サーチギャラリーというイギリスでももっとも有名なギャラリーのうちの一つが発行しているオンラインマガジンにインタビューが掲載されました。プロジェクト作品も紹介されています。 http://magazine.saatchionline.com/articles/artnews/from-the-studio-of-hitomi-kammai-sculptor-london-england このギャラリーは若手を支援することで知られており、ダミアン・ハーストやトレイシー・エミンなどのアーティストを輩出し、無名から一流のアーティストにのし上げました。 若手の作品を安値で買い、有名にしてから数百万から億単位の金額で売る手法が批判されることもあります。けれども結果としてロンドンの金融街で働く人々が投資先としてアートに関心を持つようになり、アートとビジネスを結びつける事に成功しました。 イギリスの現代アートを一躍世界トップクラスのマーケットにした功績は広く評価されるものでしょう。 私の作品は前出のイギリス人アーティストとは毛色が違い、むしろこうした極端に商業主義的な現代アートブームには懐疑的なところがあります。インタビューにもダミアン・ハーストは好きでないとはっきり答えてしまっている(本当はもっと辛辣に書きました。さすがに刺を抜いた文章に書き換えられましたが。)にも関わらず、すでに2回ピックアップしてくれました。 こちらではアートの境界を広げる。といった表現をよくつかいます。イギリスの美術界の常に新しいものにアンテナを張り巡らし、たとえそれまでの自分たちの方向性と異なっていても良いと思った物を評価し、持ち上げてくれる柔軟さ、懐の広さには感服します。
ロンドンのアトリエで新しく三人のアシスタントさんに参加してもらえることになりました。写真のお二人はどちらも若手アーティスト。あとスロバキア人女性も手伝ってくれています。 それぞれ絵画、彫刻、建築と専門は違いますが、3人とも手先が器用ですので丁寧な仕事をしてくれています。 美術品制作というのは画家が一人で筆を握り、画布の前に立っているイメージが皆さんあるようですが、実際には額装から作品ファイルの制作や展示会場側との交渉など、仕事の内容は多岐にわたります。そのため、アーティストがオールマイティーに全てをこなすのは時間の都合上からいっても難しく、私のように何人か、多い人では100人も人を雇って作業していたりします。 アトリエはアートが盛んなロンドン東部にあり、広くて快適です。周辺にはおしゃれなカフェやギャラリーもあります。支援して下さる方々がイギリスにいらっしゃることがあれば是非遊びにきて欲しい場所です。
A-side B-side Gallery というアーティストが運営しているロンドンのギャラリーで合同展に参加しました。プロジェクト作品はまだ完成した訳ではなく、展示の規定上の事もあって作品の一部のみの中間発表でしたが、皆さん興味を持って下さいました。 初日のオープニングパーティー。沢山の方がいらっしゃいました。 今回の展示で分かったのはロンドンの方々は東北の津波の被害と福島の原子力問題を混同している。ということでした。チェルノブイリでの事件との混同もみうけられました。 テレビなどで見たイメージで覚えているので、福島というと津波で大勢の人が流されたとか、発電所の爆発で沢山人が焼け死んだ。などといった誤解があるようです。 より正しい情報を提供する必要を感じるとともに、原子力問題に関するイギリスの人々の無知にどう対処し、説明すればいいのか、実践をつむ機会となりました。 作品自体に関しても見せ方など、まだまだ改良出来る部分も分かったので、意義のある展示でした。次回発表に向けてますます制作に励みます!






