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#令和の大仏 【みんなの心を前向きに 新たな世へ歩み出すシンボル造り】

私たちが生きる現在に、みんなの力を集めて【コロナ大仏】を造りたい。コロナをきっかけに、改めて気づき、得ることができた「教訓や指針」。それを形に込め、その記憶を未来に繋ぐ為の「新たな大仏」を造るプロジェクトを立ち上げました。この大仏を造るには皆さんのお力が不可欠です。どうか大仏造立に参加してください。

現在の支援総額

3,045,000

20%

目標金額は15,000,000円

支援者数

178

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/11/06に募集を開始し、 178人の支援により 3,045,000円の資金を集め、 2021/01/24に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,045,000

20%達成

終了

目標金額15,000,000

支援者数178

このプロジェクトは、2020/11/06に募集を開始し、 178人の支援により 3,045,000円の資金を集め、 2021/01/24に募集を終了しました

私たちが生きる現在に、みんなの力を集めて【コロナ大仏】を造りたい。コロナをきっかけに、改めて気づき、得ることができた「教訓や指針」。それを形に込め、その記憶を未来に繋ぐ為の「新たな大仏」を造るプロジェクトを立ち上げました。この大仏を造るには皆さんのお力が不可欠です。どうか大仏造立に参加してください。

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「生活の中にある、ゆるい信仰」


前回、「西洋のアートは宗教性の脱却から始まっている」とお話しました。
僕は、「日本人も同じように『宗教』から脱却した『アート』を作るべき」と言いたいのではありません。

初回でも触れたように、日本人にとっての芸術的価値は、そもそも「生活の中」にあるのです。そして、「宗教」という概念に惑わされる前の日本人には、独自の信仰がありました。

食事の前には手を合わせたり、「勿体ない」といってモノを大切にしたり、お寺だろうが神社だろうが、安泰や豊作を祈りに足を運んだり。それもまた「生活に密着した信仰」だったのです。「だった。」ではないですね。僕たち今の日本人も何ら変わりはありません。日本人にとって、「アート」も「信仰」も、「生活」の中で融合していることが自然なのです。つまり、日本人の性質に適したアートとは、宗教性(信仰)をあえて切り離す必要のないアートなのです。

お寺にあったら拝む仏像が、博物館にあったら鑑賞する仏像になる。そんな良い意味で「ゆるい」信仰をもっているのが日本人なのです。そんな「宗教とのゆるい関係性」を素直に受け止めて生み出すのが、日本人がつくるアートなのだと思うのです。

勧進仏像の中に入っている胎内仏(尼崎市GermanSuplexAirlinesのスタジオ付近にて)
「日本人みんなのアート、大仏」


これまで述べてきたように、明治以前の日本人と、現在の日本人の間には「西洋のアート」が挟まってしまっているのです。僕が美大で学んだ結果、感じとった違和感は、「これ(輸入された西洋のアート)」だったのです。「これ」をうまく外すことで、そもそも日本人が培ってきた「ゆるい宗教を伴ったアート」を、今を生きる日本人にも「繋げなおす」ことができます。

そして、その「繋ぎなおし」をするためには、僕のような「アーティスト」と「僧侶」の両方をもち、2つの分野に分けられてしまった「アートの世界」と「宗教(信仰)の世界」をも、繋げなおす必要があるのです。

そう考えていくと、日本にあるアートを担ってきたのは、どんな人だと思いますか?

仏像をつくった「仏師」? 浮世絵を描いた「絵師」? 武具や工芸品をつくった「職人」? 民藝をつくったのは名も無い「民衆」です。日本においては、その皆が「アーティスト」に値するのです。そのアーティストたちは、誰しもが「ものづくり」の当事者になれるのです。

そんなアーティストの皆さんと共に、僕たちが作ろうとしているのが、 大きな大きな日本人みんなのアート、「大仏」です。

広島県呉市にある「源宗坊寺」。稲田源宗さんが作り上げた大仏と共に。
https://gensouboji.localinfo.jp/

「魂」を込める


以前の活動報告で、仏像に魂を入れる「開眼(かいげん)」の話をしました。

僕たち日本人は、何かモノをつくりだすときに「魂(たましい)」を込めようと思いませんか? そして、良い作品を見たときには、「魂がこもっている」と感じませんか?

日本人は「仏像」だけではなく、つくりだすもの全てに「魂」を込めようとするのです。 僕は、これこそが日本人の「アート感」だと思うのです。

「魂」を込めるためには、当然ながら技術は必要ですが、それだけでは足りない気がします。そこには、「集中力」が必要です。「意思」が必要です。「心」が必要です。そして、自分自身の努力だけでは推し量れない「授かりもの」が必要です。

「授かりもの」を得るためには、僕たちだけの力ではなく、
みなさんからの「志(こころざし)」が集まることが重要なのです。


風間天心

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