
今日はあるお宅を訪問し、本当にいいことをした!と充実することが出来たお話をします。写真と文章で出来るだけ伝わるように努力するので少々お付き合い下さい。
このトップの写真ですが、この注釈がなければ全く普通の家のように見えると思います。築50年は経っていますが、これといっておかしいところはないかと思います。しかし、実はこの家、本当に建物が崩れ去ってしまう危険性がありました。

雨が降れば注釈部分、中庭にも当然雨が溜まります。そして、この中庭は周りより少し高いのが分かるでしょうか?当然水は高いところから低いところへ流れますから、

このように水が流れ、その部分で水が溜まっていきます。もしあなたが建築に携わっている方なら、この写真をみてゾッとしたかもしれません。
もし排水がうまく機能していなかったら・・・

赤で記したコンクリート部分が水の排水溝なんです。そしてこの部分が完全に土で詰まっていました。写真はもう土を取り除いた後なんですけど、ここが詰まってしまうと水が流れなくなるんですね。そして、オーバーして家の中に侵入していくのです。しかもこの家、樋に流れた水が一転集中で流れてくるのです。コの字型の家の屋根の水がすべて集まるように樋や排水を設置しているのです。近年多いゲリラ豪雨。これではもたないのです。


この土溜りが招いた結果が冒頭の写真なんです。もう雨が止み、水が引いた後なんですが土砂降りの中この家に訪問したところ、海のようになっていました。湿気の問題もありますし、なによりも冒頭の写真で「超危険!!!」と書いた部分。木が水に浸かってしまうんですね。これは腐食により劣化を早める大原因になっているのです。ここが腐って柱としての機能がなくなってしまったら・・・。
実はこのお宅を訪問し、これに気付いたのは偶然でした。雨漏りがするから来て欲しいと言われ行ったのですが、屋根から雨漏りしているわけではなく、家の下に水が入っていっているから雨漏りじゃないかと家の方が勘違いしたのが始まりでした。そして僕自身が原因を究明。土つまりが原因でした。
この家、おばあちゃんが一人で住んでいます。
杖をつき、歩くこともままならない90歳くらいのおばあちゃんです。
僕はこのような人にこそ、この点検サービスが必要だと思っていますし、必ずやります。誰に頼んでいいかわからないし、そもそも何が問題なのかも分からない。そういったときに僕らが点検をすることで、おばあちゃんとの交流を図り、何かあったときにはすぐに呼んでね〜、みたいな関係を築き上げたいのです。
人のつながりをつくること。
そして、そのつながりを笑顔で溢れさすこと。
それが僕がやりたいことなんです。点検サービスは「手段」であり、目的は「笑顔あふれる社会にすること」
ちっちゃな僕ですが、大きな志は持っています。もし、僕の想いに共感していただけたなら、僕のことを応援してください!





