「勧進キャラバン」は、全都道府県でイベントを行うことを目標に動いています。
第1回目の「勧進法要イベント」は、German Suplex Airlines の拠点がある兵庫県から出発しました。事前にPCR検査を受け、「勧進キャラバン」の旅、スタートです。
大本山からのスタート
令和2年9月4日 (金)
会場:真言宗 須磨寺派大本山 須磨寺
https://www.sumadera.or.jp/
尼崎市にあるスタジオを出発した「大仏カー」は、同じ兵庫県にある須磨寺へ向かいます。
須磨寺は関西でも大きな仏閣の1つで、真言宗の主要な18派の総大本山「真言宗十八本山」の1つでもあります。なぜ、そんな大きなお寺でイベントが開催できたかというと、副住職である小池陽人さんが、イベント会場として名乗りあげてくれたお陰なのです。
小池さんとは面識はありませんでしたが、「未来の住職塾」という全国の住職を対象としたネットワークに所属していたので、お名前は存じていました。事前にご挨拶に伺い、使用会場の視察を兼ねて打ち合わせをしましたが、実に爽やかでポジティブな人柄に魅了されてしまいました。
未来の住職塾
https://mirai-j.net/
法要イベントの開始
法要は、護摩堂という場所で行うことになりました。
この「護摩堂(ごまどう)」は、真言宗や天台宗といった密教系のお寺にはありますが、護摩という儀式を行わないお寺にはありません。この護摩についても、今回改めて勉強させてもらうことになりましたが、火を使って煩悩を焼き尽くし、様々な神仏をお呼びして祈る祈祷(きとう)の儀式です。
先日の開眼法要でも護摩を行ってもらいましたが、今回は祈祷の意味合いが強いので、祈祷太鼓という大きな太鼓を叩いての法要です。かなり火の近くで法要に参加していたので、ちょっと心配になるほど大きな炎に、僕自身も煩悩が焼かれた想いがしました。法要では小池さんの他に、1人の僧侶の方にお手伝いいただきました。大きな太鼓に合わせて、共に般若心経を唱えます。
そしてその読経中に、集まっていただいた参加者に、それぞれ持ちよってもらった紙を「勧進仏像」に貼り付けてもらうのです。(この紙は、コロナによって開催できなかったイベントのチラシや、コロナにまつわる紙媒体です。)
「ミニ大仏」や「AR大仏」
イベントでは、様々なものを販売させてもらうことにしました。
募金箱に直接のご寄付もいただくのですが、ポストカード、水引アクセサリー、そして「ミニ大仏」を買ってもらうことで、そのお金を活動資金にさせていただきます。
(募金箱は現在も会場においていただいておりますので、お近くの方は是非、ご寄付をお願いいたします。)
今度改めて詳しく説明しますが、「AR大仏」というスマホの画面上で「大仏」を表出させるプログラムも行っております。会場に設置したQRコードを読み込んでもらうと、自分の目の前に大仏が現れ、それを移動したり拡大縮小して撮影したりすることもできます。しかも、イベント会場ごとに別の仏像が現れるようになっています。
是非こちらも、会場で試してみてください。
YouTubeの撮影
法要後に、小池さんからの提案で、ご自身が発信しているYouTubeに出演させていただくことになりました。小池さんはYouTubeだけでなく、様々なメディアやSNSを使いこなすスーパー僧侶なんです。おかげで僕たちも情報発信の重要性を学ばせてもらいました。
ここで「大仏造立」と「勧進キャラバン」について改めてお話させてもらいましたが、小池さんが注目してくれたのは「ネガティブケイパビリティ」という見方。「答えのでない物事を耐え忍ぶ能力」を指すこの言葉が、このコロナ禍で行われる「大仏造立プロジェクト」にぴったり当てはまると評してくれました。
是非、小池さんのYouTubeチャンネルも、ご覧になってください。
須磨寺小池陽人の随想録
「コロナ大仏造立 勧進キャラバン in 須磨寺」
https://youtu.be/eX-zUOFk9Fw
各メディアの取材
実はこの須磨寺でのイベントには、たくさんのメディアが集まってくださいました。
その中でも、大仏カーを改造する時点から取材を続けてくださった「読売テレビ」のクルーが、この須磨寺さんでもたっぷり撮影してくれました。こちらの番組も、後日改めてご紹介いたします。
取材していただいたメディア
(当方で全て確認できていない可能性があります。大変お手数なのですが、その際はお知らせいただけたら幸いです。)
「神戸新聞社」さん
「高野山出版社」さん
「佛教タイムス」さん
「文化時報社」さん
「毎日新聞社」さん
「六大新報社」さん
「NHK」さん
小池さんのお陰で、これ以上ない程の盛大なスタートを切ることができました。お手伝いいただいた僧侶の方、会場を提供していただいたご住職をはじめ須磨寺山内の皆さま、イベントにご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
小池さんとは、「無事にキャラバンをまわり終えたあとに、改めてじっくりとお話しましょう」と約束をしました。まだ旅の途中ではありますが、楽しみにしております。
風間天心