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#令和の大仏 【みんなの心を前向きに 新たな世へ歩み出すシンボル造り】

私たちが生きる現在に、みんなの力を集めて【コロナ大仏】を造りたい。コロナをきっかけに、改めて気づき、得ることができた「教訓や指針」。それを形に込め、その記憶を未来に繋ぐ為の「新たな大仏」を造るプロジェクトを立ち上げました。この大仏を造るには皆さんのお力が不可欠です。どうか大仏造立に参加してください。

現在の支援総額

3,045,000

20%

目標金額は15,000,000円

支援者数

178

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/11/06に募集を開始し、 178人の支援により 3,045,000円の資金を集め、 2021/01/24に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,045,000

20%達成

終了

目標金額15,000,000

支援者数178

このプロジェクトは、2020/11/06に募集を開始し、 178人の支援により 3,045,000円の資金を集め、 2021/01/24に募集を終了しました

私たちが生きる現在に、みんなの力を集めて【コロナ大仏】を造りたい。コロナをきっかけに、改めて気づき、得ることができた「教訓や指針」。それを形に込め、その記憶を未来に繋ぐ為の「新たな大仏」を造るプロジェクトを立ち上げました。この大仏を造るには皆さんのお力が不可欠です。どうか大仏造立に参加してください。

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(ちょうど1年前になってしまいましたが、昨年行った「勧進キャラバン」についての報告になります。令和3年、現在の話ではありません。)

令和2年9月27日 (日)
会場:真言宗豊山派 田子山 壽徳寺
https://jyutokuji.net/

第19回目のイベント会場は、福島県猪苗代町にある「壽徳寺(じゅとくじ)」です。住職の松村妙仁(まつむらみょうにん)さんとは「未来の住職塾」コミュニティからの繋がりで新たなご縁をいただきました。

猪苗代湖「壽徳寺」境内


猪苗代湖へ

新たな発見とヒントが満載だった「勧進キャラバン東北編」も、福島県まで来ました。

福島は「いわき市」に震災前からのご縁があったのですが、急な動きでもあったので今回は伺えませんでした。そんな中、Facebook上のグループで繋がっていた松村さんにお声がけしたところ、イベント会場として引き受けてくださいました。

前日の秋田県大館市から福島県「猪苗代町」まで450km。高速でも5時間以上かかりますが、大仏カーなら10時間ほど。北海道も相当な広さですが、東北の大きさをナメちゃいけませんね。前日は郡山市で一泊して、当日は郡山から猪苗代へ向かうことにしました。

会場に向かう道中、「猪苗代湖」の周辺を走るのですが、体感的には「海」です。東北の壮大な森の中で、この湖がどれだけ人々の生活を支えてきたのかが、勝手に想像できてしまいます。

ワジー


WELCOME寺院

ちなみにキャラバンメンバーの一人「ワジー」は、ここを最後に離脱。北海道に戻らなくてはいけません。この頃(2020年9月時点)は大学も、ほぼオンライン授業ではあったのですが、夏休み明けのタイミングで学業に戻ってもらいました。ワジーには、この後も「大仏アニメーション」を制作してもらったり、HPなどに掲載する文章を英訳してもらったり、本当に様々な形で助けてもらいました。

掲載画像の顔抜きからも分かるように、会場の壽徳寺さんには色々なグッズが置いてありました。ご住職の松村さんが女性という理由も大きいと思いますが、お寺中に、なんというか「WELCOME感」が漂っています。会津の有名なお土産のである「赤べこ」グッズも、思わず購入してしまいました(笑)。ちなみに、そもそも「赤べこ」は疫病除けの縁起物です。

到着してすぐに「おむすび」を出してくれたので、あっという間に完食です。



法要と対談

法要は、ご住職の松村さんに執り行っていただき、般若心経を一緒にお唱えいたしました。こちらのご本尊は、災禍をなくし病を治癒するご利益のある「薬師如来」。「疫病退散、疫病罹患者の平癒安寧、コロナ大仏造立プロジェクトの成満、道中安全」等々を祈っていただきました。

対談では、やはり「東日本大震災」の話になりました。
福島県民は「コロナウィルス」と同じように、目に見えない「放射線」による弊害として、県外でバイキン扱いされた経験がある。そんな境遇を乗り越えたんだから、きっと今回も耐えられるのではないか、互いに手を取り合うことの重要性を痛感している。そんなことを話してくれました。

相手は得体の知れないものだから、自分の気持ちを整理するため「区別」する。それは人間として当然の解決方法。しかしそれが転じて「差別」となったりする。コロナという物質的、視覚的に認識できない「目に見えないもの」に翻弄される中で、大仏という「目に見えるもの」をあえて造り、その対象に向けて祈る。その行為自体にはきっと意義があるのではないか。
そんな話にもなりました。


福島の特産品に話が及び、「赤べこ」などの「張子細工」を紹介してくれました。確かに、東北全域で得た「大仏の作り方」の案として、この「貼る」という行為には何か感じるものがありました。コロナ禍において、お互いに「触れられない」こともストレスの原因をつくっています。「コロナ大仏」の作り方に「触覚的な方法」を用いるのは、とても適している気がしてきました。

この頃、イベントに来てくれた方々に、前田さんがインタビューをしていました。個人的な問題や悩みを面と向かって聞くことで、自分の中だけに納めていた正直な想いが溢れ出てくることが多かったからです。そして、コロナ禍の中で「今、自分たちができること」を具体的にみつけたいという思いもありました。

参列してくれた一人の方が仰っていた言葉がとても印象的でした。
「福島の人は今回のコロナ騒動でも、きっと我慢すると思いますし、耐え忍べると思います。これまでの歴史でも我慢しなきゃいけない事が多かったから、我慢すること自体に慣れちゃってるんです。だけどね、決して好きで我慢しているわけではないんです。


東北最終回

こちらの会場には、「福島民報」「福島民友」が取材に来てくれました。

そして、(特に距離的に)長かった東北編もこの福島で終了です。勧進仏像も、たくさんの人々の想いをまとって、かなりふくよかになりました。

前回も少し触れましたが、東北地方には、歴史の教科書には載っていない多様な歴史があることを再認識しました。関東より西に進んで行くと、お寺の歴史にはいわゆる「歴史上の人物」や「太字の歴史」がたくさん登場します。しかし、東北のお寺に残っている歴史には、もっと地域性や民衆性が強いものが多いのです。最近、世界遺産に登録された「縄文遺跡群」が東北に多いことからも、いかに「日本(ヤマト)」の歴史とは違った、大きな時間軸の中にいるのかが推測できます。

それまでは活字にされることもなかった「恐山」や「なまはげ」などの「東北文化」に、原始日本を見出し、日本文化の源泉を再認識させた「岡本太郎」が熱くなった理由が少しわかったような気がします。

風間天心

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