明日は父の日。びじっとも明日はオンラインを含め計8組の面会交流を支援させていただきます。本当に久しぶりの面会交流となる親子がたくさんいらっしゃいます。
みんなが楽しい時間を過ごせますように。屋外での面会が多いので、お天気が良くなってくれるといいですね。
前回お話しさせていただきましたとおり、びじっとは利用者のみなさまにご協力頂き、「新型コロナが面会交流に及ぼす影響アンケート」を実施いたしました。日々の多忙な時間の中で、98名の利用者が自らの考えをびじっとにお伝えくださったことに、本当に感謝しています。
その調査結果第一弾を、びじっとHPにアップしました。
https://www.npo-visit.net/survey.php
アンケート結果から見えてきたことをご報告いたします。
新型コロナの感染が拡大していた間、直接会って面会交流できた親子はわずか6%でした。16%の親子がオンラインを活用して面会交流しましたが、残る78%の親子は会うことができませんでした。
今後の面会交流についてお聞きしたところ、同居親と別居親の間に顕著な差がみられました。
同居親は感染について大きな不安を抱えています。それは子どもと同居しているからこそ抱く不安です。もし子どもがかかってしまったら、自分がかかってしまったら、生活はどうなるんだろう。学校は、仕事は、と切実な声が聞かれています。
一方で別居親は「このまま面会できなくなったらどうしよう」という強い不安を抱いています。多くの別居親は、びじっとが対面型面会支援を中止している期間、子ども声を聞くことさえもできませんでした。子どもの安否さえわからない状況におかれた親御さんのお気持ちは察してあまりあります。
「置かれている環境の違い」から発生する「不安の違い」をどう埋めていくのか。相手の置かれた立場を思いやること、声をあげられない子どもの気持ちに寄り添うこと。最終的な解決方法は、これしかないのだと思います。
オンライン面会交流に関しては、今回は緊急事態で心の準備やオンラインを使うこと自体へのハードルがまだ高かったようですが、感染の第2波、第3波を想定した場合、同居親の31%、別居親の45%が「利用を検討する」と考えています。すでにオンラインを使った利用者からは、オンライン面会交流に対して肯定的な意見が多く聞かれています。このことから、オンライン面会交流の体制確保は急務であると私たちも再認識いたしました。
びじっとは利用者お一人お一人の気持ちを理解しつつ、子ども達のために支援を進めていきたいと決意を新たにしております。
利用者コメントの一部は第二弾としてHPに掲載予定です。支援者の皆さまへも、次回の活動報告でご報告させていただきます。
下記をはじめ、いくつかのメディアでびじっとの面会交流を取り上げていただきました。
https://sirabee.com/2020/06/20/20162352837/
https://www.uniadex.co.jp/approach/mirai/map/20200619-visit/
社会全体の認識と関心がたかまってくれることを、私たちも切に望んでいます。
クラウドファンディングは7月後半まで継続しています。
支援者の皆さま、Facebook、Twitter、メール等で取り上げていただき、ありがとうございます。一人でも多くの方に本プロジェクトの情報を広める応援をしていただけると、とても助けになります。
プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/view/274304
Twitter:https://twitter.com/CBGWdVZme4zULc8
ホームページ:https://www.npo-visit.net/
目標達成までまだ長い道のりですが、皆様から引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。