MerryCreationのメンバーや、「さよならは大声で」のキャストがミュージカルへの想いを連載していきます。第四回は、俳優・古沢朋恵さんへのインタビューです。
儚くも美しいダンサーの役を演じる予定だった古沢朋恵さん。可憐で都会的なイメージですが、実は大阪出身、空手経験者など素敵なギャップがいっぱい!
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第四回 古沢朋恵インタビュー
(記事:宮野つくり)
ーミュージカルに出会ったきっかけはなんだったんですか?
実はあまり覚えていないので母から聞いた話なのですが…(笑)幼稚園の頃に少しだけバレエをしていて、その時の友達がミュージカルに出るということで観に行ったのがきっかけだったみたいです。元々よく家で歌ったり絵本を音読したりするのが好きだったみたいで、私もやりたい!!と母に頼み、それから地元大阪のミュージカルスクールに通い始めました。
ー大阪出身なんですね!あまりイメージなかったです。
そうなんです。普段ほとんど関西弁にはならないのですが、大阪出身です(笑)でも小学校二年生のときにはもう関東に引っ越して、ミュージカルも関東の劇団で続けました。
実は、ダブルキャストの予定だった阿部さくらさんは、小学5年生の時に共演してるんですよ!
ーえ!そんな偶然があったんですね!
はい、私もキャスティングが発表された時びっくりしました!
ーそれからはミュージカル一筋でここまできたのですか?
中学生まではミュージカルをやっていたのですが、中学の間にやり切ったという気持ちになって、高校生では心機一転、空手をはじめました!
ー空手!?可憐なイメージだったので意外です!
仲の良い友達に連れて行かれて見学したら、かっこよくて!まんまと乗せられて入部しました(笑)でも、今もいい経験だったと思っています。
ー空手少女から一転、またミュージカルの世界に戻ってきたわけですね!
はい!大学生になって、Seiren Musical Projectというミュージカルサークルに入りました。その後1年生の夏公演で「ハイスクール・ミュージカル」を上演した時、主役ガブリエラ役にキャスティングしていただきました。
ー1年生で主役!
今考えると本当にありがたいお話ですが、当時嬉しいと同時に驚きと、不安が大きくて。ブランクもあったし、それまでこどもミュージカルしか知らなかったので、お芝居についてとても悩みました。でも、同期や先輩が仲良く接してくれたのと、なにより演出だった角川裕明さんがお芝居の基礎を丁寧に教えてくださって、やり遂げることができました。
ーそして、今は大学3年生ですよね。今回MerryCreationのオーディションことはどうやって知ってくださったんですか?
同じミュージカル劇団に入っていた友人が沢山出ていたのと、YouTubeにあがっている動画を観て、受けたい!と思いました。
ーリモートですが、実際にカンパニーに参加してみてどうでしたか?
暖かくて、もっと話したい!と思いました。同じ短編「君は相方」に出演する伊坂光由さんのお芝居は、一緒にやっていてワクワクしました。短編集という作品形態は初めてなのですが、ひとつひとつのお話がどこかで繋がっているので、私自身も繋げて見るのが楽しみです。
ー今回の作品のテーマは、「生と死」でした。生きることをポジティブに、優しく捉えるために死を見つめてみる、という短篇集です。古沢さん自身はどんな生き方をしていきたいですか?
生涯ずーっとアクティブに動いていたいです!好きなことを思い切りやって、毎日ハッピーに生きることが目標です。
ー最後に、今後に向けてメッセージをお願いします!
色々な人の考え方が描かれている作品です。私はタイトルにもなっているラスト曲「さよならは大声で」の歌詞と音楽が好きなので、皆様にも是非お届けしたいと思います!CDでは延期公演が楽しみになるよう、感謝の気持ちを込めて歌います。
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古沢朋恵
1999年10月19日生まれ。
小学2年生から中学3年生まで児童劇団「大きな夢」にて十数作のオリジナルミュージカルに出演。近年は「high school musical」ガブリエラ役、Benesse「しまじろうクリスマスコンサート 2019」歌のお姉さん、「out of theater」メンバーとして渋谷音楽祭などに出演。
現在、立教大学経済学部在学中。