Q、なぜTFJフェローを目指したのですか?
私がTFJフェローを目指した理由は2つあります。 1つは、公教育のど真ん中、直接子どもと関わる小学校の先生として子どもたちの成長に伴走したいと思ったからです。私は大学院時代、海、川、山などといった自然の中で遊ぶ体験を小学生向けに企画・実践してきました。そこで、子どもたちが、初めて行く場所、初めて会う友達や大人との関わりの中で、自分の力で成長していく姿を見て、喜びを感じていました。公教育の立場から子どもたちの成長に携われないかと思い、教員免許を持たずとも小学校の先生として子どもたちの成長に伴走することができるTFJフェローに惹かれ、目指しました。 2つ目は、2年間の小学校教師としてのキャリアが、今後のキャリアにつながると思ったからです。私は、これからの人生、教育に携わり日本の教育を今の時代に合ったより良い教育にしていきたいと思っています。昨今は、IT化などの変化が目まぐるしい時代、これから人間に求められる能力が変化しています。そのような中で、教育システム自体が見直され、例えば小学校ではタブレットが普及されたり、英語や道徳などが教科化されたりなどしています。しかし、現場の教師は多忙になるなどの問題がいたるところで生じています。そのような社会背景の中で、私はどの立場から子どもたちの未来を創っていくか現場に立ち考えたいと思いました。もちろん、この教師生活を終えて、そのまま教師として働きたいと思うかもしれませんが、教師として2年間子どもたちと関わる中で、自分が解決したい課題は何なのか、これからのキャリアを描くヒントになると思ったので、TFJフェローを目指しました。
Q、2年間どういう教師でありたいですか?
私は2年間で、まずはクラスの児童に全力で向き合います。一人ひとりが、安心して応援し合い、頼り合えるそんな学級を作りたいと思っています。その上で、学校内外の教育システムを俯瞰的に捉え、2年後を見据え、教師としてシステムのどのようなところに歪みがあるのか敏感に感じ取る視点も忘れずに持ち続けたいと思っています。
Q、武者修行合宿に向けた意気込み・メッセージを!
まずは目の前の児童にとって信頼される教師になるため、基本となる授業力を磨きたいと思っています。最近になって基本的な授業は出来るようにはなってきたと思います。しかし、児童が自分で考えて行動できるような授業設計を目指しているため、教師の私が話す時間を最低限にして、児童が主体的に考える時間を設けるためにはどうしたら良いのか探求する時間にしていきたいと思っています。 教室から社会を変える一端を担うべく精進していきますので、どうぞよろしくお願いします。