽くて扱いやすい2ストローク125ccは、維持費も安く初心者から上級者まで幅広く楽しめる性能を持ちます。残念ながら、現在国内ではこのジャンルのバイクがありません。そこでお隣の中国から高性能な125ccオフロードバイクを探してきました。中国ではオフロードバイクが大流行しています。モトクロス、エンデューロレースが盛んです。オフロードバイクも大量に生産されているのです。
工場担当者と相談して30万円台(台数限定)で購入できる価格に抑えることができました。本来はエンデューロレース用に作られたバイクですが、保安部品をつければナンバーを取ることが出来ます。オプションでセルモーターも付きます。フル装備でも100kgを超えない重量は、山で遊びたいライダーにもぴったりです。もちろん、初心者、女性でも手軽に乗ることが出来ます。250ccでは扱い切れないけど、125ccなら全域を楽しむことが出来ます。ぜひこの機会にたくさんの方に125ccの楽しさを味わって頂きたいと思います。
プロダクトのご紹介
XN125、画像はスペシャル仕様、デカールとフレームガード、ハブのアルマイト加工がアップグレードされています。
XN125は本格的なエンデューロ仕様のバイクです。すでにエンデューロの本場ヨーロッパで販売されていて、大好評を得ているモデルです。水冷2ストロークエンジンに高性能サスペンションを搭載しています。125ccですがトルクが太いため、初心者でも楽に乗ることが出来ます。半クラッチを多用する昔の乗り方はこのバイクには不要です。キックが非常に軽いので、女性でもらくらくエンジンをかける事が出来ます。オプションでセルモーターも追加できます。
2ストロークの軽快なエンジン音をお聞きください。ここまで回さなくてもとことこ走ることも可能です。
本格的レーサーだと乗りにくいんじゃないかと心配するかもしれません。でもXN125は125ccとは思えないほど低中速のトルクが太いんです。フロントのスプロケットを13T、リアを50Tに変えるとさらに乗りやすくなります。また、ノーマルではシート高が92センチあるので、身長が170cmの人でも片足がつんつん状態になります。これは、リアサスペンションを調整して、フロントフォークの突き出しを増やすと、身長168cmの私でも両足が届くまでシートが下がります。シート内部のスポンジを削ってしまうともっと下がります。山に入るとシートに腰をかけていることはほとんどないので、シートはぺったんこでもいいのです。
すぐレースに出れる
じつはこのバイクは、ハンドルガードとアンダーガードをつけるだけで、すぐにエンデューロレースに出ることが出来ます。一般の市販車のように手を加える必要はありません。その意味でも大変コストパフォーマンスがよいといえます。最近流行のハードエンデューロにも参加できる十分な性能があります。もしハードエンデューロに出る予定があるなら、セルモーターのオプションをお勧めします。
中国国内でのレースです。エンデューロが盛んに行われていてXN125は上位入賞を重ねています。
一度は出てみたいエンデューロレース
125で散歩はいかが
レースのことばかり取り上げましたが、私が一番好きなのは、125ccに乗って近所を散歩することなんです。林道をかっ飛ぶのも面白いかもしれませんが、軽くて取り回しのいい車体は、気ままにとことこ景色を見ながら走るのに向いています。私はよく一人で近所を125ccで散歩しています。歩いていくより遠くに行けるし、車で行くと小回りが利かないじゃないですか。そんな距離にちょうどいいバイクです。ゆっくり走ると2ストロークはかぶるんじゃないかと思われがちですが、そんなことはありません。プラグを8番にしておけば20km程度でゆっくり走り続けることもできます。さすがにタンクが小さいので長距離は無理です。1時間くらいの近所の散歩です。私の住んでいるところは山の麓で近くには林道がたくさんあります。最近は林道も舗装された道が多くなって、オフロードといえなくなってきましたが、それでも脇には小道があって、ここに入ったらどこに行くんだろう?と心が引かれます。軽量なオフロードバイクはそんなときに役に立ちます。
