今日は乳アレルギーの現状についてレポートしたいと思います。
アレルギーには、喘息や花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーがあります。
そもそも、アレルギーはどうして増えてきているのでしょうか?
今から50年前の日本では、アレルギーがほとんどなかったようです。ところが、現在では3人に1人が何かしらのアレルギーをもっていると言われています。その原因はいくつかあると考えられ、工業化が進んだことや食の欧米化、また衛生環境の向上などがあります。
また、アレルギーは年齢により症状が異なることが多く、「アレルギーマーチ」と呼ばれています。例えば、食物アレルギーは乳児で発症しやすく、関連してアトピー性皮膚炎の発症がみられます。
食物アレルギーは最近15年ほどで急増していますが、対象となる食物も多様化しており、以前にはみられなかった果実や野菜、イモ類などの食物アレルギーが報告されています。
(引用:食物アレルギー診療ガイドライン2012)
食物アレルギーの原因として最も多いのが鶏卵で、次いで乳になります。この2品目で全体の5割を占めます。どちらもタンパク質を含む栄養源であり、子供の成長には欠かせない食品ですが、アレルギーの原因もタンパク質で構成されているため、鶏卵と乳をアレルギーにもつ子供に食べさせることができません。
一方、大豆をアレルギーの原因とする方は2%と少なく、アレルギー物質を含む食品表示に関しても鶏卵や乳製品は法令で表示が義務付けられているのに対して、大豆は表示が義務化されていません。
そこで、私たちは「乳アレルギーのためにチーズが食べられない方に美味しいチーズを届けたい!」と考え、大豆からチーズを作ることとしました。
今日は、真面目な話になりましたが、これから、試食レポートなど、楽しくお話しします!
それでは、また!