一昨日レコードを整理していると、SONIC YOUTHに"campfire"という曲があることを発見しました。
思えば、7月8日に倒れた時から不思議な巡り合わせの連続です。
そもそもがDon't Trash Your Voteの日に倒れていなかったら、一人暮らしのワンルームで朦朧とした意識の中、救急車を呼ぶことはおろか、糞尿まみれの床に気づくこともなく、まともな思考回路からは程遠い状態でゾンビのようにうごめくばかりで、誰からの連絡もなければそのまま死んでいたかもしれないような状態でした。その後あの部屋を掃除してくれた友人たちには感謝の言葉もありません。
それから手術を目前に控えたある日、ある友人が相性がすごくいいという二つのパワーストーンの組み合わせをお守りにと、可愛い巾着に入れて手渡してくれました。一つはチベットの人が遠く離れてしまう親しい人に渡すというチベッタンターコイズ。命に関わるようなことが起きると身代わりに割れると言われているそうです。もう一つはアポフィライトという水晶状の石で、脳細胞を再生する力があると言われているそうです。そのアポフィライトの先端部分が三角形になっていて、そこに光を通すと虹が見えるとその友人が言います。それを聞いた僕はすぐさまPINK FLOYDの"狂気"を思い出し、ジャケットを見せるためにウィキペディアで検索したところ、"狂気"にBRAIN DAMAGEという曲が入っていて、妙な巡り合わせだなと思いました。
ごく最近で言うと、安倍政権に反対するデモを目前に控えたある日、ある中古レコード屋さんで大抵はそのお店ではスルーするブラックミュージックの新入荷の棚の一番前に、アフリカバンバータとジェイムスブラウンの顔がどでかく映って手を組んでいるジャケットの"UNITY"が。日本版のライナーノーツにはこのレコードを発表するにあたってのジェイムスブラウンの言葉が翻訳されていて、そこにはこうあります。
「今になって私達は、ようやくひとつの結論に達した。我々は平和を手にしていなければいけないのだと、そう、平和を。〜中略
ヒューマニティーを守っていくために、人生の宝物を守ってゆくために。だから私は声を大にして言う。自分たちの命と将来は自らが守るのだ。核戦争反対。さあ、手を上げて心を集めて、平和の、調和の、そして愛の喜びを感じ取ろう。そして楽しむんだ。
Mr.D.J. 私達はこんなレコードを作ってみた。さあ、今度は君の番、プレイしてみてくれ、生命のボタンを押すんだ。」迷うことなくレジに持って行きました。
もし音楽の神様がいるとするなら、何かそういうものの力に導かれているような、そんな気さえします。
何にしてもDon't Trash Your Voteに助けてもらった命です。これからも当然Never Trash My Voteで、より良い社会の実現に貢献できるようなDJとして、生きて行きたいです。
たくさんのご支援ありがとうございます。
なによりも尊いのは、みんなの笑顔だと思います。みんなが笑って暮らせる、そんな毎日を願って。
もうすぐ春ですね。今年も綺麗な桜が咲くことでしょう。