XN125に装着されてくるのはモトクロスタイヤです。林道走行ならこのままで大丈夫です。走り方次第ですが、数か月はもつでしょう。とはいっても、舗装路を走るとオフロードタイヤはあっという間に減ります。次のタイヤが心配になるところです。
もし、舗装路での走行が多く、あまり林道などに出かけないのであれば、トレールタイヤがいいです。値段も安くて、舗装路でのグリップもいいです。なにより、あまり減りません。
でもXN125を購入するライダーは、オフロードでの走行がメインの人のほうが多いでしょう。モトクロスタイヤかエンデューロタイヤから選ぶことになります。モトクロスタイヤとエンデューロタイヤの違いは何かといえば、じつはほとんど同じです。エンデューロタイヤにはFIM規格でブロックの高さが13mm以下というタイヤがあります。これはあまり地面を掘らない、環境にインパクトが少ないタイヤと言われています。
FIM規格だけでなく、エンデューロタイヤには、ゴムの柔らかいガミータイヤがあります。これはタイヤの接地面積を増やして、グリップを稼ぐタイヤです。ハードエンデューロでよく使われます。グリップはいいのですが、ゴムが柔らかいのであっという間に減ります。また、チューブのままだとパンクしやすいのでムースチューブを入れて使う場合もあります。ガミータイヤは履く場所を選ぶので、ご注意ください。
よく125はサイズの細いタイヤを勧められる場合があります。120サイズが125にはいいといいますが、私は140を勧めます。なぜなら、山に入るとタイヤは太いほうがグリップするからです。120だとアクセルでスライドできますが、140はうまくタイミングを合わせないとグリップがよくてスライドしません。林道では軽快さがなくなります。でも140のほうがタイヤの山が高いので空気を抜いた時パンクしにくいというメリットもあります。
私の場合、フロントにはムースを入れています。リアはハードチューブです。ビードストッパーを2個つけているので、パンクしてもタイヤがリムから外れません。リアもムースでいいのですが、ムースにするとねろねろの路面でタイヤが密着しないのでグリップが弱くなります。その代わりといっては何ですが、ムーズを入れると反発力が減るので岩場ではねなくなって車体が安定するというメリットもあります。どちらを選ぶかは状況次第です。
#画像は非対称パターンのタイヤ、XN125とは関係ありません。