厳しい環境下に耐え抜いた後、収穫の時期になるとコーヒーチェリーをまず人の手によって選別し、ここで品質の悪いものやチェリー以外のゴミなどは取り除かれます。ピッカーによるコーヒーチェリーの収穫さらに最終段階であるドライの工程においても、人の手によってコーヒー豆は選別されます。ドライミル(コーヒーチェリーを乾かす場所)コーヒー豆の栽培には広大な土地が必要となる選別と処理を繰り返し、ドライが完了したコーヒー豆(生豆)が船積みされ、長い時間をかけて辿り着いた生豆はロースターの手によって焙煎され、やっと、液体としてみなさまの元へと届きます。一杯600円、800円で提供されるこの赤い果実から抽出されるコーヒーにはそれだけ長い年月と多くの人が関わっていることを、是非みなさまに知って頂けたらと思います。徹底された品質管理と農園で働く生産者の労力を考えると、実は高くないのかもしれませんね。手伝いをする子供現地での取引価格はバケツ1杯約2ドルスペシャルティーコーヒー協会が定める、スペシャルティコーヒーの定義のひとつに、"消費者が美味しいと感じること"とあります。スペシャルティーコーヒーは、飲んでもらったあなたが美味しいと感じた時、初めてスペシャルティコーヒーになるのです。"From Seed to Cup"この言葉の意味を少しはお伝えできたでしょうか?生産者から消費者まで全ての方々の協力があり、スペシャルティコーヒーは成り立っています。みなさんが美味しいと思うコーヒー豆に出会えたら、それは運命の出会いなのです。そのコーヒー豆を買ってお店でも、お家でもたくさん飲んで欲しいです。(それがhugcoffeeで焙煎したものなら、なお嬉しいです!)微力ですが、それが農園への評価にも繋がりさらなる品質向上にも繋がります。こうした背景も含めて、少しでもスペシャルティーコーヒーに興味を持って頂けたら嬉しいです。これまで、なんとなくhugcoffeeのコーヒーを飲んで、「美味しいな」と思ってくださっている人たちにも、その長い道のりを考えながらその土地の風味を感じてコーヒーを飲んでいただければまた違う楽しみがうまれるはずです。農園主のオルマン氏とhugcoffee焙煎士村松 由佳子
中米に位置するニカラグア、オコタル地区のブエノスアイレス農園に1月から約10日間視察に行かせていただきました。ニカラグアは北はホンジュラス、南はコスタリカに挟まれている赤道近くの国です。羽田からニューヨーク、マイアミ、ニカラグアと飛行機を乗り継ぎ約20時間…さらにそこから車を走らせること約4時間、静岡から農園まで24時間かけてやっと到着です。ちなみに気候は、1月でしたが日中は暑いくらいで、亜熱帯特有の蒸し暑さを感じます。今回はコスタリカ人の方がガイドでついてくれていたのですが、荷台に何人も載せているにも関わらずとても荒い運転です。バスも走っていますが、移動手段として相乗りをする文化があり、警察車両も同じく荷台に警察官を載せています。ニカラグアではこの光景をあちらこちらで見ることができます。到着早々、ニカラグアと日本のライフスタイルの違いに、驚きを隠すとこが出来ませんでした。ニカラグアは、コーヒーの栽培、生産が盛んな国ですが実は葉巻やお酒の生産も盛んな国です。葉巻に使う植物を育てるのは比較的簡単で、売値も高くその分給料もいいことから、コーヒーから葉巻の会社に乗り換えて働く人が多くいます。なぜならコーヒーの木を育て、コーヒーチェリーの実がなるまでに約6〜7年と長い年月がかかるので、必然的に生産効率は低くなります。スペシャルティーコーヒーの生産は徹底的な管理とトレサビリティーを必要とするため大変な労力を伴うのです。続く
皆様のおかげで、クラウドファンディング立ち上げからわずか1日で、目標金額である300万円を達成する事が出来ました。政府の緊急事態宣言の延長もあり、静岡の自粛要請は解除されたものの、街中の活気は全くと言っていいほど戻っておらず、まだまだ予断を許さぬ状況がつづいております。また目標を達成してから、大変ありがたいことに『もう支援はできないのか?』『支援の枠を広げてほしい!』と言った声を多く頂きました。このような現状を踏まえた結果、残された募集期間についても、ハグコーヒーでは支援の募集を継続して参ります。追加で支援頂いた資金の用途は、当初の予定通り、当面の運営資金として使用させて頂く他、・減額を行った社員の給与補償・アルバイトの復帰・デリバリー、テイクアウト、グッズ販売への設備投資・オンラインサイトの開発等、『持続可能な飲食店経営』を目標に使用させて頂きたいと考えております。しかしながら、今現在はまだまだそんな余裕はありません…先の展開は見据えつつ、毎日を大切に一生懸命に、まずは10周年を目指します。大変恐縮なお願いと承知しておりますが、どうか皆様のお力添えくださいますようお願い申し上げます。活動報告のアップやリターンの追加など、皆様に喜んで頂けるような物を考案中です。SNS等でお知らせ致しますので、是非ご覧ください。それでは引き続き、ハグコーヒーのクラウドファンディングを宜しくお願い致します。
昨日のクラウドファンディング立ち上げから1日を待たずして、300万という目標金額を達成する事ができました。正直なところこんなにも早く、多くのご支援をして頂けると思っていませんでしたので、本当に驚き、感動しっぱなしの状態です。ご支援してくださった方、拡散にご協力してくださった方、この場を借りてお礼を申し上げます、本当にありがとうございました。集まった支援金についてはもちろんなのですが、皆様の暖かい励ましの言葉やメッセージに、とても勇気づけられました。残されたクラウドファンディングの募集期間については、政府の緊急事態要請の延長もあり、まだまだ余談を許さぬ状況が続いておりますので、継続して行って参ります。繰り返しにはなりますが、皆様のご協力に心から感謝しています。本当に、本当に、ありがとうございました。今後ともハグコーヒーカンパニーをどうぞ宜しくお願い致します。株式会社ハグコーヒーカンパニー 代表取締役 古閑大士 酒井隆介