スクーターでは気が引けるような荒れた小道にも気軽に入っていけるのが125ccオフロードバイクの魅力。画像の右側に小さな道の入り口がある。
10年程前、私は北海道で開かれたあるバイクイベントに参加しました。林道や作業道を走る走行会でした。そこで会った60代半ばのライダーは「年取ったら軽い125に限る!」と言っていたことを記憶しています。彼はヘルメットをかぶるとぜんぜん年齢を感じさせませんでした。私もいま60代になって同じ印象を持っています。最近、若いときにバイクに乗っていたリターンライダーが増えているそうです。中高年の方にぜひこの軽量な125ccを乗って楽しんでいただきたいと思います。
製品の特徴
コンパクトな水冷エンジンは低速から中速にかけてトルクがあるので扱いやすい性格。キックは手でもかけれるほど軽いが、オプションのセルモーターをつければ、さらにらくちん。クラッチは日本製モトクロッサーと同じ部品を使っているので、信頼性・耐久性は十分です。(画像はスペシャルタイプ)
本格レーサーにも使われているフラットキャブレターは、大口径38mmの中国独自ブランドNIBBI製
信頼性の高い520サイズのチェーン、18インチタイヤとリア周り。1970年代にホンダが開発したプロリンクサスはすでに国際標準になっています。タイヤは中国でトップブランドのINNOVAです。
アルミ削り出しのCNCクランプと調整可能な本格的フロントフォークはKKEという専門メーカーの製品。フォークの径は48mmで剛性があります。
シートは滑り止めがついている本格仕様です。
レバーは最初から可倒式が付いています。油圧クラッチなので指一本で操作できます。
フロントブレーキは大口径タイプ。非常にコントローラブルなタッチです。(画像はスタンダードタイプ)
リターンのご紹介
スタンダードとスペシャルの2つのタイプがあります。スペシャルはデカール、フレームガード、アルミパーツのアルマイト加工などを施したファッショナブルなデザインです。基本性能はどちらも同じです。
スタンダードタイプ(上)
スペシャルタイプ(上)
2つのタイプのほかにリターンには、ご自分で組み立てるキットと組立て済みがあります。組立てと言ってもフロントタイヤとリアタイヤ、ハンドルをつけるだけです。工具とスタンドがあれば一人で取り付けることが出来ます。価格が増えているのは主に送料分です。
・XN125スタンダード本体(組立てが必要)と送料(沖縄、九州、北海道、離島を除く)を含む。消費税込み。最安値のリターンです。ご自分で組み立ててください。スタンドと少しの工具があれば簡単に組み立てられます。
・XN125スタンダード(組立て済み)+送料(沖縄、九州、北海道、離島を除く)消費税込み。組み立てた状態でお届けします。
・XN125スペシャル本体(組立てが必要)+送料(沖縄、九州、北海道、離島を除く)消費税込み。スタンドと少しの工具が必要ですが簡単に組み立てられます。スペシャルは、デカール、フレーム塗装、ハブ、シリンダーヘッドのアルマイト加工などが追加されます。
・XN125スペシャル(組立て済み)+送料(沖縄、九州、北海道、離島を除く)消費税込み。デカール、フレーム塗装、ハブ、シリンダーヘッドのアルマイト加工が追加されます。
・グループ購入、バイク店向けです。XN125スタンダード本体2台(組立てが必要)と送料(沖縄、九州、北海道、離島を除く)を含む。消費税込み。最安値のリターンです。ご自分で組み立ててください。スタンドと少しの工具があれば簡単に組み立てられます。
・グループ購入、バイク店向けです。XN125スペシャル本体2台(組立てが必要)+送料(沖縄、九州、北海道、離島を除く)消費税込み。スタンドと少しの工具が必要ですが簡単に組み立てられます。スペシャルは、デカール、フレーム塗装、ハブ、シリンダーヘッドのアルマイト加工が追加されます。
