大雨が降ったかと思えば、日差しがさせばムッと蒸し暑くなるこの季節。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
ここ、上越大島では田んぼの稲穂も出揃ってきて、まだ青々しい穂の海のうえを大きなオニヤンマが悠々と飛び渡っています。
さて、8月2日に設置された薪ボイラーですが、その後屋内にすでに敷設してあった給湯および床暖房設備との接続、ボイラー本体からの煙突設置工事などが設備屋さんの手によって行われ、昨日23日に晴れて試運転となりました!
当日は、薪ボイラーの製造会社、エーテーオー株式会社の方が名古屋から足を運んでくださり、試運転の実施と取扱説明をしてくださいました。
まずは実物の構造を確認しながら、全体的なシステムの説明を受けます。
メーカーさん:「これが貯湯タンク、容量は220Lで手前に入っているのが熱交換器。このボールタップは、タンク内の水が減った時の給水云々……」
「ふむふむ。」 ふたり、頷く。
そして、いよいよ火入れ。
まずは燃焼室の底に灰(我が家では“もみがら燻炭”を使いました)を敷き詰め、段ボールを焚き付けに、改装工事で出てきた廃材を薪にしました。
送風機がついているので、みるみるうちに炎が大きくなっていきます。これなら、火付けに失敗するなんて心配はいらなそう♪ ある程度火がしっかりしてきたら、送風機は止めて、燃焼室のフタにちょっと隙間をつくっておくくらいで良いそうです。
貯湯タンクの温度計は、30分ほどで50℃、60℃と上がっていきます。
100℃まで上がると、タンクの水が蒸発するばかりで燃料効率も良くないので、70℃~80℃くらいを目安に燃料を調整すると良いのだとか。
温度が充分に上がったところで、本体裏の給湯パイプに取り付けられた蛇口から、お湯の具合を確認☆
あまりに熱すぎるお湯が流れても仕方ない(というか危険)なので、この時点で60℃程度のお湯が出るようにミキシングバルブを調整です。
その後は、床暖房も実際にすこし温めてみて、コントロールの仕方や気をつけるべき点を教えていただきました。
今回はあくまで試運転、しかも夏!なので、薪ボイラーの「性能発揮」という意味ではほんの“触り”程度。しかし、廃材や間伐材で水や部屋が温められるのを実際に体験してみると、本当に感慨深く、また一層ワクワクが増してきます(>_<)
今回のプロジェクトでご支援いただいた皆様、宿がオープンしたら是非体験に来てみてくださいね!!
そしてもちろん「薪ボイラーに興味がある!」という皆様も、大歓迎ですよ~!
近いうちに、宿のオープン日の決定と、インターネットからの予約フォームを公開できるようにしたいと思っておりますので、また準備が整いましたら改めてご案内させていただきます。
どうぞいましばし、首を長くしてお待ちくださいませm(__)m
(うし)