私たちWeCare.idとの共創プロジェクトを推進する日本人グループWeCare supportersは、皆それぞれ本業の傍ら本プロジェクトに取り組んでいます。
各メンバーが本プロジェクトへの想いを込めて、リレー形式で自己紹介させて頂きます。二人目は今井さんです!
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こんにちは、WeCare supporterの今井と申します。今回は、なぜプロボノに参加したのか?WeCare.idはどんな活動をしているのか?私たちがなぜクラウドファンディングを始めたのか?を紹介させていただきます。
普段は化学系メーカーの開発職をしており、業務の関係で何度もインドネシアに出張していました。陽気でフレンドリーなインドネシアの人々と一緒に仕事をする傍らで、この国が抱える社会課題(交通渋滞、大気汚染、ごみ問題、医療問題・・・)も肌で感じていました。
何か自分にもできることはないかなと考える中で、昨年、インドネシアの医療系ソーシャルベンチャーWeCare.idでのプロボノに参加しました。実際にインドネシアに渡航して、経済的な理由で医療を受けられない方々や、そういった方をサポートしたいという寄付者の方々に直接お会いして話を聞くことで、創業者のGigih氏が目指す“Everyone deserves healthcare”の必要性を実感するとともに、WeCare.idの活動を応援したいと感じました。
WeCare.idの活動が必要な背景として、インドネシアの医療保険制度がまだ課題を抱えていることが挙げられます。この制度では、医療費が原則無料になるとはいえ、保険が適応されない治療法も多く、そういった場合に経済的に苦しい状況の人は治療が受けられません。加えて、インドネシアで高度な医療を受けるためには首都ジャカルタに行かないといけないことが多いのですが、その渡航費は保険適用範囲外のため、経済的な支援なしでは治療を受けに移動することができない人々が存在します。まだ課題のある医療保険制度や離島が多いインドネシアの地理的制約も伴ってWeCare.idの活動が重要な意味を持っています。
新型コロナの感染者がインドネシアで確認されるとWeCare.idは自分たちのオフィスを医療物資の倉庫に変えて、医療関係者に必要な物資を届ける活動を始めました。それまで行ったことがない物流オペレーションが必要となりますが、WeCare.idメンバーの熱意と実行力で数日後には病院に医療物資を届けています。世界的に新型コロナで混乱する中、自分たちでできる取り組みを懸命に行うWeCare.idの姿に感銘を受け、日本からもできる支援は行いたいと思い、今回のクラウドファンディングを始めました。日本も非常に苦しい状況ではありますが、一人一人が自分にもできる支援を積み重ねていくことで、新型コロナに打ち勝ちたいと思っています!