・オプション
ヘッドライトとセルモーター、本体と一緒に選択してください。輸送の関係上バッテリーは付属しません。別途リチウムバッテリーをご用意ください。セルモーターだけの購入は出来ません。
・北海道、九州への送料追加料金
北海道、九州への送料追加料金です。本体リターンひとつに1つ選択してください。2台セットも1つの選択です。
注:本体には登録に必要な書類が付属します。
製品情報・仕様
エンジン 2ストローク水冷単気筒124.8cc 出力36HP キック式 セルモーター(オプション)
変速機 6速 油圧式クラッチ ハイオク混合ガソリン40:1
サスペンション 前 倒立式 310mm 後 リンク式 300mm
タイヤ 前21インチ 後18インチ
ブレーキ 前後油圧式ディスクブレーキ
車体寸法 1880mm X 850mm X 1200mm
最低地上高 355mm シート高 920mm
タンク容量 5L
重量 90kg
諸元は予告なく変更する場合があります。
ハムスクエアの紹介
ハムスクエアは2007年に私、三浦一則がネットショップとして活動を始めました。電子部品販売、オートバイ用品、タイヤなどを扱っています。現在ネットショップは休業中ですが、ヤフーオークション、eBay、アマゾンで販売を行っています。
Q&A
・ナンバーを付けたいのですがどうすればいいですか?
本体に登録書類が付属します。保安部品(ライト、方向指示器、テールランプなど)をつけて、フレームナンバーで自賠責保険に加入してください。自賠責保険はコンビニで加入できます。登録書類と自賠責保険証を最寄の市町村役場に持参して、第2種原動機付自転車でナンバーの交付を受けてください。保安部品は一般的なバイク用市販品がご利用できます。
・納車はいつになりますか?
2、3月に工場で組み立てた後、日本に輸送されます。4月上旬の入荷を予定しています。入荷し次第、ご連絡をして順次発送します。
・自分で組立て登録などをするのが難しいのですが。
お近くのバイクショップにご相談ください。バイク店向けの2台セットをご用意しました。
・部品の供給は?
補修部品は一定量をハムスクエアが在庫します。在庫にない部品でも工場から2週間程度で取り寄せることが出来ます。送料がかかりますが、部品の価格はかなりリーズナブルです。また、ハンドルガード、アンダーガードといったレースに必要な部品は社外品がご利用になれます。
・タンクが5Lしかないのは不安です。
5Lはレースで1時間走れる量です。もしもっと容量が欲しい場合は社外品のタンクをご紹介します。
・混合だとめんどくさくありませんか?
確かに慣れないと混合ガソリンは面倒です。でもこのエンジンは正確に混合率を測らなくても20:1から50:1の範囲なら問題なく走れます。ポケットに100cc程度オイルを持って、ガソリンスタンドで給油するときに一緒に混ぜればいいです。
・中国製で品質に不安はありませんか?
現在の中国の工業レベルは非常に高くなっています。工作機械も最新のものが工場に入っていて、扱う技術も高いです。すでにヨーロッパで受け入れられた製品なので品質は保証付です。
・保証は付きますか?
ご到着後1ヶ月以内で、生じた故障不具合のうち工場での組立てが原因の場合、補修部品を無償で提供します。それ以外の責は製品の性質上ご容赦ください。
想定されるリスク
すでに開発済みの製品なので、リスクはほとんどありませんが、なんらかの理由で工場からの配送が遅れることがあるかもしれません。2015年に中国のコンテナが集積する天津の倉庫が原因不明の大爆発を起こしたときは、保安上の理由ですべての港でコンテナが止まりました。コンテナの到着が遅れそうになった場合はすみやかに事情を連絡します。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るお勧めのオプションは?
