シーシェルバケーションハウスは、「住むように泊まるリゾートハウス」をコンセプトに、2つのバケーションハウス(貸別荘)を運営しています。場所は、いずれも美しい下田の海が全室から見える柿崎と須崎にあります。柿崎の施設は、白とブルーを基調とした明るく開放的なインテリアと、まぶしいばかりに輝く海のコントラストは、まるで地中海のリゾートホテルにいるかのよう。ウッディなバーベキュー小屋もあり、新鮮な魚介を炭火で楽しむことも。須崎の施設は一転、和モダンなインテリアがラグジュアリー感をぐっと演出してくれます。現在は、ご両親から受け継いだ若い夫婦が経営しています。オーナー家族はみんなワンちゃん好き。ペットと一緒に泊まれるのも愛犬家の方には嬉しいですよね♪
ーーコロナの影響について
「私の貸別荘は3割が外国からの観光客、7割が日本国内からの観光客でしたが、コロナの感染が拡大した3月以降は外国のお客様の予約はすべてキャンセルに(キャンセル料は免除)。国内のお客さまも緊急事態宣言が出された4月8日からは予約を受け付けていません。その結果、4月の落ち込みがもっとも大きく約5割減となっています。5月についてはまだ見通しが立っておらず、不安なままです。
貸別荘と別にホテルも経営していて、社員として従業員を抱えています。さらに今年4月末にオープンする予定(延期に。オープン日は未定)で、数千万円かけて新しい建物を建設中です。コロナの影響で大幅に遅れていて、5月末に完成できるかといった状況なのですが、支払いは待ってはくれません。なんとかして資金を確保しなければならず、苦渋の選択でしたが、お客さまからのキャンセルについては、キャンセルポリシーに基づき、いただくことに致しました。
ただ、大方のお客さまはコロナの感染拡大を怖れてのキャンセルです。何か別の対応で補填できないかと、家族みなで話し合い、キャンセル料分を次回宿泊していただいたときに、特例として全額補填する、という策をとることにしました。ありがたいことに、お客さまはみなとても協力的で、コロナの影響で宿泊施設が存続の危機に陥っていることを知っていたので、ほとんどお客様からぜひ払います、と言っていただきました。」
ーー制限をしながら営業を続けています
「現在、縮小・制限営業をしています。須崎の貸別荘は5/15まで休業で、柿崎のみ運営しています。ただし、まだまだ予断の許さない状況が続いています。【お客様へのお願い】を明記し、守れる方のみご予約をお受けしています。その内容は、次のようなものです。
【お客様へのお願い】
新型コロナウイルスの流行により、外出自粛要請が発令されております。
発令に伴い、下田市民及び近隣にお住まいの住人の方々も自主的に自粛をしております。
下田市には高齢者が多く住んでおり、感染拡大防止への徹底した配慮が出来る方のみご予約下さいませ。
ご家族に体調が優れない方が居る場合はご宿泊をお断りさせていただいております。
ご宿泊時はくれぐれも騒音等近隣住民へ迷惑がかからない様、充分配慮をした上で、お過ごし下さい。
ご宿泊時の日本国内における感染症の状況により、BBQを禁止させていただく場合もございますので予めご了承下さい。
また、外出時はマスクを必ず着用する様、ご協力をお願い致します。
マスク不足により、マスクが無い場合は差し上げますのでお気軽にお申し付け下さい。
マナーを守れないお客様は、当館へのご予約はご遠慮くださいませ。
ーー安心安全を確保するための制限
「リゾート地で、のびのび楽しみたいお気持ちは私たちも十分にわかっているのですが(私だってそうしたいのです!)、こうしたルールを設けなければ、お客さまの側も、受け入れる私たちも、そして地域のみなさんも、不安を払拭することはできません。」
経営をするために努力をしていることは、できる限り今まで以上に、経費削減を心がけています。今まで大変だからと、全て業者に出していたリネン類も、施設で洗えるものは洗い、乾燥機を使い殺菌をしています。掃除もできる限り自身で行っています。」
ーー逆境だって、前向きに!
「新しい挑戦として、今までしていなかった手ぶらでBBQセットの販売や買い物代行などを考えています。これにより、市内で買い物をしないで済むため、感染拡大のリスクを減らせるとも考えています。
旦那が漁師なので漁師とコラボしたプランも考案中です。マイナス分は今後いっぱい働いて取り返せばプラマイゼロ、という考え方で前向きに行こうと思っています。(笑)」
ーー営業、再開
「営業はすでに少しずつ再開しています。感染拡大防止のために、清掃時に消毒の徹底と換気はもちろん、マスクや除菌シート等、品薄で買えなかったというお客様には無料提供しています。今は出勤していませんが、清掃スタッフ用のマスクも常備しています。出来るだけ地元で食材を買ってから来て欲しいとも予約後にメールまたは電話でお客様にお願いしています」
ーーリカバリーは絶対できる
「辞める考えは、まったくありません。やめざるを得ない状況になれば、辞めますが、そうならない様に試行錯誤してコロナを乗り切るつもりです。収束後に今年の倍、いや3倍稼げば今年分はマイナスにはならない!(笑)というポジティブな考えで、今を精一杯乗り越えます!」
ーー仲間の存在を力にかえて
「このクラウドファンディングのプロジェクトにも、実行委員として携わっています。本当に毎日、いろいろ対応しなければならないことが発生し、そのたびに、LINEや距離を取りながらの打ち合わせなどで、みなで知恵と力を合わせて運営しています。そのメンバーは私にとって、かけがえのない「仲間」です。
私はもともと東京で生まれ育ち、仲間と呼べる人は下田にいなかったのですが、今回、一緒に同じ目的に進んで協力して助け合える仲間ができて、とっても嬉しいです。
コロナは私たちからお金を吸い取った分、お金で買えないかけがえのない置き土産を残してくれたな、って思えば幸せな気持ちになれます^^
あとは、こんなにどん底なのは人生で2度とないだろうと考えているので、これを乗り越えられればどんな苦境も怖くないし、自分にとって物凄い自信に繋がるので、絶対に乗り越えてやる気持ちでいます!」
ーー支援者のみなさまへのメッセージ
「コロナの影響は日本国内だけでなく、全世界で人々の生活に大ダメージを及ぼしています。みなさまも辛い思いをしているのにも関わらず、下田市でお店や宿泊施設を運営している私たちのために、ご支援をしていただいたことは言葉では伝えられないほどの感謝と嬉しさと、私たちにとっての心の支えとなっています。皆様からの温かい言葉は、ほかのどんな言葉よりもやる気に繋がりました。支援していただいた皆様に恩返しをするために、絶対にコロナを乗り切り、笑顔で会える日を心より待ち望んでいます。
人は一人では生きていけません。こうやって皆様と力を合わせて、協力しあい、支え合う事でその先に幸せが待っているんだと、改めて実感しました。
本当に本当に、ありがとうございます!!!!!!!!!!!!」