あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
新年1発目ですが、インターネットラジオの話をさせてください。
僕は平成19年4月〜平成20年3月まで無職でした。
その時に、何かやりたいなと思い、当時、仲間と一緒に立ち上げた「SP-ring(スプリング)」という団体で、インターネットラジオをすることにしました。
そのラジオ番組の名前は「ツデラジ」と言いました。
名前の由来は「津でラジオをする」からきています。
お金の話などは一切考えず、とにかく自分たちがやりたいことをやるをモットーに、本格的なPA機材、マイクやヘッドフォンを持っている方にご協力いただき、1年ちょっとぐらい「らじろぐ」という音声ブログを使ってラジオ配信をしていました。
(実際にはもう少し継続していましたが、無職中だった1年がピークでした)
特に台本もなく、お酒を飲みながら夜な夜な録音をし、それを後日音楽をつけて編集し、UPするということを繰り返していました。
お酒を飲みながらなので、グダグダと毒にも薬にもならないつまらないことや下ネタなどを言いながら、完全に自分たちだけが楽しむラジオをやっていました。
誰が聞いているんだろう?と思いながら、自分たちだけが楽しめばいいやと思い配信をしていました。
そんな、本当にくだらないラジオ番組に、ある日、1通のメールが届きました。
それはリスナーからのメールでした。
そこにはこう書かれていました。
「社会人1年目です。来月、初めてのお給料がでます。そこで、いままでお世話になった母親に何かプレゼントをしたいと考えています。何がいいでしょうか」
僕はこのメールを見た時にショックを受けました。
今まで自分たちの好き勝手に、本当にくだらないことを配信し続けていた番組に対し、こんなに心が温まるようなメールをいただけたことに、感謝しつつも良い答えが出せなかった自分がショックでした。
いかに自分が何も考えずにただただ時間を浪費していたのかを考えさせられました。
(誤解ないように補足すると、ツデラジをやっていた時間は充実していて得るものも多かったと思っています)
1秒1秒を大切に…とまではいきませんが、1つ1つの物事に対して、自分で考え、自分で答えを出し、上手くいっても上手くいかなくても、ちゃんと振り返れるようにし、周りの人を大切にする。
そういう思いに駆られました。
年末に昔の拠点の荷物を運び出しました。
この写真の「ツデラジ」の看板が出てきました。
改めて当時の気持ちが蘇りました。
4月以降に僕の仕事の環境が激変します。
あの時の気持ちを強く思い出し、頑張っていこうと思いました。
本年もよろしくお願いいたします。





