チーム船橋は、2016年の夏の終わりに活動を開始し、船橋と姉妹都市であるオーデンセ市やアンデルセン公園にちなんで、デンマークのKIMONO作りを始めることにしました。
姉妹都市という密接な関係ならば、デンマークの方とも知り合えるだろうと思っていましたが、在日デンマーク人との接点はなかなか得られませんでした。
「あちこち探し空港にプラカードを下げて立とうか?」と話に出るほど見つからず時が過ぎました。
デンマークの方々と、交流しながらデザイン案をつくるということも2017年2月中を目標にしていたので、何から手をつけて良いか分からず、最初は苦しい日々でした。
10月の終わりになって、日本人と結婚してその様子をブログにしている方が見つかり、ご協力をお願いしたいところ快諾いただきました。
その数日後に帰国するご友人がいる間にと、即座に交流会を開催しました。
30人近くが集まり 本当に嬉しかったのを思い出します。
それから、デンマークのことを知ること、きものがどんな風にできるかを知ることなど、講義や体験を通してメンバーで理解を深めていきました。
その後、知人のご紹介から、デンマークの方々や大使館にも繋がり、デザイン案を考える頃にはデンマークと日本の交流会と呼べるものを開催できるまでになりました。
デザイン案を考える時の資料も限りがあります。その中でそれぞれに違ったモチーフやイメージを出し合いました。
そのモチーフを元に、振袖の形に絵を描きながら、まとめていきました。この作業には交流会に参加してくださっていたイラストレーターさんが大きく貢献してくださいました。感謝してもしきれません。
いよいよ一つにまとまって、イラストレーターさんから完成した絵を発表してもらった時の事を思い出すと、今でも涙が出ます。
参加者全員が納得し、全員の思いが一つになった瞬間です。
デンマークの参加者の方からも、デンマークの良さと日本の良さが一つにまとまって素晴らしい!と言っていただけました。
私たち日本人参加者も初めから、デンマークの方に喜んでいただきたいとの思いで活動していたのでとても嬉しい言葉でした。
精神性も共有できたことを、KIMONOに映し出せることを心から幸せに思います。
現在、デザインが東京友禅、森川明洋先生の手に渡り、先生も「みなさんのチームの一員だと思って描きます」とおっしゃってくださいました。
愛に満ちた先生をはじめ、奥様、工房へお願いできたこともとても幸せです。
帯は、京都西陣「紫紘」野中淳史先生が進めてくださり、こちらもデザイン案を考えたメンバーの意見を元に、お任せしています。
デンマークのKIMONOが、出来上がるのは 9月の予定です。
「KIMONOが舞台に上がったらみんな泣いてしまう」と話しています。
このプロジェクトには 様々な夢と希望が詰まっています。
全てをこの場で説明することはできません。
もし、興味を持ってくださったらKIMONOを見てください。
よろしければ、話をさせてください。
2020年、196か国が「ひとつ」になれますように。
どうぞ、皆様からのご協力をよろしくお願い申し上げます。
チーム船橋
八子 由理子
《チーム船橋関連サイト》
・船橋市民2000人で デンマークのKIMONOをつくろう!
https://m.facebook.com/Danmarkkimonofunabashi2000/
・イマジン・キモノ千葉
https://m.facebook.com/Funabashi2000/