令和2年9月19日 (土)
会場:法華宗真門流 法栄山 孝勝寺
https://kousyouji.asia/
小学校での活動が終わったのち、午後には石狩郡当別町に移動してイベントを開催しました。孝勝寺の住職である上川泰憲さんは、前回のクラファンでは、ほぼメンバーの一員のようにご協力いただきました。
プロジェクトに対する上川さんの応援コメントはこちら。
https://bigbuddha.jp/2020/05/28/%e4%b8%8a%e5%b7%9d%e6%b3%b0%e6%86%b2%e6%b0%8f/
晴天に映える車
この日も非常に良い天気だったので、子供たちに装飾してもらった大仏カーが青く輝いて見えます。もともとDIY感のある車体は目立つのですが、さらに遠くからでも瞬時に判別できる車になりました。そもそも車体を青くしたのに明確な理由はないのですが、青空の下を颯爽と走るイメージを描いたら、自然に「青」を選んでいました。いつか快く出かけられる日が来ることを願い、上(空)を向いて歩くためにも、この青が適切だったと感じています。
キャラバンでは、ありがたいことにいつも天候に恵まれました。台風もうまく切り抜けて、移動中は雨天であってもイベント時には晴れることが続きました。
パワーアップの法要
孝勝寺は法華宗真門流(ほっけしゅうしんもんりゅう)という日蓮上人を高祖とする宗派です。
法要では、木剣(ぼっけん)という法具で九字(くじ)をきる「法楽(ほうらく)」という儀礼を行っていただきました。これを行うことで仏像の威徳をパワーアップさせることができるそうです。
正直、この「法楽」を間近で見るのは初めてなのですが、僕自身もパワーアップしたような気持ちになりました。これまでも上川さんには何度か法華宗形式の法要を見せてもらっていますが、曹洞宗とは結構違う点が多いと感じます。同じような仏具を用いていても、鳴らし方が全く違うのにも驚かされます。例えば「鈸(はつ)」というシンバルのような円盤も、曹洞宗では「ジャラーン」とシンバル風に鳴らしますが、法華宗では二つをグルグル回しながら音を出します。そんな全然違った宗派の上川さんですが、僧侶の中で一番仲良くさせてもらっている人なのは不思議です。
今回の法要には3名の参加者に来ていただきました。
そのうちの1名の方には、2020年に開催予定だった札幌国際芸術祭に関するチラシを貼っていただきました。この芸術祭は知人も多く関わっていて、中止になったのは本当に残念です。2020年は、ほとんどのアートイベントが中止になっています。
こちらでも法要のあとに対談を行いましたが、いつも配信を管理してくれているバイナルマンがまだ休養中なので、前田さんが慣れない配信作業を行うことになりました。何とかライブ配信は行えましたが、これまでのような数の写真が撮れません。ちょうどこの日に参加してくれていた知人が、後日、写真を送ってくれて助かりました。
対談では、上川さんが代表をされている「四方僧伽(しほうさんが)」についてお話しました。四方僧伽では、アジアの発展途上国に入り、お寺などを通じ個々の人々に融資し、その個人や彼らの住む地域全体の自立を目的としたマイクロファイナンス『仏陀バンク』という取り組みを進めています。「日本の善意の出資を原資に、アジア各国の人々に無利子の小規模融資を行い、持続可能な地域社会の形成を支援する。消費されて終わる寄付金ではなく、自立を目指す人々の支援のために循環する原資は、皆様からの志ある出資によって支えられています。」上川さんは、そんな話をしてくれました。
僕たちが前回のクラファンからリターンに設定している「Buddy」も、本来は「善意の循環」を促すことを目的にした貨幣の作品です。そして、僕たちが目指す「大仏造立」自体も、コロナ禍で行うその道のりにおいて、多くの人たちと関わりながら「次にあるべき社会の在り方」を追求するためのプロジェクトでもあります。
それぞれが目指す方向には共通点が多く、今後も協力して進められるものがあることを実感しました。
四方僧伽
https://catuddisa-sangha.org/
この日、松岡さんがある新聞を急いで持ってきてくれました。松岡さんは岩見沢会場のお寺さんです。岩見沢で取材してもらった「プレス空知」にキャラバンメンバーのワジーが載っていました。キャラバンではたくさんのメディアに取り上げていただいたのですが、その多くが、僕たちが出立したあとに記事になるため、特に地方紙は内容を確認できていないものもあります。もし他にも把握できていないものがあれば、ぜひお知らせください。
メディア掲載の一覧
https://bigbuddha.jp/media/
風間天心