皆さん、はじめまして。百合ケ浜ビーチハウス管理人の佐藤です。ご支援頂いた皆様、拡散していただいた皆様、多くの励ましのお言葉をありがとうございます。
こちらの活動報告では、通常の観光では体験できない与論島の魅力についてご紹介させていただきます。私自身も、宿の運営の合間に、ガイド付きで体験メニューを紹介しています。
今回は、与論島ならではの2つの活動をご紹介します。
①朝ヨガ シカマアグ(朝の仲間)
毎朝5:10から7:15分まで地域の高齢者が集まって活動しています。ヨガ体操を1時間行った後、ラジオ体操、茶話会と充実した朝の活動です。年間360日活動している元気な仲間です!
体験者の感想は様々ですが、共通する感想は「懐かしさ」です。今も隣近所の人付き合いが活きていて、それぞれの個性を活かし、弱点を補い助け合って生きる姿には、現代社会の抱える問題を解決するヒントが隠されている様に思います。高齢者の参加が多いため、コロナウイルスが収束するまで外部の方の参加は禁止しています。事態が収束して、また再会できる日を楽しみに待っています。
②海外清掃ボランティア 海謝美(ウンジャミ)
海に感謝して美しく。「海神祭(ウンジャミ)」という海神のお祭りがグループ名の由来になっていて、台風などの悪天候の日以外はほとんど毎日、朝6時半から約1時間海岸の漂着ゴミ拾いをされています。
海岸清掃を始める前に、みんなでラジオ体操を行います。
かける音声は、ラジオ体操第1を与論島の方言にアレンジしたものになっています。
ラジオ体操第1 ゆんぬふとぅば(与論方言バージョン)の音声はこちらからご覧になれます。
波打ち際には漂着ゴミがびっしり。等間隔に別れて、約1時間程度清掃します。
漂着するゴミの中には珍しいゴミも散見されます。
その他韓国語や、中国語表記のペットボトルや漁具など海外からの漂着ゴミが目立ちます。
樹脂でコーティングした竹竿を、貫通し根本がおれていました。
収束宣言があるまで、会員が集まっての清掃活動は延期になりました。
地球規模での環境汚染が叫ばれる中、「CO2削減!プラスチックごみを減らそう!」などスローガンありきの環境活動が多い中で、「昔の海はゴミもなくてキレイだったから、ゴミのある状態が不自然だから、目の前のゴミを拾う。」という島民のシンプルな思いに心が打たれます。「島という限りある資源の中で長年暮らしてきた、島民の自然を敬う気持ちに触れられる瞬間。」だと私は感じています。
参加者の中には80歳をこえる参加者もいて、「カニは自分の大きさ以上の穴は掘らない。(分相応の生き方)」など、これまでの人生で得た教訓や、ひと昔前の島の様子を教えてもらい、とても勉強になります。
またゴミを担ぎながら、砂浜や岩場を1時間歩くのは、結構体力のいる作業です。参加者の元気、体力にはいつも驚かされます。コロナウイルスが収束して、与論島に来られた際には是非参加してほしい活動の一つです。
ウンジャミさんの活動はこちらのブログからもご覧になれます。
百合ケ浜ビーチハウス 管理人 佐藤 伸幸
宿泊施設の管理の合間にエコツアーガイドを開催しています。観光客だけでは行きにくい場所や島民との交流するガイドサービスを行っています。宿までの無料送迎付きで、上記の体験とエコツアーの組み合わせのメニューもやっています。詳細は下記URLをご確認下さい。
与論島観光 エコツアーガイド: https://yoronecotour.jimdofree.com/
所有資格: 奄美群島認定エコツアーガイド(与論島)、奄美群島地域通訳案内士(英語・中国語)
星空ソムリエ(準案内人)、今夏、上位資格 星空案内人取得に向けて勉強中です。