2018/03/28 10:54

抱卵した魚はさらに個別の水槽に分けられます

 

抱卵までの育成で臭みのない魚を作りさらにここから出荷までの間に特別な飼料を使うことによってさらに臭みのない魚を目指し養殖していきます

 

ここで重要なのは卵の熟成度合いを細かくチェックすることです

 

当社の養殖池は川の水を使いかけ流しなので水温が他社の池よりも低く年間平均9℃~12℃となっております

養殖に関してこの水温はデメリットも多く成長が遅くなる分魚の太りが悪かったり抱卵時期が遅かったりします

しかしキャビアの養殖に関していうと抱卵から熟成までの見極めが大事な要素となっているので完全に熟成する時期を狙えるという意味で他社ではできないお腹の中での完全熟成がしやすいというメリットがあります

 

抱卵を確認した魚体は卵の卵形を検査し3m以上になるのを待ちます

 

ここが難しく水温や個体差により熟成する速さが違い最高のタイミングを見計らうため何度も少量の採卵をし検査を行います

 

このように水産試験場に協力していただきエコーを使い抱卵検査を行い、

 

 

特殊器具を使い採卵し熟度検査を行います

 

 

何度も検査しようやく初めて熟成しきったキャビアができた時の達成感はなににも代えがたいものがありました

 

そうして8年の歳月を経てようやく熟したキャビアは加工され宮崎HINATAキャビアとして皆様の元へ届けられるようになります