里山まるごとホテルに関心を持っていただいたみなさま。ありがとうございます。
プロジェクトの末席に加えていただいている「のとと、」の本多と言います。
今回は「のとと、」について、少しご紹介したいと思います。
「のとと、」は能登の生活や生業、地域の風土や風景を身近に感じることのできる機会を東京でもつくりたいと思ってスタートしたプロジェクトです。
そして実はぼく、里山まるごとホテルの山本くんとは大学の同じ学科の同級生で、能登の風景の研究をしてきたという共通点があります。
在学時にそこまで話をしたことがなかった(研究室が別だったからですよ笑)という背景はぼくら当人にとっても笑い話なのですが、想いやかたちにしたいことが近くて、ひょんなきっかけから卒業後に「能登っておもしろいよね」という話をして、ちょくちょく一緒に企画を動かすようになりました。
そして、里山まるごとホテルがスタートするのを東京で指をくわえて見ていたところに、不思議なご縁がありました。
それは、ぼくが日頃お世話になっていた東京・墨田区の東向島珈琲店のマスターとの何気ない会話からでした。
「能登っておもしろそうだね。できることがあったら協力するよ。」
今となっては何気なくいただいた一言だったのかもしれませんが「山本が地域に根ざして一歩ずつ進んでいく中で東京でもできることがあるんじゃないか。」と、何かがピタッとはまった気がした瞬間でした。
話はとんとんと進み、東向島珈琲店のマスターたちと一緒に一路能登へ。そして、その後のひとつのアウトプットに「能登の恵みと出会ったレアチーズ」があります。
東向島珈琲店さんの顔とも言える絶品スイーツに、能登の手摘みブルーベリーや地域に自生している果実、いしる(魚醤)と米飴で作ったみたらしソース(!)やお塩(!!)など様々な食材が添えられ、季節ごとに能登の恵みを楽しんでいただけるメニューです。
食を介して人がつながって、人が地域をつないでいく。
点が線や面になるだけじゃなく、時間を共有している感覚があって、「日本の暮らしってこんな風に継承していく未来もあるんじゃないか。」なんて感じられる光景が、「のとと、」と里山まるごとホテルが一緒に進んでいく中にある気がしています。
この写真はレアチーズのソースの素材を実際に探しに行った時のようすです。これからも東京と能登の自然や人との、偶然なのか必然なのか、出会いを大事にしながら、楽しみながら「のとと、」は進んでいくんだろうなと思っています。
この話のキーマン(?)であるレアチーズについては、またの機会にあらためてお伝えできたらと思います:)
クラウドファンディングは残り19日。みなさま引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。
(本多秀行)