こんにちは!千壽徳蔵です。
まだまだ残暑厳しい今日この頃ですが、とても嬉しいご報告があります。
WAJIMA Lacaの創作にあたり、どの職人の作業も外せませんし、どの作業もとても重要ですが、まず器の元となる木地がなければどの作業も行うことができません。
その木地を創作してくださるのが木地師さんです。
この度ご縁あってようやくWAJIMA Lacaの木地の創作にご協力くださる木地師、田中俊也さんと出会うことができました。
※↓田中さんの作業中のお写真です。
ここで田中さんのご紹介を少し!
ご出身は大阪府でいらっしゃいますが、石川県にある石川県挽物轆轤(ひきものろくろ)技術研修所で木地師としての技術を習得され、現在は石川県羽咋郡志賀町にご夫婦で移住され精力的な創作活動をされています。
若手不足が深刻な問題になっている伝統工芸の世界にとっては、希望の光とも言える若手のホープの方です。
『 新しい漆器を創ろう!』
そう意気込んでも、現在輪島では木地屋も木地師の方も少なくなっており、もし探すなら木地の産地でもある山中の地域で探してみたら良いと協力者の職人からのアドバイスで木地屋さんを探し始めました。
しかしなかなか相談に乗っていただける木地屋さんも木地師さんも見つからず。
1つ1つ手作業で木地を製作されているため、突然に見ず知らずの人間の仕事を受けていただくには難しいのが現状でした。
※↓木地師の方が使用される道具です。
そんな中必死にネットで木地屋さんを探していると田中さんと奥様の移住エピソードの記事を発見しました。
他県から移住されているお若い職人の方で、精力的に活動されていることは記事を読む中で感じられました。その上奥様のご出身が青森県ということもあり、ビビッとシンパシーを感じてご連絡させていただいたことが始まりです。
現在はWAJIMA Lacaで使用する木地のサンプル作成をお願いしており、きっと田中さんのお人柄がにじみ出る温かみと優しさを感じられる木地が出来上がってくるのではないかと今からワクワクしながら首を長くして待っています。
サンプルの木地が出来上がりましたら、また活動報告に掲載させていただきますのでどうぞ楽しみに待っていてくださいね。