今回も『guesthouseくりとまる』の活動についてお伝えします。第3話になりますので初めて見る!という方は前回の投稿もぜひご覧ください。最終話でございます。これは、栗山町というまちが、どんなまちか、どこにあるかも知らなかった大阪の大学生たちが『guesthouseくりとまる』での出会いを通して第二のふるさとを見つける、ローカルヒューマンストーリーです。最終話 冬。2020年1月18日~19日今回でみんなが来てくれるのも3回目、つまり今年度集大成の滞在です。「ただいまー!」「おかえり!」いつもの挨拶でみんなをお出迎えします。(引き続き頬はゆるみっぱなしです)早めについた3人は初めての雪遊びをご堪能されていました。雪板という新スポーツです。知人の方が伝授してくれました。慣れないフカフカ雪で転ぶだけでも楽しそう!5名全員が揃ったところで、今回の夕食は栗山町食材をふんだんに使用したお鍋とチーズフォンデュパーティー!買い出しから調理まで自分たちで行いました。町内の農家さん、そしてイタリアンレストランのシェフご協力のもと、最高に贅沢な夕食となりました。ちなみにシェフはご出身が関西のようで、学生たちと地元話に花が咲き、さらには将来の夢について語り合う場面も。素敵な交流でした。今までは栗山町を知る、感じることがほとんどでしたが、今回は知識として得た栗山食材を自分たちの手で活かすところまで頑張ってくれました。そして今回の滞在のメインイベント。全3回にわたるフィールドワークの総まとめ。彼女たちなりに考えた「栗山町をもっと若い人たちに知ってもらうための方法」について、発表会を行いました。①知ること(きっかけが必要)②感じること(体感すること)③伝えること(情報発信)以上の3つが必要とお話してくれました。その他にも様々なアイディアや具体的な滞在行程なども計画してくれ、前日まで寝る間も惜しんで作成してくれた発表に、思わず涙が出そうに…みんなが吸収してくれていたことは、私が想像していたものの遥か上をいっていました。数ヶ月前までは「くりやまってドコ?」「旅行感覚かな」なんて思っていた彼女たちが、真剣に栗山町の今後について考え、自ら行動を起こしてくれようとしています。学生さんのうちのひとりが「ほんまに自分の故郷みたいな感覚になりました。」という言葉をくれました。何よりも嬉しい言葉でした。くりとまるに滞在し、多くの町民と交流を経て生まれた彼女たちの様な「栗山ファン」との繋がりはとても強いと感じていますし、町内・町外すべての「栗山ファン」がこのまちを良い方向に変えていくのだと思います。これからもここを拠点に「栗山ファン」を生み出していくことが私たちのミッションです。今はまだいつ動き出せるのか見通しが立たない状態ではありますが、いつかまた「ただいま」という声が聞けるように、この状況を笑顔で乗り越えていきます。(おわり)
民泊 の付いた活動報告
今回も『guesthouseくりとまる』の活動についてお伝えします。第2話になりますので初めて見る!という方は前回の第1話もぜひご覧ください。これは、栗山町というまちが、どんなまちか、どこにあるかも知らなかった大阪の大学生たちが『guesthouseくりとまる』での出会いを通して第二のふるさとを見つける、ローカルヒューマンストーリーです。第二話 秋。2019年9月23日~24日/10月31日~11月1日今回は2つのグループに分かれて違う日程でご来栗してくれました。前回はまちの雰囲気を楽しんでもらうかたちでご案内をしましたが、今回はもう2回目。栗山町の魅力である“ひと”を知ってもらいたいと考えました。栗山町はお客さんとたっくさん集めることのできる観光地が点在している…というまちではありません。でもいい素材はたくさんある。おもしろい人がたくさんいる。くりとまるで目指しているのは、ただただ観光地を巡ってお土産を買って帰る…というものではなく、まちの人との交流や体験を通してまちの魅力を知ってもらう「コミュニティーツーリズム」というスタイルです。