ご支援いただきました皆様へ
早いものであけぼの大豆枝豆の出荷まであと1ヶ月となりました
ご支援いただきました山梨大学との共同研究の成果報告が行われ
その概要を取りまとめました
本日はそのまとめをお伝えいたします
概要についてはサイトでPDFをご覧になれるようにしています
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以下まとめです
山梨大学
農業生産法人レクラみのぶ
共同研究成果報告概要
2019年8月
山梨県身延町特産
あけぼの大豆の味わいを守ってゆくための
生育特性などの調査研究
1.あけぼの大豆の種の確認のための遺伝子型の比較と分析調査
山梨大学大学院 総合研究部 生命環境学域
准教授 大槻隆司
2. あけぼの大豆圃場の土壌環境調査による微生物の状況把握
山梨大学大学院 総合研究部 生命環境学域
助教 片岡良太
まとめ
1.あけぼの大豆の種の確認のための遺伝子型の比較と分析調査
あけぼの大豆の主要で古来から維持されていると考えられる
「曙代表多型」の判定型を示した
↓
〇この判定型との比較で交雑具合が判定できる
〇この判定型との近さで由来と思われる品種の推定ができる
↓
・供試比較した品種中では「在来51-6」と「サクラマメ」が最も近縁
・丹波黒の系統も祖先に含まれる可能性が高い
・いずれも有色種皮品種 → あけぼの大豆は伝聞にある「白変わり」?
※今後も今回の共同研究の延長線で、大豆の遺伝子型の分析は、有償で依頼できる
2. あけぼの大豆圃場の土壌環境調査による微生物の状況把握
〇平地と中山間地のあけぼの大豆を取り巻く微生物多様性に違いが見られた
〇特に中山間地(矢細工)の微生物、微生物層に特長があり、これがあけぼの大豆の特長に
影響している可能性も考えられる
↓
引き続き学内予算で土壌環境調査を実施することになりました
これらの研究で、
あけぼの大豆の種大豆を継いで行くときに
栽培する種大豆を、交雑の少ない大豆の使用を検討する必要がある
また、特長ある微生物や微生物層が、あけぼの大豆の特長に繋がるのであれば
曙地区の種大豆の使用を条件とする裏づけとなり、町外産との差別化になる
今後もあけぼの大豆の遺伝子型の検体数を増やし、
より精度の高い分析結果につなげてゆくことと
微生物、微生物層の地域間比較を続けることで、
曙地区の特長を明確にして、あけぼの大豆の特長を
守ってゆくことへ活用する必要がある
以上です
ありがとうございました