2020/01/17 12:23XN125には、スタンダードとスペシャルの2つのグレードに加え、セル、150ccのオプションがあります。組み合わせが多いので迷ってしまうかもしれません。お勧めの組み合わせはずばり、これです。XN125スタンダード+セルスペシャルは確かにアルミ削り出しのパーツが使われていて、かなり見た目が豪華です。買ったあとで、いろいろ付け加えるなら最初からスペシャルバージョンを選んだほうがお得です。でも、目的が林道走行やエンデューロであれば、スタンダードで十分です。ガード類は社外品で比較的手軽に購入することができます。セルをつけておくと保安部品の装着も簡単です。山、レースでもセルは非常に便利でしょう。じつはXN125を39万8千円(税込み・送料込み)で提供できるのは、おそらく、このプロジェクトが最後です。為替レートの変動もありますが、もともと中国国内でも高価なバイクなんです。同じ価格帯のバイクが日本でも販売されていますが、販売価格は60~70万円台です。この機会をお見逃ししないように! もっと見る
本当に必要なガードはラジエターガード
2020/01/11 09:00オフロードバイクには、後付けでたくさんガード類をつけます。アンダーガード、チャンバーガード、ハンドルガード、ディスクガード、最近ではスイングアームのガードもあります。ハンドルガードは、可倒式レバーをつけていれば、折れることがなくなったので最近はつけない人が多いようです。エンジンガードは必須です。岩に乗り上げるとフレームをヒットするので、どんどんフレームがへこんでしまいます。買ったら最初に取り付けておきましょう。チャンバーガードもへこみが気になる人はつけたほうがいいです。よほどがちんとへこまない限りエンジンは止まりませんが、チャンバーは1回直すと5000円~1万円くらいかかるので、ガードをつけておくと安上がりです。余りつける人はいないのですが、リアサスペンションのリンクガードはハードエンデューロでは必要です。何より、リンクが岩や丸太に引っかかって止まることがなくなります。リンクレスだといらないのですが、リンク式ではガードというよりスムースなライディングのために必要です。意外と重要なのがラジエターガードです。水冷エンジンはラジエターが壊れると走ることができなくなります。それにラジエターは高価なパーツです。2万円以上するので、ガードはつけたほうがいいです。最低限、エンジンガードとラジエターガードを装着することをお勧めします。 もっと見る
125か250か?
2020/01/10 09:00現在行われているエンデューロには、排気量によるクラス分けのない場合があります。125、250、もっと排気量のあるバイクが同じクラスで競います。一般には排気量の大きいバイクのほうがパワーがあって有利と考えられますが、オフロードでは一概に言えません。いくらパワーがあってもタイヤの大きさが同じだからです。北海道のトップランカーの方に練習を見せてもらったことがあります。そのとき、山の中では20馬力あれば十分という話を聞きました。じっさい、その人がレースで使うバイクはせいぜい30馬力の4スト250でした。現在の2スト250は50馬力以上の出力があります。でもエンデューロでそのパワーを使う場合はあまりありません。むしろ、中低速のトルクを使う場合がほとんどで、とくに難所では低速の粘りを使って走っています。アクセルの開け方もコーナーの出口でがばっと開けるのではなく、タイヤのグリップが失わないように調整しながら開けます。125ではどうしても低速のトルクでは250に負けます。でもバイクの重量を見ると、125が90キロ、2スト250が100キロ、4スト250は110キロあります。この重量の差がエンデューロでは有利に働くことが出てきます。軽さは武器です。バイクを起こしたり持ったりすることが多いレースでは、125は圧倒的に体力の消耗を減らしてくれます。また女性ライダーに125が多いのは軽さのせいです。初期のころの2ストロークは低速がなく、回すとパワーが出るピーキーな特性でした。80年代に日本メーカーが排気バルブを可変させるシステムを考案して、90年代には世界的に普及しました。現在の2ストロークエンジンの基礎を作ったのは日本メーカーです。現在の2スト125は低中速の特性を見ると4スト250に近い数値があります。非常に扱いやすくなっているのです。125といえば半クラッチを多用する特殊な乗り方が必要でしたが、いまは4ストとあまり変わらないエンジンです。初心者、女性などにはぴったりのバイクと言えます。 もっと見る
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