<プロジェクトが始まって1週間目のレポートです。>
民族音楽スタジオについて
今日は、民族音楽スタジオを作るにあたり考えていることをお伝えしたいと思います。
まず3つのことを
1.民族音楽・民族楽器の情報発信のできる場所にしたい。
2.ご理解いただけるたくさんの方と一緒になって作り上げたい。
3.お金をかけて立派なスタジオも素敵ですが、箱だけ作るより永く続けられるものにしたい。
たとえば、
「民族音楽」や「民族楽器」の情報はいろいろありますが「楽器のメンテナンス」などについては、まだまだ不十分なのではないでしょうか? 世界の何処に持っていっても同じように鳴る洋楽器やポピュラーミュージックの楽器と比べ、その土地土地の風土から生まれた楽器は、気温や湿度で壊れたり狂いが生じたりさえ起こりかねません。「使い捨て感覚」ならば馬耳東風ですが、そうでないならば、大切に長く寄り添いたいものです。
1970年代、民芸品店などもまだほとんどない時代。もちろん、町の楽器屋にも民族楽器などありえなかった頃に、貴重な楽器をメンテナンスして使えるようにした経験は、現地の演奏家も持って居ないものだと自負します。
そんな価値観の中から、お教えする楽器演奏や、音楽もまた、当然一味違って皆さんに伝わるのではないか、と期待しています。
写真は、吉祥寺時代のスタジオ風景。
無造作に吊るされているようでいて、地震などでもケースに入れて置くよりも安全だったりします。
引き続き、よろしくお願いします。