最初は学生さんたちも恥ずかしそうにしていましたが、当日巡ったスポットのスタッフの方に積極的に質問をしたりして、交流を楽しんでくれていたようでした。また、いつも美味しいお野菜や果物を作ってくれている農家さんの畑にもおじゃましました。いつも何気なく食べていたメロンは、こんなところで作られていて、こんな思いで作っているのか…と感心してくれた様子で、お話を聞いた後に食べたメロンの味は格別だったようです!夕食はくりとまるに併設してある『café&barくりとくら』にて交流会も開催しました。学生ならではの楽しいお話や、ちょっとリアルなお悩み事まで…時間がすぎるのが本当にあっという間で、思い返すとこの時間で距離がぐっと縮まったような気がしました。あっという間の1泊2日。栗山町のこんなところを知ってもらいたい!と思い、案内すればするほど私自身がその魅力に改めて気づかされるのでした…2回目の宿泊ともなると宿の使い勝手も慣れた様子のみんな。本当のお家みたいにくつろいでくれてとても嬉しかったのを覚えています。そして何より、宿についた途端、みんな口をそろえて「ただいまー!!!」と言ってくれたことに私は頬がゆるみっぱなしなのでした。「みんな、おかえり!!!」To be continued…(第3話へつづく)
前回、『café&barくりとくら』でできること、について投稿させていただきましたが、今回は『guesthouseくりとまる』でできることについてお話させていただきます。くりとまるオープン前からのお話で、長期間にわたってのプロジェクトだったので数回に分け「阪南大学物語」としてお送りいたします。これは、栗山町というまちが、どんなまちか、どこにあるかも知らなかった大阪の大学生たちが『guesthouseくりとまる』での出会いを通して第二のふるさとを見つける、ローカルヒューマンストーリーです。(ちょっと言い過ぎました)第一話 夏。2019年7月19日~21日オープン前の『guesthoseくりとまる』にモニターとしてお試し宿泊をするというお客様がやって来ました。「おじゃましまーす!!!」と賑やかにいらっしゃった皆様。大阪にある阪南大学の学生さん、5名様です。彼女たちはゼミ活動の一環として『北海道栗山町で若者の関係人口を増やすための方策の検討』をテーマに栗山町でのフィールドワークを行うために来てくれました。そして私達はくりとまるのコンセプトでもある「暮らすように滞在」してもらい、彼女たち自身も関係人口=栗山町のファンになってもらいたい!という気持ちでお出迎えしました。今年度、夏・秋・冬の3回に分けて栗山町に来てくれるとのこと。まず、今回は栗山町について知っていただこう!の回。まずは栗山町についての基本情報、私達地域おこし協力隊のお仕事について、この施設についての説明をさせていただきました。この日は栗山町三大祭りのうちのひとつである「くりやま夏祭り」の日でしたので、まちや施設の紹介をした後はお祭り会場へ!急遽おみこしを担いで商店街を練り歩く「活みこし」に参加することに!ちゃきちゃきの栗山町民に混ざって汗だくになりながらおみこしを担ぐみんなは本当に素敵な笑顔でした!(後日この時の写真が町内広報の表紙を飾りました)その後も花火を見たり、ジンギスカンを食べたり、くりとくらでまちの人と交流したり…翌日には町内を自転車でまわり、グルメや大自然を堪能してくれました。▶右上の写真は「第一回 阪南大学生による栗山町映えコンテスト」の優勝作品です私も初めてお迎えするお客様だったこともあり、少々緊張してしまった部分もありましたが、「また秋に来ます、いってきます!!」と言ってくれたみんな。その“いってきます”という言葉がたまらなく愛おしく感じ、手を振りながらも「次来た時は何をしようかな?」と既に考え始めている私がいました。「少しは栗山町のこと、好きになってもらえたかな…?」To be continued…(第2話につづく)